洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。
暖かな春の訪れとともに、花粉症でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
「外干しから取り込んだ途端、くしゃみと鼻水が止まらない」
「部屋干しをすると、ニオイが気になる」
「布団・シーツのお手入れが出来ずに困る」
そんなお悩みを解消する、花粉症対策のお洗濯術を、4児の母で洗濯研究家の平島利恵がご紹介します!
お洗濯のポイント
花粉のシーズンは、衣服や寝具をよくお洗濯することが大切です。
特に、外出後は新しい衣類に着替え、花粉がついた衣類は早めにお洗濯するようにしましょう。
柔軟剤で花粉の付着をブロック
花粉は静電気によって衣類に付着しやすくなります。
柔軟剤を使用することで衣服の静電気を抑えることができます。
また、柔軟剤には衣服の表面についた花粉を落としやすくなるという効果もあります。
静電気を防止するという点では、静電気防止スプレーの使用もおすすめです。
アウターは花粉がつきにくい素材の着用がおすすめ
ポリエステルやナイロンなどは素材がツルツルしているため、花粉が付着しにくいのでオススメです。
逆にフリースやウールなど表面が毛羽立った素材は花粉が付着しやすいので着用時は気を付けましょう。
大前提として、花粉症の方は、外干しよりも、室内干し・乾燥機の使用がおすすめです。
洗濯物を外干しするのは午前中、早い時間に
花粉はスギ・ヒノキ林から早朝に飛散し、午前中に郊外や住宅地、都市部に飛散していきます。
そのため都市部では、11時~14時昼頃までが1度目の飛散のピークとなります。
午後は一旦落ち着くものの、夕方の冷え込みによる空気中の対流によって、空中を飛散する花粉が地上に到達し、17時~19時頃に再び花粉の飛散ピークが訪れます。
空気中に大量の花粉が飛散する春先には、朝・昼だけでなく、夕方の花粉にも注意が必要です。
外干しをする際は、このピーク帯を避けることで、洗濯物への花粉の付着量を少なくすることができます。
濡れた洗濯物には花粉がつきやすい
湿ったシーツと乾いたシーツを外に干して花粉の付着量を比較すると、濡れたシーツには乾いたシーツの2倍もの花粉が付着することが、ライオンの実験で分かりました。
そのため室内である程度乾かしてから、外に干すと花粉の付着量を抑えることができます。
衣類カバーで花粉からガード
市販の衣類カバーを、洗濯物の上からかけることで、花粉の付着をガードすることができます。
取り込む前に手で振り落とす
洗濯物についた花粉は手で払うことで4〜6割を落とすことができると言われています。
その際、叩くと繊維の中に花粉が入り込んでしまうので、優しく振り落とすようにしましょう。
花粉の大量飛散が予想される日は部屋干しを
花粉の飛散量は、天候によって変わります。
風の強い日は花粉の飛散量が増え、空気が乾燥している日は花粉が舞い上がりやすいため、このような日は部屋干しがおすすめです。
部屋干しのポイント
空気清浄機で室内の花粉を取り除く
せっかく部屋干しをしても部屋の中に花粉が舞っていたら意味がありませんよね。
部屋干しの前には、部屋の窓を閉め切り、空気清浄機で空気をきれいにしましょう。
ニオイ防止のために、早く乾かす
部屋干しの際に発生する、嫌なニオイ。
実は洗濯物に残った雑菌の仕業なのです。
雑菌の繁殖を防ぐため、洗濯の後はなるべく衣類を乾かすようにしましょう。
早く乾かすポイントは、以下の4点です。
- 脱水時間を長くする
- 洗濯物の間隔は、こぶし一つ分開ける
- サーキュレーターなどで風を当てる
- 部屋を除湿する
■詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください
布団・シーツのお手入れ方法
花粉の季節、お布団をずっと外に干せないのも気持ちが悪いですよね。
ですが、花粉の季節に外に布団を干すと、約400万個の花粉を家の中に入れることになるといわれています。
そのため、花粉の季節に布団を外干しすることはお勧めできません。
この時期のお布団のお手入れには、布団乾燥機やコインランドリーの使用がおすすめです。
どうしても外に干したい場合は、飛散のピーク帯である11時~14時昼頃を避けて外に干しましょう。
花粉の季節を少しでも快適に過ごすためには、衣服や寝具などから花粉を取り除くことと、花粉を持ち込まない工夫が必要になります。
お洗濯を工夫することで、少しでも快適にお過ごしいただけると嬉しいです。
まとめ
- 花粉がついた衣類は、外出後できるだけ早めに洗濯する
- 花粉の多い日は室内干し・乾燥機を使い、外干しは飛散のピーク帯を避ける
- 外干しした洗濯物は叩かず、取り込む前に優しく振り落とす
- 部屋干しでは、脱水・間隔・送風・除湿を工夫して早く乾かす
- 布団は布団乾燥機やコインランドリーを活用する









