4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。夏場のお出かけには欠かせない帽子ですが、暑い日は出かけて戻ると汗でびっしょり…ということもありますよね。頭から出る汗・皮脂・ファンデーション汚れなどが染み込んだ帽子は、汗で黄変しやすく、汗染みが原因で帽子を捨てたことがある方も多いのではないでしょうか。帽子はご自宅で洗うことができます!そして、Rinennaならつけ置き洗いで放っておくだけでOK!汗染みで変色してしまった帽子も復活できるんです!
帽子(キャップ・ハット)の汗染みが変色する原因
汗による変色
身体の中で最も汗をかく部分が額です。
これは、身体の中で大切な「脳」の温度を一定に保つための仕組みと考えられています。額から出た汗は、帽子の内側の「すべり」部分に蓄積します。
汗の99%は水分です。
残りの1%のうち多くが塩化ナトリウム(塩)で、そのほかに、尿素、尿酸、乳酸、アミノ酸などの有機酸や、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルが含まれています。
これらの汗に含まれる成分の中には、帽子の染料を分解してしまうものが含まれます。
タンパク質汚れによる黄ばみ
汗・皮脂に含まれるタンパク質汚れは、空気中の酸素に触れることで酸化します。付いた時は透明だった汗が黄色く変色するのは、"酸化"が原因です。
帽子は洋服に比べ、洗濯頻度が低いため、タンパク質汚れが蓄積し、酸化しやすいアイテムです。
紫外線の影響
帽子は紫外線の影響を受けやすいアイテムで、着用のたびに紫外線ダメージを受け、劣化していきます。
汗の成分の中には、染料を分解する成分が含まれますが、この成分は紫外線に当たると染色堅牢度(染色の強さ)を低下させる働きをすることも分かっています。
そのため、汗をかいた状態で紫外線に当たると、変色のリスクが格段に高くなるのです。
汚れ別!汗染みの落とし方
帽子(キャップ・ハット)を洗う前に確認すること
まずは、洗濯表示を確認しましょう。
家庭での洗濯が出来ない帽子は、クリーニング店で相談します。
汗・皮脂に含まれるタンパク質汚れ由来の黄ばみの落とし方
帽子の黄ばみは、Rinenna#1を使ったつけ置き洗いで落とします。
汗・皮脂・タンパク質汚れに最強洗剤!RinennaRinennaは、人間の体から出るタンパク質汚れに特化した洗剤です。通常の洗濯では落とせない汚れまで、「誰でも」「手軽に」落とせるよう、徹底的に研究して開発しました。 ニオイが気になる場合は、Rinenna#2がおすすめです。 |
Rinenna#1 https://rinenna.jp/collections/rinenna-1 |
Rinenna#2 https://rinenna.jp/collections/rinenna-2 |
用意するもの
- Rinenna#1 または #2
(生成り・パステルカラーにはRinenna#1を使います) - RINENNA Pro #ZERO (またはおしゃれ着用洗剤)
- 小さめの洗濯ネット
- バケツ
- ゴム手袋
- 水を入れたペットボトル
洗濯機洗いの手順
- Rinenna#1・#2を40℃程のお湯によく溶かす
- 帽子をしっかり沈め、30分~1時間ほどつけ置き
(浮いてこないように水を入れたペットボトルを重しにします) - 1枚の洗濯ネットに帽子を1つだけ入れ、おしゃれ着コースで洗濯
- 頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し
手洗いの手順
- Rinenna#1・#2を40℃程のお湯によく溶かす
- 帽子をしっかり沈め、30分~1時間ほどつけ置き
(浮いてこないように水を入れたペットボトルを重しにします) - 洗浄液から出し、泡が出なくなるまでよくすすぐ
- タオルに包んで水分を移しとる
- 頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し
海外ブランド帽子の色落ちに注意海外ブランド、特にイタリア製のものは、発色の鮮やかさに重きを置いているため、つけ置きの段階で色落ちすることがあります。ハイブランドの高価な帽子は特に、家庭での洗濯を想定していない商品も多いため、注意しましょう。 万一洗浄液に色がにじみ出た場合は、すぐに取り出し、洗剤が残らないように流水でしっかりすすいでから、タオルに包んで脱水します。
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日陰干しがおすすめ
帽子は紫外線の影響で色褪せをしやすいため、干す際は風通しの良い日陰で干しましょう。
洗濯後の帽子(キャップ・ハット)の型崩れを防ぐコツ
脱水時の型崩れを防ぐため、「キャップ専用洗濯ネット」も市販されています。
干す際は、平干ししましょう。頭の部分を立体的に整えるため、乾いたタオルを詰めておくと、型崩れを予防できます。
番外編:帽子(キャップ・ハット)に付いた日焼け止め・ファンデーションの変色に注意!
帽子の内側の「すべり」部分には、汗の汚れだけでなく日焼け止めやファンデーションの汚れも付着します。
日焼け止めやファンデーションは、汗をかいても落ちにくいよう設計されているため、普通に洗濯をするだけでは落とし切れず、残ってしまうことがあります。
帽子についたファンデーション・日焼け止めの汚れは、RINENNA Pro #ZEROで落としましょう!
メイク+汗染みにはRinenna W使い
メイクと汗染みをまとめてスッキリ落とすなら、#ZEROとRinenna#1をW使いしましょう!
手順
- メイク汚れが蓄積した箇所に#ZEROを塗布
- 40℃ほどのお湯にRinenna#1をよく溶かし、30分~1時間つけ置き
(浮いてこないように水を入れたペットボトルを重しにします) - 1枚の洗濯ネットに帽子を1つだけ入れ、おしゃれ着コースで洗濯
- 頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で、平干し
ブラシなどで擦り洗いしなくても、メイク汚れ・汗染み・ニオイをまとめてスッキリ落とすことができ、生地に負担をも少ないのが特長です。
メイク汚れにはRINENNA Pro #ZERORINENNA Pro #ZEROは、油性汚れにフォーカスした洗剤です。 中性洗剤なので、ウール・シルクなどのデリケート素材のおしゃれ着用洗剤としても使え、メイク道具のお手入れ、襟袖の黒ずみの予防など、マルチに活躍します。 |
RINENNA Pro #ZERO |
帽子(キャップ・ハット)の汗染みを防ぐには?
帽子の汗染みを防ぐためには、汚れを蓄積させないことが大切です。
汗をかいた後は風通しの良い日陰で良く乾かし、臭いが染みついたり、黄ばみが発生する前に洗濯しましょう。
帽子(キャップ・ハット)をこまめに洗濯する
シミが発生していない段階であれば、RINENNA Pro #ZEROやお持ちの中性洗剤を使って簡単に洗うことができます。汗をかいた後は、こまめにお手入れして、汗染みによる変色を予防しましょう!
手順
- RINENNA Pro #ZERO(中性洗剤)を40℃ほどのお湯に溶かし、30分ほどつけ置き
- 洗濯ネットに入れ、おしゃれ着コースで洗濯(脱水は1分)
- 帽子の頭の部分にタオルを詰め、風通しの良い日陰で陰干し
シミになっていないものでも、洗浄力の高い#ZEROで洗うとこんなに汚れが!!
汗をかいたらすぐに陰干し
汗をかいたあと、すぐに洗えないときは、風通しの良い日陰でよく乾かしましょう。この時、濡らしたタオルで、汗が染み込んでいる帽子の内側などを軽くトントンと叩いてから干すと◎
風通しの良い場所に保管
帽子を保管する際は、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保管しましょう。長期間保管する場合は、必ず洗ってよく乾かした上で、ホコリなどが蓄積しない場所にしまいましょう。
まとめ
額は人の身体で最も汗をかく場所です。そのため帽子には大量の汗の汚れが蓄積します。この汚れは時間の経過とともに酸化し、黄ばみとして浮き出てきます。
お気に入りの帽子を、綺麗に着用し続けるためには、汗汚れを蓄積させずに、こまめに洗濯をすることが大切です。
普段の洗濯や、帽子についたファンデーションの汚れは、RINENNA Pro #ZEROを使って落としましょう。
黄ばみや変色が起こってしまった場合は、Rinenna#1・#2を使ったつけ置き洗いで、染み込んだ古い汚れを溶かし出します。帽子に嫌なニオイが染みついてしまった時もつけ置き洗いが効果的です。
帽子を洗った後は、型崩れを予防するため、頭の部分にタオルを詰めます。
紫外線による色褪せを予防するため、風通しの良い日陰で良く乾かしましょう!
帽子はしっかりお手入れして、お気に入りを長く着用しましょう!