＜リン酸背景につきまして＞
環境についてリン酸が入っていることについて、50年ほど前に1970～1980年代頃の環境問題にさかのぼります。
1970年代に各地で藻や赤潮の発生が相次ぎました。その原因として生活排水や工業排水などから様々な栄養素とされる物質が増え「富栄養化※」となった事だとされました。その栄養素の1つとして洗剤に含まれるリン分が排出される事も問題になりました。下水道施設の有無など、他にも様々な要因があったと考えられているようです。
急速に普及した合成洗剤の安全性を疑う声があり、現在の環境省（当時の厚生省）が国内外の学術研究を集大成した1983年に「洗剤の毒性とその評価」を発表し、疑う声を公式に否定しております。参考資料：日本石鹸洗剤工業会（P3 にリン酸の件記載があります）
https://jsda.org/w/02_anzen/pdf/anzentekigou6p.pdf
Rinennaでは、環境省が発表している洗剤の安全性・環境適合性を遵守し、つけおきした洗剤を下水に流すという前提として、使用する量では環境への負荷も低いと考え、弊社で「リン配合製品」の商品化とする事を決めました。今後の商品改良や開発では、使用感の向上はもちろん環境への負荷も軽減できるような製品作りを心掛けてまいります。
※富栄養化とは・・・湖沼や湾などの水域で窒素やリンなどの栄養分が多くなる事。栄養分が多くなる事によって植物性プランクトンが増え、水中の生態系のバランスが崩れる。化学物質等の微生物によって分解されない（生分解性の悪い物質）事によって起こる「有機汚濁」とは異なります。
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