お洗濯のキホン(4/18)

冬の乾燥対策に!洗濯物を部屋干しすることで加湿効果アップ!

Column
2023.01.27

洗濯物は太陽の光でカラっと乾かしたい!という方も多いと思います。
しかし乾燥する冬は部屋干しをオススメします。洗濯物の水分を利用して乾燥する部屋をしっかり加湿していきましょう。
冬場におすすめの室内干しの方法を、4児のママであり、お洗濯研究家の平島利恵がお伝えします!

冬はなぜ乾燥するの?!乾燥の原因とリスクとは?

冬に部屋が乾燥する原因は?

空気中には水分が含まれていますが、水分量は気温によって変わります。暖かい空気は多くの水分を蓄えられますが、冷たい空気は蓄えられる水分量が減少するため、冬は乾燥します。
さらに暖房器具を使い室温が上がることで、空気中に蓄えられる水分量は増えるものの、空気中の水分量が変わらないため、相対的に乾燥した状態となってしまいます。

乾燥によるリスクとは?

肌が乾燥しやすくなるため、肌荒れや唇のカサつきなどの「肌トラブル」「ドライアイ」、喉や鼻の粘膜が乾燥し、菌・ウイルス排出の仕組みが低下することで起こる「感染症リスクの上昇」などが挙げられます。
部屋の乾燥対策として、冬場は「部屋干し」がとても有効です。

部屋干しで乾燥対策!生乾き臭なしで早く乾かすポイントとは?

部屋干しは加湿器よりも効果的

加湿器は、湿度を上げる面積がどうしても限られてしまいますし、電気代もかかりますよね。
部屋干しは、加湿器よりも、湿度を上げる面積が広くなり部屋全体の湿度を上げることが可能になります。

冬の部屋干しの3つのポイント

部屋の中央に干す

窓や壁の近くは空気の逃げ場がなく湿気がこもりやすく、結露やカビの原因になるため、なるべく部屋の真ん中に干しましょう。室内用の物干しスタンドを使用すると便利です。

室内の空気を循環させる

エアコンをかけたりサーキュレーターを回したり、空気を循環させ、効率よく乾かすことで生乾き臭も防げます。
また、洗濯物と洗濯物の間はこぶし1つ分間隔を空け、衣類が空気に触れる面積を広くしてください。

湿度を上げすぎない

理想の湿度は45〜60%と言われています。湿度を上げすぎるとカビやダニが発生したり、生乾きのニオイが残ったりするので湿度管理には注意しましょう。

部屋干しの嫌な臭いを防ぐには、早く乾かすこと!

部屋干しをすると「部屋干し臭」「生乾き臭」が気になるという方も多いのではないでしょうか。この嫌な臭いの原因は、洗濯物に残った雑菌です。雑菌は湿気が大好物で繁殖してしまうため、洗濯物は洗濯が終了したらすぐに干すようにしましょう!厚手の乾きにくい衣類を洗濯するときには、脱水時間を長めに設定するのもおすすめです。

乾燥対策だけではない!部屋干しのメリット

冬の部屋干しは乾きやすい

冬場は日照時間が短く、気温も低いために、外干しだけでは洗濯物が乾きにくくなります。十分な時間外干ししていても、洗濯物を取り込むときにまだ生乾きということもあります。
部屋干しのポイントを押さえておけば外干しより早く乾かすことができ、生乾き臭も防げます。
また天候に左右されることもなく、時間も気にせず洗濯することができます。

花粉やPM2.5などを衣類につけない

冬は季節風の影響で黄砂、PM2.5などが飛んできますし、暖かくなってくると花粉も飛び始めます。このような空気中の汚れは、濡れた洗濯物に付着しやすいのです。特にPM2.5などの粒子が小さい物質は、生地の隙間に入り込んでしまうので、取り込むときにパンパンと払っても落としきれないでしょう。部屋干しなら空気中の汚れを家に持ち込むことを防げます。

洋服の色あせを防ぐ

外干しは、太陽光による殺菌効果が期待できますが、衣類へのダメージも強く、変色や色あせの原因になることも。また、紫外線により繊維そのものの劣化にもつながります。部屋干しすることで衣類がより長持ちします。

冬の乾燥対策として洗濯物を部屋干しすることは加湿効果の他にもメリットが沢山あります。
ぜひ実践してくださいね♩

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