知らないと損!?洗濯ネットの正しい使い方|メリットや使う際のポイントを解説

知らないと損!?洗濯ネットの正しい使い方|メリットや使う際のポイントを解説


4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。お洗濯の必需品といえば洗濯ネットですよね!洗濯ネットは使っているものの、“なんとなく”洗濯ネット に入れて使っている方も多いのではないでしょうか?「入れてもぐちゃぐちゃになる」「どんな時に使えばいいのか分からない」という方は、 洗濯ネットの正しい使い方を知って、お気に入りの服をもっと綺麗にお洗濯しましょう!


洗濯ネットって必要?どんな効果があるの?

洗濯ネットが必要な理由・使うメリットは?

洗濯ネットは洗濯槽の中で衣類が引っ張られたり、擦れたり、絡まったりするのを防ぎ、衣類の繊維を保護しながら洗濯できるアイテムです。

デリケートな素材の洗濯に使うのはもちろんですが、最近は毛布などを洗える大型洗濯ネットや、靴・帽子を洗える専用洗濯ネットも市販されており、ご自宅の洗濯機で様々なものをもっと簡単に・綺麗に洗うことができるようになりました。

ごみの付着や毛玉の発生を防ぐ

洗濯ネットに入れることで、他の衣類との摩擦を抑え、ニットなどの毛玉・毛羽立ちを予防することができます。また、他の衣類から出たごみの再付着も予防できます。

洗濯ネットを活用することで、買った時のような綺麗な状態を保ちながら洗濯することができます。

濡れた服の摩擦による色移りを防ぐ

衣類の染料は、水に濡れることで溶け出しやすくなります。
染色の甘い(堅牢度の低い)衣類は水に濡れ、擦れることで色移りを起こすリスクがあります。

洗濯ネットに入れて洗濯すると、擦れを予防できるので、他の衣類からの色移りが予防できます。

服が絡まるのを防ぐ

洗濯槽の中では、パルセーターによる強い水流により衣類の汚れを落とします。
洗濯ネットに入れて洗濯すると、強い水流の中でも衣類同士が絡まることがなく、衣類の傷みを予防できます。

傷みやすい服のダメージや型崩れを防ぐ

洗濯槽の中で他の衣類と絡まり合い引っ張り合うことで、型崩れを起こしてしまうことがあります。
洗濯ネットに入れて洗濯すると、1枚ずつ保護しながら洗うことができるので、型崩れや衣類ダメージを予防することができます。

マイクロプラスチックの流出防止にも

マイクロプラスチックとは、5mm未満の微細なプラスチックごみのことで、近年、海洋生態系への影響が懸念されています。このマイクロプラスチックは洗濯によっても発生します。

合成繊維を洗濯する際に発生する繊維くずはプラスチックの一種で、マイクロプラスチックファイバーと呼ばれます。洗濯で排水された中に、ファイバーが含まれ、下水処理で処理しきれないものがそのまま川や海に排出されてしまいます。

衣料品から出るマイクロプラスチックの流失防止のために使用が呼びかけられているのが、洗濯ネットです。
より細かい網目(0.05㎜)の洗濯ネットを使うことで、マイクロプラスチックの流失に効果があると言われています。

※出典「衣料品から出るマイクロプラスチックの流出防止リーフレット」
https://www.env.go.jp/content/000080958.pdf

洗濯ネットの基本の使い方をマスター!

洗濯ネットを使った方がよい衣服とは?

シワ・傷み・型崩れを予防したい衣類、デリケートな素材のものはもちろんですが、大型の毛布・カーテン等も洗濯ネットに入れて洗濯します。

色移りを防ぎたい衣類を入れる

衣類の染料は、濡れることで溶け出しやすくなるため、濡れた状態で擦れると色移りすることがあります。

色移りを防ぎたい服は、洗濯ネットに入れることで擦れによる色移りを予防できます。

※色落ちする可能性があるおろしたて服は、単独で洗いましょう。
※色移りしたくない白物は、色物とは分けて洗濯しましょう。

装飾が付いた衣類を入れる

ボタンや繊細な装飾がついた服、レースなどのデリケートな服はそのまま洗濯機にいれると傷んでしまうことがあります。
デリケートな装飾がついた服は、より保護力の高い厚手の洗濯ネットに入れましょう。

型崩れしやすい衣類を入れる

 

ブラジャーやキャップ、Yシャツなど、型崩れが心配な服も、洗濯ネットに入れることで型崩れを予防しながら簡単に洗濯ができます。

ドラム式洗濯機は小さなものに注意


赤ちゃんの靴下、ハンカチ、ショーツなど小さなものをドラム式洗濯機にそのまま入れて洗うと、ドラムの隙間に入り込んで取れなくなってしまうことがあります。
洗濯ネットに入れて、ドラムの奥に入れるようにしましょう。

 

洗濯ネットの基本的な使い方

便利な洗濯ネットですが、「とりあえず入れる」だけでは十分に効果を発揮できません。
正しい衣類の入れ方・使い方を知ってもっと綺麗にホームケアしましょう!

洗濯ネット1袋に1着が原則!詰め込みすぎはNG

洗濯ネットに沢山の衣類をまとめて入れるのはNG!!
せっかく洗濯ネットに入れたのに、洗濯ネットの中で衣類同士が絡まり合ってしまいます。

1枚の洗濯ネットに、洋服も1枚だけ入れましょう。

シワをつけたくない衣類は畳んで洗濯ネットに!

洗濯ネットは、大は小を兼ねません!
洗濯ネットに入れる際は、洗濯ネットと同じ大きさに畳んでから入れます。
余裕のありすぎる大きな洗濯ネットに衣類を入れると、洗濯ネットの中でぐしゃぐしゃに丸まってしまい、逆に小さすぎるネットに小さく畳んで入れると、シワの原因になります。

洗濯ネットに入れる際はボタン、ホックは全て止めておく

洗濯ネットに入れる前に、ボタン・チャックなどをしっかり閉めましょう。
開けっ放しで洗濯すると他の衣類を傷つけたり、チャック・ボタンを破損してしまうこともあります。

ビジューなど飾りのついた衣服は裏返して洗濯ネットに

繊細な装飾がついた衣類や、毛羽立ちを抑えたいニット、プリント柄のTシャツなどは、裏返してから洗濯ネットに入れると安心です。

なるべく厚手の洗濯ネットを選ぶと、衣類を保護しながら洗濯できます。

ファスナーの引き手を端のゴムにしまう

洗濯ネットのファスナーの端には、引き手をしまうためのゴムがついているのをご存知ですか?

洗濯ネットに入れた後は、ファスナーを最後までしっかり閉め、引き手は端のゴムにしまいましょう。
これを忘れると、引き手で他の衣類を傷つけてしまうことがあります。

乾燥機にそのまま入れるのはNG

乾燥機にかける際は、洗濯ネットから出しましょう。
乾燥機は温風を当てながら衣類を乾かしますが、洗濯ネットに入れたままだと内側を乾かすことができず、乾燥不良・シワの原因になります。

洗濯ネットを使う時のポイント

汚れの目立つ部分を外側に

洗濯ネットに畳んで入れると、畳まれた内側部分は水流の力が作用せず、汚れを落とすことができません。
汚れ・シミがある場合には、RINENNA Pro #ZEROを塗布し、汚れが洗濯ネットの表面に来るように畳みましょう。

おしゃれ着についたシミを落とすなら、RINENNA Pro #ZERO

おしゃれ着にうっかり汚れがついてしまった時には、RINENNA Pro #ZEROを塗布し、塗布した部分が表面になるように畳んで、洗濯ネットに入れましょう。

RINENNA Pro #ZEROは100種類以上の界面活性剤を配合しており、スポイトで1ショット塗布するだけでメイク汚れ・食べこぼしの油汚れにも作用します。

 

 RINENNA Pro #ZERO

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衣服のサイズに合った袋に入れよう

このように、洋服に対して大きすぎる洗濯ネットを使うと、洗い上がりがぐしゃぐしゃになってしまいます。

 

衣類と同じ大きさの洗濯ネットを選びましょう。
洗濯ネットは、大中小様々なサイズで、厚手のもの、粗めのもの、マチがあるものなどを用意しておくと便利です。

汚れ落ちを重視したいときは目の粗いネットに入れる

目の粗い洗濯ネットと厚手の洗濯ネットとでは、目の粗い洗濯ネットのほうが汚れ落ちが良くなります
汗をかいた服、汚れが付いた服を洗濯ネットに入れる場合は、粗めの洗濯ネットを選びましょう。

臭いが気になるときは裏返す

臭いは、身体から出た汗・皮脂などの汚れが、酸化することで発生します。
皮脂・汗の汚れは衣類の内側につくので、臭いが気になるときは裏返してから洗濯ネットに入れましょう。

洗濯ネットを使うデメリットとは?

洗浄力が低下する

洗濯ネットに入れると、洗浄力は弱まります。
特に畳んで入れた内側の部分は、水流の力で汚れを落とすことができません。

そのため、肌着など直接肌に触れ、汚れが付着しやすいものや、汗をたくさん吸い込んだ服は、洗濯ネットに入れずにしっかり洗う方がよいでしょう。

おしゃれ着で汗をかき、汚れを落としたいときには、洗濯ネットに入れた状態でRinenna#1でつけ置き洗いをした上で、洗濯機に入れるのがおすすめです。

 Rinenna#1でのつけ置き洗い前に洗濯ネットに入れる

汚れを落としたいデリケートな服、大型のカーテンなどは、洗濯機洗いの前にRinennaでつけ置き洗いをすると、生地に負担をかけずにしっかり汚れを落とすことができます。

その時のコツは、あらかじめ洗濯ネットに入れておくことです。
つけ置き後、濡れた状態でネットに畳んで入れ直すのは難しいので、乾いた状態のうちに畳んで洗濯ネットに入れましょう。

 

 Rinenna#1

https://rinenna.jp/collections/rinenna-1

使い方を間違えるとしわになったり洗えていない部分が起こる

便利で手軽な洗濯ネットですが、使い方を間違えると逆にシワになってしまうこともあります。

 

例えばこのように、1つのネットに複数の衣類を詰め込んだり、衣類に合わない大きさのネットを使うと、洗濯ネットに入れた意味がなくなってしまいます。

洗濯ネットにいれたのにシワシワになる・ぐしゃぐしゃに洗い上がるという方は、洗濯ネットの入れ方をもう一度見直しましょう!

ここまで詳しく洗濯ネットの使い方を解説してきました。
もっと詳しく知りたい方は、Youtubeも併せてご覧ください。

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