4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。ペットと過ごす毎日は楽しい反面、体臭や尿臭、粗相臭など、独特なニオイに悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。ペットのニオイを放置すると、臭いが家全体に広がり、清潔感が損なわれてしまうこともあります。今回では、ペット臭の種類と原因、対策法、そしてペット用品の洗い方までを詳しく解説します。ペットと快適に暮らすために、ニオイ対策のコツを押さえましょう!
ペット臭の種類と原因

体臭
ペットの体臭は、皮膚や被毛に溜まった皮脂や汗が主な原因です。特に犬や猫は、定期的にシャンプーやブラッシングをしないと、皮脂が酸化して独特の臭いが強くなります。犬種や猫種、年齢によって体臭の強さも異なるため、日常的なケアが重要です。
細菌
ペットの皮膚や被毛には、常在菌が存在します。これらの細菌が増殖すると、体臭がさらに強くなる原因となります。特に湿気の多い環境や、皮膚病を患っている場合には、細菌が活発に増殖し、臭いがひどくなることがあります。
尿臭
ペットの尿は強いアンモニア臭を持っており、特に粗相をした際はすぐに臭いが広がります。尿の成分が布製品に染み込むと、簡単には落ちにくく、放置すると臭いが取れなくなることも。尿臭は特に絨毯やソファーカバー、ラグなどの大きな布製品に染み込むと厄介です。
粗相臭
犬のウレションや猫のマーキング行為による粗相は、ペット臭の中でも最も厄介なものです。特に猫の尿は臭いが非常に強く、一度家具や床、壁などに染み込むと長期間残り続けます。ペットの粗相はすぐに対処しないと、臭いが強くなるだけでなく、ペットが再び同じ場所で粗相をする可能性が高まります。
ペットの体臭対策
シャンプー
ペットの体臭を防ぐには、定期的なシャンプーが有効です。シャンプーは皮膚や被毛に付着した皮脂や汚れをしっかりと落とすことで、臭いの元を取り除きます。ペットの肌に優しい、低刺激なシャンプーを選ぶことが大切です。
ブラッシング
ブラッシングは、ペットの被毛に溜まった抜け毛や汚れを取り除くだけでなく、皮脂を均等に広げて皮膚の健康を保つ役割もあります。特に長毛種のペットは毛が絡まりやすく、ブラッシングが欠かせません。定期的にブラッシングすることで、体臭の軽減に繋がります。
耳掃除
耳はペットの体臭の原因になることがあります。特に耳が垂れている犬や猫は耳内に湿気がこもりやすく、耳垢が溜まると臭いが発生します。定期的に耳掃除を行い、耳を清潔に保ちましょう。
歯磨き
口臭も体臭の一部です。ペットの歯や歯茎に汚れが溜まると、口臭が発生し、部屋全体に臭いが広がることがあります。ペット用の歯ブラシやガムなどを使用して、口内ケアを習慣化しましょう。
ペットがいる空間の消臭対策
ペットがいる空間では、どうしても臭いがこもりがちです。ペット用品を洗濯することは、ダニ対策にもなり、家全体の清潔感を保つのにも役立ちます。
ペット臭対策用の洗剤を選ぼう
ペット用品の臭いを効果的に取り除くためには、適切な洗剤を選ぶことが重要です。ここでは、ペット臭対策に効果的な洗剤やアイテムをご紹介します。
重曹
重曹は消臭効果が高く、ペット用品の臭い取りにも役立ちます。特にカーペットやラグに散布し、しばらく放置した後に掃除機で吸い取ると、臭いが軽減されます。
重曹使用時の注意点 ペットの臭いや汚れを掃除する際に重曹を撒く場合、ペットが誤って重曹を摂取しないように注意が必要です。また、撒いた後は十分に掃除機で吸い取りましょう。掃除をする際はペットが近づかないように注意し、使用後も周辺を清潔に保つように心がけましょう。 |
クエン酸
クエン酸は尿のアンモニア臭を中和するのに効果的です。ペットの粗相があった場合は、クエン酸水を作って布製品にスプレーし、臭いを消しましょう。
■クエン酸水スプレーの作り方
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消臭スプレー
一時的なケアとして消臭スプレーを活用するのもおすすめです。無香料タイプや、ペットが舐めても安心な成分のスプレーを選ぶと良いでしょう。
スプレーの際は、ペットの体に直接かからないよう注意しましょう。ペットが舐める可能性のある場所にスプレーする際は、十分に乾燥させてから使用します。
消臭スプレーの多用に注意! 消臭スプレーは一時的な消臭に便利ですが、汚れ自体を落とすことはできず、表面の臭いを一時的に隠すだけです。洗濯せずに消臭スプレーを使い続けると、汚れが蓄積し、かえって不衛生になり、臭いの原因が増すこともあります。汚れた衣類は洗濯してリセットすることが大切です。 |
ニオイがごっそり落ちる洗剤 Rinenna #2
消臭効果の高いRinenna #2は、ペット臭もしっかり取り除ける洗剤です。
つけ置きすることで、臭いの元となる汚れもしっかりと分解し、清潔な状態に保ちます。
元々、赤ちゃんの布おむつの汚れを落とすために開発された洗剤なので、粗相の汚れや臭いも、つけ置き洗いでしっかりと落とすことができます。
Rinenna#2をペット用の洗剤にお使い頂く方も多くいらっしゃいます。
ペットが舐めるおもちゃにも使る?
Rinennaは赤ちゃんの衣類や布おむつからお使いただける洗剤です。
洗濯後舐めても安全なものとなっております。ご心配でしたら、すすぎの回数を通常2回から3回に増やしてください。
洗剤の残留がより少なくなり、より安心してお使いいただけます。
Rinenna#2 https://rinenna.jp/collections/rinenna-2 |
ニオイすっきり! ペットのベッドや服を洗ってみよう

ペットのベッドや服は、皮脂や汚れが溜まりやすい場所です。ここでは、洗濯の手順を解説します。
ペットのベッドや服を洗う時に準備するもの
毛やゴミなどを取る
まず、ペットのベッドや服に付着した毛やゴミを取り除きます。洗濯機に毛が絡まないよう、コロコロやブラシでしっかり掃除しましょう。
つけ置く
次に、ぬるま湯にRinenna#1・#2を溶かし、ペット用品をつけ置きします。
汚れや臭いが強い場合は、数時間つけ置きしてから洗濯を行うと効果的です。
洗う
ペット用洗剤を使い、洗濯機の「手洗いモード」や「おしゃれ着モード」で優しく洗います。特に、臭いが残りやすい部分には洗剤を直接塗布しておきましょう。
形を整えて干す
洗濯が終わったら、形を整えて風通しの良い場所で陰干しします。直射日光に当てると生地が傷むことがあるので注意してください。
愛犬のおもちゃも洗ってみよう!
ペットのおもちゃも定期的に洗って清潔に保ちましょう。プラスチックやゴム製のおもちゃはぬるま湯と中性洗剤で手洗いし、しっかり乾燥させてください。
洗濯機でつけ置き洗い!ペット用品の洗い方
ペット臭がひどい場合の対処法
ハウスクリーニング
ペット臭があまりにもひどく、家中に広がってしまった場合は、専門のハウスクリーニングを検討しましょう。プロのクリーニングサービスを利用することで、壁や床、家具まで徹底的に清掃・消臭してもらえます。
愛するペットと快適な空間作り
ペットとの生活を快適に保つためには、定期的なケアと清掃をこころがけましょう。ペット臭は放置すると取り除くのが難しくなりますが、早めの対策とニオイと元となる汚れをしっかり落とす洗濯をすれば効果的に解消できま解消ペットの健康を守り、家全体を清潔に保ちながら、ペットとの楽しい時間を過ごしましょう。
まとめ
今回は、ペットのニオイ対策について、体臭や尿臭、粗相臭などの原因と、それに対する効果的な対策を詳しく解説しました。
体臭には定期的なシャンプーやブラッシング、耳掃除、歯磨きが重要で、ペット用品の洗濯や部屋の消臭には重曹やクエン酸、消臭スプレーが効果的です。特に「Rinenna #2」のような臭いにフォーカスしたアルカリ性粉末洗剤を使用すると、つけ置き洗いで臭いを根本から取り除くことができます。ペットのベッドや服、さらにはおもちゃを定期的に洗うことも清潔な空間を保つために大切です。
ひどい場合はハウスクリーニングを利用することも考慮し、ペットと共に快適な生活を送るための工夫を行いましょう!