布ナプキン(9/10)

布ナプキンと使い捨てナプキン(紙ナプキン)!どっちがいいの?それぞれのメリットは?

Column
2019.05.31

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布ナプキンと使い捨てナプキン(紙ナプキン)の違いって何?どんなメリットがあるか気になる!

紙ナプキンは普段使っているけど、布ナプキンは使ったことがなくて・・・という方もたくさんいらっしゃると思いますし、そもそも布ナプキンにメリットってあるの?といった疑問もお持ちかと思います。

そんな皆様の生理用品に関する疑問について、4児のママであり、洗濯研究家の平島利恵が「紙ナプキン vs 布ナプキン」にフォーカスして詳しく解説いたします。

布ナプキンと使い捨てナプキン(紙ナプキン)の比較|そもそも何が違うの??

布ナプキンと使い捨てナプキン(紙ナプキン)、素材が違うのは分かるけど具体的に何が違うの?という方もいるのではないでしょうか。
そこで、簡単に布ナプキン、紙ナプキンの素材それぞれの違いから説明します。

布ナプキンの素材

布ナプキンは、その名の通りコットン(綿素材)で作られているものがほとんどです。 

織り方の違いによって、ネル、ニット、ガーゼ、パイル、ワッフルなどがあります。

コットン素材の他にも、リネンを使ったもの、和紙や竹繊維でできているものなどもあります。

また、販売されているほとんどの布ナプキンは防水布が施されていて、漏れないように作られています。


(写真はRinennaの布ナプキン:蒸れにくくつけ心地の良い設計になっています。)

紙ナプキンの素材

紙ナプキンは表面にコットンを用いていますが、その中に経血を固めるための吸水ポリマーや撥水性の不織布などが使用されています。
紙ナプキンと言われていますが、中身は紙ではなく、石油原料のポリエチレンやポリエステルから作られています。

さて、ここまでは紙ナプキンと布ナプキンの素材の違いについて、お話しさせていただきました。

一般的な使い捨ての紙ナプキンは主に合成繊維でできているのに対し、布ナプキンはコットンなどの天然素材でできています。 また、使用後の処理方法も異なります。 使い終わった紙ナプキンは、小さく丸めてサニタリーボックスに捨てることができますが、布ナプキンは捨てずに繰り返し使用します。

布ナプキンと紙ナプキンとの大きな違いは、使用したナプキンを捨てるか捨てないか。
この違いは、実は使用する状況次第でどちらもメリットになるのです!

ここからは、Rinennaが布ナプキンをおすすめする理由についてお話ししたいと思います。

布ナプキンをおすすめする理由

布ナプキンはやわらかな布に経血を吸収させ、それを洗って繰り返し使うものです。 

ゴミにならないので環境負荷が少なく、なおかつ肌に触れる部分のほとんどがコットン(綿素材)のため、お肌に優しく負担がありません。

また、布ナプキンは通気性が良いため、ムレにくくかぶれにくいです。 

布ナプキンを使うようになってから、とても快適に過ごせるようになったというお声や、 市販の使い捨てナプキンを使用していた時には、かゆみやかぶれなどの不快感を感じたりニオイが気になっていたのが、今ではほとんど気にならなくなりました!といったお声もいただいております。 そして、何と言っても布ナプキンは繰り返し洗って使えるので、ゴミが出ずにとってもエコ。 

また、先程の紙ナプキンの素材の中でお話しした高分子吸収ポリマーという石油系の素材ですが、こちらは水を吸ってゼリー状にしてくれるプラスチック素材です。高分子吸収ポリマーは、ゼリー状に固まると冷たくなります。熱を出した時に、おでこに貼る冷却ジェルシートと、同じ働きが起こってしまうのです。この高分子吸収ポリマーに、デリケートゾーンが長時間触れることにより、かゆみやかぶれ、冷えの原因や石油系・化学系製品が触れ続けることで、ホルモンバランスが崩れ、子宮系の乱れの原因、また生理痛の原因にもなります。

紙ナプキン・布ナプキンのメリット・デメリット

ここからは、紙ナプキンと布ナプキンのそれぞれのメリットとデメリットについてお話しします。

紙ナプキンのメリット

・ドラッグストアなどで手軽に手に入る

・種類が豊富で自分好みのものを選べる

・使い終わった後の処理がラク

紙ナプキンのデメリット

・かゆみやかぶれの原因になる場合がある

・毎回使い捨てなくてはならない

・かぶれや蒸れによる不快感を我慢しなければならない

布ナプキンのメリット 

・蒸れやニオイが気にならない・防げる

・かゆみ・かぶれに繋がる蒸れの緩和・解消

・かゆみ・かぶれが軽減・解消される

・繰り返し使用出来るため、経済的でサスティナブル

・ゴミが出ないので環境に優しい

・自分の体と向き合える

・下着のように選ぶのが楽しい

・買い置きが不要

・冷えが改善・解消される

布ナプキンのデメリット

・どこででもすぐに手に入りづらい

・洗濯に手間がかかる

・交換後の持ち歩きが不安

・外出先で使用済みのものを捨てられず、そのまま持ち歩かなくてはならない

・漏れないか心配

などなどありますが、ちょっとの工夫で上手に使っていただけます。

布ナプキンのデメリット対策

☆布ナプキンはおまとめ買いがお得

☆交換後に持ち歩く場合、ジッパー付きの袋を用意しておく

☆お洗濯はRinennaのつけ置き洗いで簡単に汚れを落とせます

布ナプキン使用者の多くが体験するダントツのメリットはムレやかゆみが少ないこと

布ナプキン使用者の声

まず、実際に布ナプキンを使用してみた方の多くの方が感じた布ナプキンの実感を紹介します。

・ムレ、かゆみ、かぶれが少ない
・温かい
・肌心地が良い
・ニオイがマシになる

多くの方の声があったのは、使用してみて感じたことは肌への負担の少なさ。
コットンを使用していることもあり、ナプキンを着けているという感覚がかなり軽減されます。
そして何より温かい。特に今からの季節、外は暑くても中は冷房が効いていて体が冷えてしまったりしますよね。
そんなとき布ナプキンを使用すると、体の冷えがマシになるという声も多いです。
冷えは生理痛の大敵!布ナプキンで体を温めることで、心身ともにホッと安らぎの時間を得られたといことから布ナプキンユーザーが増えているのかもしれません。
また、洗えば何度も使えるので、ゴミを捨てることもなくエコです。

とはいえ・・紙ナプキンユーザーがほとんど。紙ナプキンの良さってやっぱり手軽だから

紙ナプキンによって女性の社会進出が進んだ

次は、紙ナプキンの良いところを紹介します。紙ナプキンは使用したことがある人がほとんどだと思うので、共感する点もあるのではないでしょうか?

・外出先でもすぐに取り替えられる
・もしものときように常備しやすい
・手軽に購入できる
・たくさん種類がある

使い捨てナプキン(紙ナプキン)のメリットとして、手軽さが挙げられます。
使い捨てナプキンはその名の通り、外出先でも使用後はサニタリーボックスに捨てる事ができます。
そして、急にナプキンが必要になったとしてもドラッグストアやコンビニに行けば必ず手に入れられること。
こういった点から、日中、外にいる時間が多いときや普段とは違ったスケジュールのときなどに使用すると便利です。
使い捨てナプキン(紙ナプキン)が、女性の社会進出を進めることができたと言っても過言ではありません。

ナプキンを題材にした感動の映画も

使い捨てナプキン(紙ナプキン)がコンビニやドラッグストアにも置かれて、生理になれば当たり前のように購入できる環境にある日本ですが、
お洗濯や衛生面で課題があるインドでは、現在、紙ナプキンを普及させる活動も進んでいます。
現代のインドで安価な“生理用品”の開発に人生を捧げた男性がモデルになった「パッドマン 5億人の女性を救った男」は、涙なしには観れないくらいです。
洗濯環境が整った日本だからこそ、布ナプキンを使える恵まれた環境だということも気付かせてくれる作品です。

生理用品も気分と場面で布ナプキンと使い捨てナプキンをチョイスしてみましょう

布ナプキン、紙ナプキンそれぞれ違ったメリットがありますよね!
生理用品は上記以外のアイテム以外にもタンポンや最近では月経カップなどもあり、さらに多種多様になりつつあります

布ナプキンは外出時には使うのはためらうけど、帰宅後の家にいる時間や休日ゆっくりしたいとき


また夜眠るときは、よりリラックスしたいという声から夜用の布ナプキンを、また産後の悪露対策の産褥パッドとして布ナプキンを使われれる方も年々増えています。
一方、外出中や旅行中などは好きなタイミングで捨てられる紙ナプキンが便利です。

どちらかだけしか使わないというのではなく、気分や場面に応じて使い分けることで、より快適な生理期間を過ごせることができたらとても良いことですよね。

リネンナの布ナプキンの特徴は!?

Rinennaの布ナプキンは、数日間ある生理の中でも、「最も重たい1日」までも快適に過ごせる事を目指して、自分の身体で使用感を試して試行錯誤を繰り返し、5年の歳月をかけて「つけ心地の良さ」と「吸収性」を兼ね備えた、理想の布ナプキンの開発に成功しました。

布ナプキンなのに漏れない?!

リネンナの布ナプキンは4層で構成されており、コットン生地の吸収体を内側に備え、防水布で経血をキャッチします。漏れにくさ抜群の布ナプキンです。

布ナプキンはふわふわしてつけ心地が良い

リネンナの布ナプキンは、肌に触れる表面生地にはドビー織りを施して心地よいつけ心地を実現しました。

気になる使用感は、普段の下着と変わらずストレスフリーです。
布ナプキンは、厚みのあるものが多いイメージを持たれがちですが、Rinennaの布ナプキンはボリューミーな仕様ではなく、もれにくいけど身体にフィットする薄型なのもポイント。パンツスタイルにもひびかず普段の生活に取り入れていただきやすいデザインです。

Rinenna布ナプキントライアルセット

布ナプキンを試してみたい!続くか分からないけど使ってみたい!という方にはトライアルセットを。布ナプキンはおりもの用のライナーとしても使える小さいサイズ(もちろん布ナプキンとしても使えます)。そして、つけおき洗剤Rinenna#1もお試しで使えるようにトライアルパックがついています。

【トライアルセット】布ナプキン 1枚 + Rinenna#1トライアル2袋
軽い日用2,200/普通の日用2,400/多い日用2,600(税込)
商品詳細

洗剤とバケツつき!布ナプキンスターターセット

届いたその日から布ナプキンを始められるお得なセット。布ナプキン5枚(軽い日用×2枚、普通の日用×2枚、夜用×1枚)と布ナプキンを付け置き洗いする洗剤Rinenna#1とオムニウッティバケツの蓋つきバケツがセットに。

オムニウッティバケツにお湯とRinennaを入れて布ナプキンをつけて、洗濯機にかけるだけ。布ナプキンには興味あるけどお手入れが大変そう・・・と思われる方も多いですが意外と簡単です。オムニウッティバケツは見た目もおしゃれで蓋つきなので家族の目も気になりません。

【スターターセット】布ナプキン 5枚 + Rinenna#1 1箱 + バケツS 1個
14,300(税込)
商品詳細

生理用だけではなく、悪露の産褥パッドや尿漏れにも使えて愛用者続出中のリネンナの布ナプキン。お試しで使ってみたい方、布ナプキンに必要なモノを全部揃えたい方はぜひCheckしてくださいね。

布ナプキンへの疑問や不安を解決

最後に、布ナプキンについてみなさんが疑問に思っていることや不安についてお話しします。

布ナプキンの素材選びは?

布ナプキンの生地を選ぶときは、吸水性・通気性・保温性・放湿性・抗菌性・消臭性といった機能性に注目しましょう。 例えば「経血の漏れが心配」という方は、吸水性が高く目が詰まっているネル生地がおすすめです。 「肌のムレやかぶれが気になる」という方は、通気性の高いガーゼやワッフル生地を選びましょう。

布ナプキンの使用感は?

ムレやニオイを軽減できる化学繊維で作られた使い捨てナプキンは、どうしてもムレや不快なニオイの原因になりがちです。 しかし、布ナプキンは通気性がよく汗もしっかり吸収してくれるので、快適に過ごせます。 特にマイクロファイバーではなくコットンの布ナプキンは付け心地が良いです。

布ナプキンの寿命は?

生地によっても異なりますが、布ナプキンの寿命は3~5年と言われています。 愛着があって捨てられなくて。。。 と10年前後使っている方もいらっしゃいます。 一度揃えてしまえば買い足さず長く使えるので、コスパは◎です。

布ナプキンによるかぶれを防止するには?

ホルモンバランスが崩れがちな生理中に使い捨て紙ナプキンを使用することで、かゆみやかぶれといったつらい肌ストレスにお悩みの方も多いのではないでしょうか。 布ナプキンは、下着と変わらない付け心地で肌への刺激も少ないので、デリケートゾーンのかゆみやかぶれも軽減されます。

布ナプキンの危険性は?

『布ナプキン』が危険と言われる最大の理由は。、繰り返し使うことで起こる「雑菌の繁殖」です。 経血を吸収するよう作られているので、ある程度の厚みがあります。 そのため、乾きにくいのは確かです。大変だと思われがちな布ナプキンの洗濯ですが、いつものお洗濯をする前に、Rinenna#1で布ナプキンをつけ置き洗いするだけで、簡単に汚れをきれいに落とすことができます。

★布ナプキンの正しい洗い方についてはこちら

2022.10.02
布ナプキンの正しい洗い方!つけ置き洗いで簡単に汚れを落とす

布ナプキン、はじめの第一歩

おりものを認める日や生理の終わりかけに布ナプキンを使ってみませんか?

布ナプキンには、軽い日用・普通の日用・多い日用のご用意があります。

初めて布ナプキンを使う方は、まずは生理が終わりかけの量の少ない日や、おうちの中で過ごす休日などから始めてみるのがおすすめです。

この機会にぜひ布ナプキンの使い心地の良さをお試しください。

女性に嬉しい効果がある布ナプキンで、憂鬱になりがちな生理期間を快適に過ごしましょう!  

記事監修
平島 利恵
洗濯研究家
平島 利恵

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。

洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。