4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。うっかり、気づかぬ間に洋服についてしまうファンデーションの汚れ。洗濯機にかけるだけでは汚れが残ってしまう面倒な汚れですよね。ファンデーションの汚れが落ちにくいのには理由があります。今回は、服についたファンデーション汚れの簡単な落とし方を解説します。
服についたファンデーションはなぜ落ちにくい?
ファンデーションの成分は水に対して耐性がある成分
シミには大きく二つの種類があります。
油で溶ける性質の「油溶性汚れ」、水に溶ける性質の「水溶性汚れ」です。
ファンデーションや口紅などのメイク汚れは「油溶性汚れ」となります。
油性の汚れは水に溶けくいため、洗濯機にかけるだけでは落とし切ることが難しい汚れです。
汚れの種類を知ろう
油溶性汚れの例
ファンデーション・口紅などの化粧品、カレー・ドレッシングなどの油が多く含まれる食べこぼし、クレヨンなど
水溶性汚れの例
コーヒー、お茶、ジュース、ワイン、醤油など
ファンデーションが落ちにくいもう一つの理由は、メイクが落ちないように設計されているためです。
ファンデーションは汗をかいても落ちにくい設計で、顔料や鉱物などの粉末(パウダー)に保湿成分などの油(オイル)を混ぜて作られています。
そのため、洗濯機で洗うだけでは落とし切れず、残ってしまうのです。
汚れの種類や成分で使うべき洗剤は変わる
水に溶けやすい「水溶性汚れ」と油に溶けやすい「油溶性汚れ」とでは、汚れの落とし方も使う洗剤も異なります。
ジュースなどの水溶性の汚れは水分が多く、生地の裏側まですぐに染み込んでしまいます。そのため、応急処置としては濡らして固く絞ったタオルなどで叩くように汚れを移しとります。
一方、ファンデーションなどの油溶性の汚れは粒子が大きく、生地についてすぐには浸透しません。ついた直後は生地の繊維の上に付着しているだけの状態です。
慌てて擦ったり水洗いしてしまうと、汚れが繊維の奥に入り込んでしまい、取れにくくなってしまいます。
油溶性汚れにはRINENNA Pro #ZERO
RINENNA Pro #ZEROは、油性汚れにフォーカスした洗剤です。
100種類以上の界面活性剤を配合した超濃縮設計で、落としにくい油性汚れをスルスルと落とすことができます。
中性洗剤なので、ウール・シルクなどのデリケート素材の全体洗いにも使用でき、メイク道具のお手入れ、襟袖の黒ずみの予防など、マルチに活躍します。
汚れは、ついてすぐに処理できれば、生地に負担をかけずに綺麗に落とすことができます。いざという時のお守りに、一家に一本、RINENNA Pro #ZEROを常備しておくと安心です。
RINENNA Pro #ZERO
https://rinenna.jp/collections/rinenna-zero
服についたファンデーションの正しい落とし方完全版!
ファンデーションのついてしまった服の洗濯表示を確認する
まずは、水洗いができる服か、洗濯表示を確認しましょう。
桶マークに×のあるものは、家庭で洗濯できないので、クリーニング店で相談します。
服についたファンデーションの正しい落とし方
服にファンデーションがついた時は、慌てて水洗いしたり擦ったりせず、RINENNA Pro #ZEROや中性洗剤を使って落としましょう。
用意するもの
- RINENNA Pro #ZERO(または中性洗剤・台所用洗剤)
- 歯ブラシ(または部分洗い用ブラシ)
- タオル
手順
- シミの下にタオルを敷く
- シミの繊維の奥まで届くよう、洗剤を塗布する
- ※ZERO以外の洗剤の場合
ブラシで上からトントンと叩く(擦るのはNG) - すすぎ3回以上で洗濯機で洗う
※ZEROは、塗布した後そのまま洗濯機にかけるだけです。
ファンデーション汚れに漂白剤はNG
最近は日焼け止め効果のあるファンデーションも発売されています。
日焼け止め成分として、紫外線吸収剤が含まれる場合、塩素系漂白剤を使ってシミ抜きをすると、化学反応でピンクに変色してしまうことがあります。
ファンデーションの汚れを落とす際は、塩素系漂白剤の使用は控えましょう。
RINENNA#ZEROを使えば服についたファンデーションは秒で落とすことができる!
油性汚れにフォーカスしたRINENNA Pro #ZEROなら、服についたファンデーションの汚れに塗布し、水で洗い流すだけで気持ちいいくらいよく落ちるんです!
ぜひ、実際にファンデーション汚れを落とした動画をご覧ください。
RINENNA Pro #ZEROは、シミを落とした後のおしゃれ着用洗剤として全体洗いにも使える、マルチな洗剤です。ウールやシルクなど、Rinenna#1・#2を使うことのできない素材にもお使い頂けます。
RINENNA Pro #ZERO
外出先でファンデーションが服についた時の応急処置
外出先で洋服にファンデーションがついてしまった時、絶対にやっていけないのは「こすること」と「水洗いすること」です。こすることや水洗いでファンデーションの汚れがより繊維の奥に入り込んで取れにくくなります。
粒子の大きい油溶性の汚れは、すぐには繊維に染み込みません。慌てず洗剤でもみ洗いしましょう。
用意するもの
- ティッシュ(汚れてもよければハンカチ)
- ハンドソープ
外出先でファンデーションが服についた時の応急処置の手順
- 汚れの下にティッシュを当てる
- ハンドソープをファンデーション汚れにつける
- 上から別のティッシュで叩き、下のティッシュに汚れを移す
- ぬるま湯・水でしっかり洗い流す
※その場で落とさなくてもよい場合は、そのままご自宅でZEROをお使い頂くほうが、綺麗に落とすことができます。
※帰宅後、なるべく早く(24時間以内)シミ抜きをしましょう。
時間が経ってしまったファンデーション汚れの落とし方
ファンデーション汚れに漂白剤はNG
日焼け止め成分が配合されたファンデーションの場合、紫外線吸収剤が塩素系漂白剤と化学反応を起こし、ピンクに変色してしまうことがあります。
ファンデーションの汚れを落とす際は、白物であっても塩素系漂白剤の使用は控えましょう。
頑固なファンデーション汚れにはRinenna ZEROを試してみて
時間が経ったファンデーション汚れの場合、汚れが繊維に固着し、繊維を変質させてしまっていることもあります。
一度RINENNA Pro #ZEROで落ちるか、試してみましょう。
普段よりたっぷりZEROを塗布し、5分ほどおいてから、優しくもみ洗いします。そのあとよくすすぎ、汚れが残るようなら、何度か塗布→優しくもみ洗い→すすぎを繰り返しましょう。(すすぎは洗濯機で3~4回して、洗剤残りが無いようにしてください)
※ゴシゴシこすり洗いすると、洋服を傷めてしまいます。
それでも無理ならシミ抜きへ
それでも落ちない頑固な汚れや、デリケートは素材・高価な服は、クリーニング店に持ち込み、相談しましょう。
服についたファンデーションを落とす際の注意点
できるだけ早くファンデーションを落とす
シミはついてからの時間により、落としやすさが変わります。
特に油溶性の汚れはすぐに繊維の奥に染み込むことはなく、ついた直後は、繊維の上に付着しているだけの状態です。
この時にRINENNA Pro #ZEROを塗布すれば、負担をかけなくてもスルスルと汚れを落とすことができます。
外出先でつけてしまった場合は、帰宅後、なるべく早く(24時間以内)シミ抜きをしましょう。
生地を強くこすらない
繊維の上に付着しただけの状態の時に、生地を擦ってしまうと、汚れが繊維の奥に入り込んでしまいます。
洗剤を塗布して洗う際も、ゴシゴシ擦ると繊維を傷めてしまうので、もみ洗いは優しく、ブラシの場合はトントンと叩くようにしましょう。
クレンジングオイルを利用する場合は水でぬらす前に利用する
ファンデーションの汚れがついてしまった時、すぐに水で洗い流したくなりますが、油性汚れであるファンデーションに水洗いは逆効果です。
水で濡らす前に洗剤やクレンジングオイルを塗布するほうが汚れ落ちが良くなります。
漂白剤は使わない
とても大事なことなので何度もお伝えしていますが、ファンデーション汚れに漂白剤は控えましょう。
UV成分の配合されたファンデーションの場合、漂白剤の成分と化学反応し、ピンク色に変色してしまうことがあります。
まとめ
落としにくいファンデーション汚れの落とし方を解説しました。
ファンデーションの汚れは水で落としにくい油溶性の汚れであり、汗・皮脂で落ちにくい設計になっているため、洗濯機にかけるだけでは落とし切ることが難しい汚れです。
ファンデーションの汚れを簡単に落とすなら、油溶性の汚れにフォーカスしたRINENNA Pro #ZEROがおすすめです。
汚れがついてしまった時は、水洗いしたり擦ったりせず、なるべく早くRINENNA Pro #ZEROを塗布してシミ抜きしましょう。また、#ZEROはメイクブラシについたメイク汚れを楽に落とすこともできます。