4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。
夏の帽子、気づくと白い汗染みが浮いていたり、
昨年の帽子を出したら黄ばんで「もう捨てるしかない…」と思った経験、ありませんか?
汗や皮脂、日焼け止めの成分は、時間が経つと繊維にこびりついて変色します。
でも実は、帽子の汗染みも、正しい方法でお洗濯すればきれいに復活できるんです。
家庭の洗濯機で洗えるものも多く、正しい方法を知れば、意外と簡単。
汗をたっぷりかいた日は、放置せずに“洗ってリセット”するのがおすすめです。
蓄積汚れを防ぐことで、変色を予防し、帽子のもちもぐっと長くなります。
この記事では、
「帽子を洗っても黄ばみが残る」「型崩れが怖くて洗えない」
そんなお悩みを解消するプロの洗い方を詳しくお伝えします。
帽子の汗染み・黄ばみはなぜ落ちないの?

汗の99%は水分です。
でも残り1%に含まれるタンパク質・皮脂・ミネラルが、
繊維の奥に入り込み、酸化することで黄ばみや白い輪ジミを作ります。
汗の“酸化”が進むと、時間が経ってから黄ばみが浮き出てくるのです。
一方で、夏の強い紫外線は生地の染料を分解・退色させます。
特に紺・黒・緑などの濃色帽子では、
汗成分と紫外線が反応し、色素が変性して褪せたように見えることも。
つまり、帽子の汗染みや色褪せは、
「酸化した汚れ」+「紫外線による染料の変化」が重なって起こる、
非常に厄介な現象なのです。
擦らず、もみ洗いせず。Rinennaなら、つけ置くだけ

「帽子の汗染みや黄ばみは自分では落とせない」と感じる方も多いですが、
正しい洗剤と温度・時間のコツをつかめば、ご家庭でもプロの仕上がりが目指せます。
洗濯をしても黄ばみが残ってしまいます。
手間をかけなくても、綺麗が蘇る。
実際に黄ばんだ帽子をRinennaで洗うと…
Rinennaのつけ置き洗いで、黄ばんでいた帽子が蘇りました。

>動画で見る
【プロ直伝】帽子の汗染み・黄ばみを家庭で落とす洗い方

用意するもの
- Rinenna#1(または汗のニオイが強い場合はRinenna#2)
- バケツまたは洗面器
- ゴム手袋
- 40℃前後のお湯
洗濯機洗いの手順

- Rinenna#1・#2を40℃程のお湯によく溶かす
- 帽子をしっかり沈め、30分~1時間ほどつけ置き
(浮いてこないように水を入れたペットボトルを重しにします) - 1枚の洗濯ネットに帽子を1つだけ入れ、おしゃれ着コースで洗濯
- 頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し
手洗いの手順

- Rinenna#1・#2を40℃程のお湯によく溶かす
- 帽子をしっかり沈め、30分~1時間ほどつけ置き
(浮いてこないように水を入れたペットボトルを重しにします) - 洗浄液から出し、泡が出なくなるまでよくすすぐ
- タオルに包んで水分を移しとる
- 頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し
ニオイが気になる場合は、Rinenna#2を
Rinenna#2には微量ではありますが蛍光剤が配合されているため、生成りやパステルカラーの帽子には使用をお控えください(色合いが変わってしまうことがあります)
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Rinenna#1 https://rinenna.jp/collections/rinenna-1 |
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Rinenna#2 https://rinenna.jp/collections/rinenna-2 |
帽子(キャップ・ハット)を洗う前に確認を!
洗濯前に、洗濯表示を確認しましょう。


家庭での洗濯が出来ない帽子は、クリーニング店で相談します。
また、洗濯表示に「中性洗剤使用」と記載がある帽子には、
Rinenna#1・#2ではなく、中性のRINENNA Pro #ZEROをご使用ください。
アルカリ性洗剤の使用は、素材や染料によっては色落ちや型崩れの原因になることがあります。
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それでも頑固な黄ばみやニオイを落としたい時は? 「30」と表示されている帽子にRinenna#1・#2を使う場合は、基本的に自己判断(自己責任)となります。 どうしても汚れやニオイを落としたいときは、 |
海外ブランド帽子の色落ちに注意
海外ブランド、特にイタリア製のものは、発色の鮮やかさに重きを置いているため、つけ置きの段階で色落ちすることがあります。ハイブランドの高価な帽子は特に、家庭での洗濯を想定していない商品も多いため、注意しましょう。
万一洗浄液に色がにじみ出た場合は、すぐに取り出し、洗剤が残らないように流水でしっかりすすいでから、タオルに包んで脱水します。

洗濯後の帽子(キャップ・ハット)の型崩れを防ぐコツ

脱水時の型崩れを防ぐため、「キャップ専用洗濯ネット」も市販されています。
干す際は、平干ししましょう。頭の部分を立体的に整えるため、乾いたタオルを詰めておくと、型崩れを予防できます。

ファンデーション・日焼け止め汚れには「Rinenna Pro #ZERO」

帽子の内側には、汗だけでなく日焼け止めやファンデーションの汚れも付着しています。
ファンデーションや日焼け止めは、汗や皮脂でも落ちにくいように設計されているため、洗濯しても繊維の奥に油膜が残りやすい、厄介な汚れです。
そんな時におすすめなのが、油性汚れにフォーカスした「Rinenna Pro #ZERO」。
ファンデーションや日焼け止めはもちろん、口紅などのメイク汚れも、擦らずに“スルッ”と落とせます。

#ZEROでメイク汚れを落としたあとに、Rinenna#1でつけ置き洗い。
この「W使い」で、汗・皮脂・ファンデーション・ニオイをまとめてスッキリ。
生地を傷めず、帽子の本来の色と風合いがよみがえります。
実際にファンデーションが染み込んだ帽子をRinennaで洗ってみると…
染み込み蓄積したファンデーションの汚れも、スルスルと落とせました。
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RINENNA Pro #ZERO |
帽子を長持ちさせる3つのコツ
- 使用後は、陰干しで乾かす
- 汗をかいた後は、こまめに洗う
- 保管前につけ置き洗いで汗汚れをリセッしてから収納する
汚れをためないことが、黄ばみ・ニオイを防ぐ一番のポイントです。
Rinennaの“つけ置き洗い”で、毎日のケアを習慣に
一度きれいにしたら終わりではなく、汗をかいたらこまめに、洗濯を。
汗をかいた日は、つけ置き洗いでリセット。
汚れをためないことで、帽子の色も風合いも長持ちします。
まとめ|帽子の汗染みも“復活洗濯”でお気に入りを長く

汗染みも、黄ばみも、もう諦めなくて大丈夫。
Rinennaなら、擦らず・つけ置きだけで汚れもニオイもスッキリ落とせます。
「お気に入りの帽子をまたかぶれる」
その嬉しさを、ぜひRinennaで実感してください。
今日から、“帽子も洗って育てる”新しい習慣を。













































