花粉シーズンでも外干ししたい!洗濯物への花粉付着を防ぐ5つのコツ【洗濯研究家監修】

花粉シーズンでも外干ししたい!洗濯物への花粉付着を防ぐ5つのコツ【洗濯研究家監修】

平島利恵
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洗濯研究家 平島 利恵

洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。

洗濯物が乾きにくかった冬が終わり、暖かくなってくると悩まされるのが「花粉」です。

花粉シーズンは、外干しをすると室内に花粉を持ち込む要因となるため、症状がひどい方には基本的に室内干しを推奨します。それでも「晴れた日は外干ししたい!」という方も多いですよね。

今回は、花粉シーズンの外干しの注意点と、部屋干しでの臭いを防ぐ室内干しのコツを解説します。

花粉の時期はいつからいつまで?外干しNGの期間

「花粉シーズンっていつから始まるの?」「何月まで注意が必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。花粉の飛散時期は地域や花粉の種類によって異なります。

スギ花粉の飛散時期

地域 飛散開始 ピーク
九州・四国・中国地方 2月上旬 2月下旬〜3月中旬
関東地方 2月上旬 2月下旬〜3月下旬
東北地方 2月中旬〜下旬 3月中旬〜4月上旬
北海道 3月上旬 4月〜5月

ヒノキ花粉の飛散時期

スギ花粉のピークが終わる頃から、ヒノキ花粉の飛散が始まります。ヒノキ花粉のピークは3月中旬〜4月中旬です。

外干しに注意が必要な期間

結論として、2月上旬〜4月下旬は外干しに注意が必要な期間です。特に2月下旬〜4月上旬はスギ・ヒノキ花粉のダブルパンチで飛散量が多いため、花粉症の方は室内干しを基本にしましょう。

5月以降はスギ・ヒノキ花粉は落ち着きますが、イネ科の花粉(カモガヤなど)が飛び始めるため、アレルギーのある方は引き続き注意が必要です。

花粉シーズンの洗濯物の取り扱い方

花粉シーズンの洗濯で気をつけるべきポイントは、「花粉を付けない」ことと「付いた花粉を落とす」ことの2つです。

外干しする場合のポイント

  • 飛散ピーク時間帯を避ける(11〜14時、17〜19時)
  • 軽く乾かしてから外に出す(濡れた状態は花粉が付きやすい)
  • 取り込む前にしっかり払う(手で払うだけで4〜6割落とせる)
  • 柔軟剤を使う(静電気を抑えて花粉の付着を防ぐ)

室内干しする場合のポイント

  • 衣類同士の間隔を開ける(こぶし1つ分)
  • サーキュレーター+除湿機を併用
  • 洗濯が終わったらすぐ干す
  • 洗濯槽を清潔に保つ(月1回の洗浄)

なぜ花粉は洗濯物に付くの?「静電気」がカギ

花粉が衣類に付着するイメージ

花粉が洗濯物に付着する大きな原因は「静電気」です。

乾燥した空気の中で衣類同士がこすれると静電気が発生し、帯電した繊維がまるで磁石のように空気中の花粉を引き寄せます。さらに、繊維表面がザラついていると花粉が隙間に入り込み、手ではたいても落ちにくくなります。

つまり、花粉対策のポイントは①静電気を抑えること②繊維表面を滑らかにすること。この2つを同時に叶えるのが「柔軟剤」です。

花粉対策に柔軟剤が効く理由

柔軟剤に含まれる成分が繊維の表面をコーティングし、静電気の発生を抑えます。さらに、繊維1本1本が滑らかになることで、花粉が繊維の隙間に入り込みにくくなり、付着しても軽く払うだけで落とせるようになります。

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▶ あわせて読みたい:花粉シーズンの柔軟剤、何を選ぶ?洗濯研究家が「No.9」をすすめる理由

花粉対策をしながら外干しをする方法

①花粉の飛散ピーク時間帯を避けて干す

外干しのイメージ

花粉の飛散ピークは1日2回あります。1回目は11時〜14時ごろ(午前中に飛び始めた花粉が都市部に届く時間帯)、2回目は17時〜19時ごろ(気温低下で上空の花粉が降りてくる時間帯)。

おすすめは「朝7時ごろに干して、お昼前に取り込む」サイクルです。夜干しも一つの方法ですが、夜間も花粉はゼロではなく、乾きにくいため濡れた状態で花粉が付着しやすくなる点に注意しましょう。

②軽く乾かしてから外に出す

室内干しで軽く乾かす

濡れたシーツと乾いたシーツを比較すると、濡れた状態には約2倍の花粉が付着するという実験結果があります。室内干しで軽く乾かしてから外に出すと、花粉の付着量をグッと減らせます。

③取り込む際に花粉をしっかり払う

花王の調査によると、外干しした洗濯物に付いた花粉は手で払うだけで4〜6割を落とせるという結果が出ています。取り込む前に必ずはたく習慣をつけましょう。

※出典:「衣類に付く花粉を家に持ち込まないための対策」(花王)

④衣類の素材にも注意

衣類の素材

ポリエステルやナイロンなど表面がツルツルした素材には花粉が付きにくく、逆にニットやフリースなど起毛した素材は花粉が絡みやすくなります。花粉シーズンのアウターは、撥水機能や花粉ガード機能がついたものを選ぶのもおすすめです。

⑤天気予報で飛散情報をチェック

外干しの判断には天気予報の花粉飛散情報が欠かせません。特に晴れて空気が乾燥している日強風の日雨が降った翌日は飛散量が増えるため、これらの日は室内干しに切り替えましょう。

花粉シーズンの部屋干しで生乾き臭を防ぐコツ

部屋干し

花粉シーズンは室内干しの出番が増えます。部屋干しのメリットは、花粉の付着を防げること、天候に左右されないこと、そして紫外線による衣類の色褪せや傷みを防げること。一方でデメリットは、外干しに比べて洗濯物が乾きにくく、生乾き臭が発生しやすいことです。

つまり、部屋干しのコツは「いかに清潔に洗い、短時間で乾かすか」に尽きます。

洗濯のポイント

  • 衣類を詰め込みすぎない:洗濯槽の7割以下に
  • すすぎは2回以上:洗剤残りは雑菌の栄養源になります
  • 脱水時間を長め(6分以上)に:残る水分を減らすことで乾燥時間を短縮(ただし、おしゃれ着は短時間脱水で)
  • 終わったらすぐ干す:洗濯槽に放置は雑菌繁殖の原因に

干し方のポイント

部屋干しのコツ
  • 衣類同士の間隔はこぶし1つ分:風の通り道を確保
  • アーチ干し:長い衣類を外側、短いものを内側に
  • サーキュレーター+除湿機(またはエアコン)を併用:湿気を逃がして乾燥時間を大幅短縮

洗濯槽の掃除も忘れずに

洗濯槽の裏は雑菌や黒カビの温床です。目に見えないからこそ月1回の洗浄を習慣にしましょう。

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花粉シーズンの洗濯のよくある質問

Q. 花粉シーズンは外干ししない方がいい?

A. 症状がひどい方は室内干しが基本。外干しする場合は時間帯と対策を工夫しましょう。飛散ピーク(11〜14時、17〜19時)を避けて朝早く干し、お昼前に取り込むのがおすすめです。取り込む際はしっかり花粉を払い、柔軟剤で静電気対策をしておくと効果的です。

Q. 花粉は何月から何月まで注意が必要?

A. スギ・ヒノキ花粉は2月上旬〜4月下旬がピークです。特に2月下旬〜4月上旬は飛散量が多いため、花粉症の方は室内干しを基本にしましょう。5月以降もイネ科花粉が飛ぶため、アレルギーのある方は引き続き注意が必要です。

Q. 柔軟剤で花粉対策ができるって本当?

A. 本当です。柔軟剤は静電気を抑え、花粉の付着を防ぎます。柔軟剤に含まれる成分が繊維の表面をコーティングし、静電気の発生を抑えます。さらに、繊維が滑らかになることで、付いた花粉も払いやすくなります。

Q. 布団やシーツは花粉シーズンに外干しできる?

A. 花粉症の方は室内干しか布団乾燥機がおすすめです。布団やシーツは面積が大きく、花粉が付着しやすいアイテムです。外干しする場合は、取り込む際に掃除機で花粉を吸い取ると効果的。布団乾燥機があれば、花粉の心配なくふっくら仕上がります。

Q. 花粉が付いた洗濯物はもう一度洗うべき?

A. 軽く付着した程度なら、しっかり払えばOKです。取り込む際に手でしっかり払えば、4〜6割の花粉を落とせます。それでも気になる場合は、すすぎだけでも効果的。洗剤を使わずに水ですすぐだけでも花粉を洗い流せます。

まとめ

洗濯物のまとめ

花粉が洗濯物に付着する一番の原因は「静電気」。だからこそ、柔軟剤で静電気を抑え、繊維を滑らかに保つことが花粉対策の第一歩です。

外干しをする場合は、飛散ピーク(11〜14時、17〜19時)を避けて干す、軽く乾かしてから外に出す、取り込むときにしっかり花粉を払う、を心がけましょう。それでも花粉が気になる日は、室内干しに切り替えましょう。生乾き臭を防ぐには、清潔な洗濯 × 短時間乾燥がカギです。

まだまだ花粉シーズンは続きますが、毎日の洗濯をちょっと工夫することで、少しでも快適に過ごしていただけると嬉しいです。

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平島利恵
SUPERVISOR

平島 利恵

洗濯研究家 / 株式会社Heulie代表 / クリーニング師

東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げる。2013〜2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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