洗剤と柔軟剤の使い方を間違えると衣類にどんな影響が?正しい方法とポイント解説

洗剤と柔軟剤の使い方を間違えると衣類にどんな影響が?正しい方法とポイント解説

洗剤と柔軟剤を間違えた!このまま洗っても大丈夫?

洗濯の時、うっかり洗剤と柔軟剤を入れ間違えてしまったことはありませんか?

そんな時、そのまま洗濯を続けても大丈夫なのでしょうか?
「柔軟剤入り洗剤」も発売されていますが、洗剤と柔軟剤なぜ投入口が分かれているのでしょうか。

実は、洗剤と柔軟剤はそれぞれ全く異なる役割を持っているんです。

今回は、洗剤と柔軟剤の違いと、間違えてしまった場合の対処法について詳しく解説します。

この記事では、以下の内容についてお伝えします。

  • 洗剤と柔軟剤の役割と成分の違い
  • 洗剤と柔軟剤を間違えて投入した場合の影響
  • 間違えた場合の正しい対処法と予防策

洗濯の時には、洗剤と柔軟剤を正しく使い分けることが大切です。間違えてしまったらどうなるのか、ぜひこの記事を読んで確認してください。

洗剤と柔軟剤の投入口を間違えた時どうする? 

洗濯機にかけるとき、洗剤と柔軟剤は、どのタイミングで投入されるのでしょうか。

投入されるタイミング 洗濯の工程
洗剤 初めの給水時 洗い 
柔軟剤 最後のすすぎの水 すすぎ

 

洗剤は、一番初めの給水時に一緒に投入され、「洗い」の工程で、洗剤が混ざった洗浄液で、衣類を洗います。

一方柔軟剤は、一番最後のすすぎの水と一緒に投入され、「すすぎ」の工程で、柔軟剤が入った水ですすぐことで衣類を柔らかく仕上げます。

このように、「洗剤」と「柔軟剤」が投入される工程は、全く違うのです。

そのため、間違って入れてしまうと、どちらの効果も十分に発揮することができなくなり、すすぎ直しが必要になるケースもあります。

洗剤を柔軟口に入れてしまった場合の対処法

洗剤を柔軟剤口に入れてしまうと、一番最後のすすぎの水に、洗剤が投入されてしまうことになります。

洗濯前に気付いた時

柔軟剤ケースを出し、中を空にし、ケースに残った洗剤成分をしっかり洗い流してから元に戻します。

洗濯中に気付いた時

誤って入れた洗剤が投入されるのは、最後のすすぎの工程です。
その前であれば、柔軟剤ケースを出し、中を空にし、よく洗浄します。

すすぎの工程に泡(洗剤成分)が混ざっていたら、洗濯終了後にもう一度すすぎをしましょう。

気づかず洗濯してしまった場合

洗いの工程の後、すすぎをせずに脱水をした状態になってしまいます。

衣類に洗剤成分が残っており、このまま使用すると、お肌への刺激も強いため、洗濯終了後にもう一度すすぎを行いましょう。

再度すすぐ際 に、柔軟剤を使いたい場合は、すすぎ2回以上に設定してください。投入口のお手入れも忘れずに行いましょう。

柔軟剤を洗剤口に入れてしまった場合の対処法

柔軟剤を洗剤口に入れてしまった場合、「洗い」の洗浄液の中に柔軟剤が混ざることになります。

洗濯前に気付いた時

洗剤ケースを出し、中を空にし、ケースに残った柔軟剤成分をしっかり洗い流してから元に戻します。

洗剤を入れた後に柔軟剤も入れてしまった時

洗い直しの必要はありませんが、柔軟剤を洗い流してしまうので、衣類の肌触りのよさを感じられなくなるかもしれません。

また、汚れがたくさんついた衣類を洗っていた場合は、洗浄効果が不十分になり、汚れが残ってしまうこともあります。
汚れ残りが気になる時は、再度洗い直しをするのがおすすめです。

気づかずに洗濯してしまった時

洗剤を入れていない場合は、衣類の汚れが取れていないため、再度洗い直しをしましょう。
洋服につく汚れの多くは、水だけでは落とすことが出来ない汚れが多いです。ニオイも残ります。
洗剤を使うことで、衣類の繊維から汚れをはがすことができるので、洗濯の際にに洗剤は不可欠です。

また、洗剤と柔軟剤を入れ間違えてしまった場合は、すすぎの水に洗剤が混ざった状態となり、衣類に洗剤成分が残ってしまいます。
そのため、すすぎ直しが必要です。

再度すすぐ際 に、柔軟剤を使いたい場合は、すすぎ2回以上に設定してください。

いずれの場合も、投入口のお手入れを忘れずに行いましょう。

洗剤と柔軟剤の違いを理解しよう  

洗剤と柔軟剤の役割と効果の違い  

柔軟剤と洗剤は、洗濯のプロセスで異なる役割があります。

簡単に言えば、洗剤は主に衣類や物品を洗浄し、汚れや油汚れを取り除くのに使用されます。髪の毛で例えるなら、洗剤はシャンプー、柔軟剤はリンスやトリートメントの役割です。

洗剤は洗浄力が重要ですが、柔軟剤は衣類の着心地・風合いの向上に焦点を当てています。

柔軟剤は衣類を柔らかくし、繊維をコーティングすることで衣類の風合いをよくするという役割があります。

洗剤と柔軟剤は洗濯プロセスにおいて異なる役割を果たしますが、共に衣類のお手入れに役立つ重要なアイテムです。

洗剤の役割

洗濯洗剤は、衣類についた皮脂や油などの汚れや菌を、衣類の繊維から浮かせて落とす、洗浄剤です。
衣類に付着する汚れの多くは、水だけで洗濯をしても落とし切ることができません。
洗剤を使うことで、洗剤に含まれている成分が衣類の繊維に入り込み、汚れを繊維から浮かせて落とします。

洗剤には、界面活性剤、酵素、漂白剤、蛍光増白剤、など様々な成分が配合されており、それぞれが相互作用することで衣類を清潔に保ちます。

柔軟剤の役割とは?柔軟剤なしで洗うとどうなる?

柔軟剤は衣類を柔らかくし、着心地をよくする仕上げ剤です。
洗濯機の中で衣類には摩擦や負荷がかかるため、洗濯をするたび衣類本来の質感は少しずつ失われてしまいます。
柔軟剤を使うことで、衣類の繊維がコーティングされ、柔らかに着心地よく仕上がります。

柔軟剤に含まれる成分は、衣類の静電気を抑制し、衣類同士や皮膚との摩擦による発生も減少させます。これにより、着用時の不快な静電気を軽減させます。

柔軟剤を使用することで、洗濯物がしわや折れ目を軽減し、アイロンがけが楽になります。

柔軟剤を入れ忘れてしまったら?

柔軟剤を入れ忘れて洗濯機を回してしまった時も、最後のすすぎまでに投入すれば問題ありません。

洗濯機がまだ動いている場合は、一時停止ボタンを押して洗濯機を止めます。
柔軟剤投入口に柔軟剤を入れて、再開ボタンを押します。
ただし、最後のすすぎが始まっている場合は、この方法は使えないので、どうしても使いたい場合は洗濯後に柔軟剤を投入しすすぎ→脱水を行いましょう。

柔軟剤だけで洗濯してしまった!どうしたらいい?

柔軟剤だけで洗濯してしまった場合、洗い直すのが一番良い方法です。柔軟剤だけでは汚れを落とせないので、洗剤を入れて再度洗濯しましょう。柔軟剤は専用の投入口に入れることが大切です。
 

洗剤と柔軟剤は混ぜても大丈夫?

ここまで読んでいただいた方ならお分かりだと思いますが、洗剤と柔軟剤は役割が異なっているので、特に普段着の場合は分けて使いましょう。

 シャンプーをする際に、リンスを混ぜて頭を洗うようなもので、どちらの成分も十分に発揮することが出来なくなってしまいます。

一緒に投入してはいけない3つの理由

1.効果の低下

洗剤と柔軟剤は役割が違います。

洗剤は衣類から汚れを浮かして落とす役割、柔軟剤は衣類を柔らかくする役割です。シャンプーとリンスのイメージです。柔軟剤がまざることによって衣類の風合い自体は柔らかくなるかもしれませんが柔軟剤を分けていれる方が本来の柔らかさが発揮します。

洗剤は洗剤投入口、柔軟剤は柔軟剤の投入口に分けていれましょう。

2.衣類の汚れ残り

洗剤は汚れを取り除くために設計されているため、柔軟剤の成分と混ぜ合わせることで汚れが衣類に残る可能性が高まります。柔軟剤は最終すすぎの段階で使用するべきものなので、洗いの工程では洗剤を使って洗浄することが重要です。

3.洗濯機の故障

柔軟剤と洗剤を同時に使用することは、洗濯機の故障の原因となる可能性があります。これは、洗剤と柔軟剤が混ざり合い、洗濯機内部に残留物を形成し、配管やポンプに詰まりを引き起こすことがあるからです。

柔軟剤と洗剤は別々に使用し、洗濯機の指示に従って正しい順序で投入することが重要です。

正しく使うことで、洗濯物をより清潔に・柔らかく洗い上げ、洗濯機の寿命も伸ばすことができます。

洗濯機に柔軟剤投入口がない場合は、柔軟剤は投入できますか?

柔軟剤の投入口がない場合は、直接洗濯機に投入しましょう。
ただし、柔軟剤を洗濯の最初から投入してしまうと、洗剤と一緒に柔軟剤が入ってしまうことになります。

上記もしていますが、柔軟剤と洗剤は混ぜてしまうと柔軟剤の効果が十分発揮できないため、面倒ですがすすぎの際に一度停止ボタンを押して柔軟剤を投入します。

手動で柔軟剤を入れるときは、すすぎ開始から最後のすすぎまでに投入してください。

洗剤と柔軟剤の使い方を間違えてもあせらずに対処しよう

洗濯機を回す前 洗濯機を回した後 洗濯終了後
柔軟剤投入口に洗剤

ケースを取り出し、よく洗浄

最後のすすぎ前ならケースを取り出しよく洗浄 すすぎが出来ていないので、もう一度すすぎを行う
洗剤投入口に柔軟剤

ケースを取り出し、よく洗浄

 そのままでも問題ない

※柔軟剤効果減少・汚れ残りの可能性

 そのままでも問題ない

※汚れが気になれば洗い直す

 

洗剤と柔軟剤の使い方を間違えてしまったときは、焦らずに対処しましょう!
間違えたことに気づいたら、すぐに洗濯機を止めて、洗剤と柔軟剤を入れ替えて再度洗濯を行います。
柔軟剤と洗剤の入れ間違いで気を付けてほしいのは、柔軟剤投入口に洗剤を入れてしまった時
衣類がすすげていない状態となるので、この場合は必ずすすぎ直しましょう。

しっかりすすぎができていれば問題はないので、安心してくださいね!
正しく対処をすれば、衣類の汚れをしっかり落とし、きれいに洗うことができます。

投入口を洗浄する時に、洗剤や柔軟剤がこびりついて落ちないときは、少し熱めのお湯を使うのがおすすめです。
ブラシでやさしく洗いましょう。
こびりついた洗剤・柔軟剤は、カビの原因となることもあるので、投入口は定期的にお手入れしましょう!

洗剤と柔軟剤はそれぞれ異なる役割を持っており、投入口もそのために分かれています。
正しく使い分けることで、衣類の汚れや雑菌を落とし、衣類の繊維を柔らかく保つことができます。

洗濯の時には、洗剤と柔軟剤のラベルや投入口の表示をよく確認して、間違えないように注意しましょう!

 

    

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