介護における洗濯は、汚れやニオイとの戦いでもあります。特に排泄物の漏れや体臭などは、洗濯機にかけてもなかなか取りきれず、介護者にとっても当事者にとっても心の負担・ストレスとなることが少なくありません。この記事では、そんな悩みを解消し、介護の洗濯をもっと楽にするためのコツやおすすめの洗剤選びについて、洗濯研究家の平島利恵が詳しく解説します。負担を減らしながら、清潔で快適な介護生活をサポートしましょう。
介護の洗濯で悩んでいる方へ!洗濯洗剤選びのポイント
介護の現場では、洗濯に関する悩みがつきものです。
尿・便の臭いや汚れ、体臭などの頑固な汚れは、普通の洗剤ではなかなか落ちず、もみ洗いも精神的に大きな負担となります。
介護の負担を減らしながら、大切なご家族の衣類を清潔に保つためには、どのような洗剤を選べばよいのでしょうか。
介護用洗剤を選ぶポイントとは?
介護で悩みの種となる、排泄物や体臭の臭い・黄ばみをしっかり落とし、清潔な状態を保つことが大切です。そのためには、身体から出るタンパク質汚れに強く、洗浄力の高い洗剤を選ぶことが大切です。
酸化した排泄物の汚れと相反する、アルカリ性の洗剤を使うことで、汚れを化学的に中和し、落としやすくします。液体洗剤より粉末洗剤の方が洗浄力が高いため、介護の汚れにはアルカリ性粉末洗剤を選ぶのが良いでしょう。
洗浄力が高いと肌への負担も大きいのでは?
高齢の方は、お肌のトラブルを抱えているケースもあると思います。
高洗浄の洗剤は、直接肌に触れると刺激になりますが、洗濯時に正しいすすぎを行えば、汚れとともに洗剤成分もしっかり洗い流すことができます。 マイルドな洗剤で汚れを蓄積させるのではなく、汚れをしっかり落とした"清潔な衣類"を身に着けることが大切だとRinennaは考えています。
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尿臭や黄ばみを徹底的に落とす洗剤とは?
尿に含まれる尿素やアンモニアなどの化合物は、通常の洗剤では落とし切るのが難しい汚れです。更に尿に含まれるの細菌が繊維の中で増殖し、悪臭の原因にもなります。
尿が付着し、時間の経過により汚れが酸化すると、シミや臭いが繊維に定着してしまうため、取り除くのが難しく、特に吸収性の高い下着ではシミになりやすい傾向があります。
排泄物の汚れは、ついてからなるべくすぐに洗うことが鉄則です。
洗剤を選ぶ際は、臭いや汚れを落とす「漂白剤」、タンパク質汚れを分解する「酵素」が配合されているものを選びましょう。
漂白剤の選び方と使い方
強い臭いや汚れには、漂白剤を使用するのもおすすめです。
漂白剤は、衣類についた汚れの色素ごと化学変化で落とすことができます。色素だけでなく除菌・殺菌効果もあるため、臭い対策としても有効です。
ただし、毎回使用していると、繊維を傷め、生地が傷んだり肌触りが悪くなってしまうことがあります。日常的には洗剤で汚れを落とし、それでも落とし切れない頑固な汚れに漂白剤を使用しましょう。
Rinnnaなら介護の洗濯悩みをすっきり解決!日々の家事を楽に!
Rinennaはもともと、布おむつについた赤ちゃんのウンチの汚れを、もみ洗いなしで・誰でも簡単に・安全に落とせるよう開発された洗剤です。
身体から出るタンパク質を分解する酵素を贅沢に配合し、排泄物や体臭などの汚れ・臭いを元からスッキリと落とすことができます。
介護の汚れでは、「落ちないこと」「もみ洗い」が心的ストレスになることも多いと思います。
Rinennaなら、汚れた衣類をつけ置きし、そのまま洗濯機にかけるだけでOK!
ご自身の労力をかけなくても、汚れがしっかりと落とせ、心が軽くなる洗剤です。洗濯の3大悩みを解決する洗濯洗剤です。
お客様からの声
洗剤はとてもいい香りで、我が家では介護のじぃちゃんの洗濯物を洗うのに使っています。よくある汚れがよく落ちる洗剤や臭いに特化した柔軟剤は匂いがきつくて気分が悪くなるのですが、これなら安心して使えます。
3年ほどリピートしています。
子供が小さかった頃から、安心して使えています。
今は、高齢の親の洗濯物にも使うと匂いと汚れがよく落ちます。洗濯物が、全体的にすっきり仕上がるので手放せません。
知人にお裾分で教えて頂いて高齢の両親の洗濯用に購入しました。つけ置きしているだけで揉み洗いしなくて済むので、洗濯が楽になりました。
汚れの種類別!適切な洗剤の選び方
排泄物による汚れ
排泄物の汚れは、たんぱく質汚れにフォーカスしたRinenna#1・Rinenna#2がおすすめです。
Rinenna#1と#2の違いは、①蛍光剤の有無 ②臭いへのフォーカス です。
Rinenna#2には蛍光剤が配合されており、白物がよりパキっと白く仕上がりますので、肌着・シーツなど、白物の洗濯が多い場合は、脱臭効果の高いRinenna#2がおすすめです。
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汗・皮脂・体臭
汗や皮脂、体臭を落とすのも、身体から出るニオイと汚れにフォーカスしたRinenna#1・Rinenna#2がおすすめです。
食事による汚れ
食べこぼしの汚れには、シミ抜き剤のRINENNA Pro #ZEROが便利です。
ZEROは中性設計となり、漂白剤を配合していないため、色柄物でも安心してお使い頂けます。
つけ置きの時間も不要!汚れにZEROを塗布し、洗濯機にかけるだけ。
もみ洗いの手間もかからず、食べこぼしの汚れをスッキリ落とすことができます。
食べこぼしの油×色素にはW使いがおすすめ!
RINENNA Pro #ZEROには漂白剤を配合していないため、ケチャップやカレーなどの色素の汚れは落とし切れない場合もあります。そんな時は、ZEROを塗布した上で、Rinenna#1・#2でのつけ置き洗いがおすすめです。 |
介護の洗濯を楽にする!洗濯のコツ
色柄物と白物を分けるメリット
色柄物と白物は分けて洗濯するのがおすすめです。
白い肌着などに、汚れが付いた場合は、塩素系漂白剤での漂白も可能です。
塩素系漂白剤は強い殺菌効果もあるため、排泄物汚れの除菌ができるメリットも。特に嘔吐してしまった時、体調が悪い時ときの排泄物汚れは、塩素系漂白剤でしっかり漂白・殺菌をすることも大切です。
ただし、塩素系漂白剤は白物にしか使うことができません。
また、非常に強い薬剤になるため、衣類の繊維が傷んでしまうことがあります。特に下着や靴下のゴムを劣化させてしまうため、毎回のつけ置きは避けるほうがよいでしょう。
洗たく物の仕分けは汚れごとがベター
排泄物の汚れが付いた衣類を他の衣類と一緒に洗濯しても、しっかり洗って濯げば、物理的には汚れは下水に流れます。
でも、排泄物のついた衣類と他の衣類は分けて洗いたいですよね。
特に、体調が悪い際の嘔吐物・排泄物がついた衣類・タオル・シーツには、菌が付着している可能性もあるため、必ず洗い分けましょう。
ため込まずにこまめに洗う
汚れや臭いは、衣類に時間が経つほど染み込んでしまいます。汗が染み込んだ洗濯物や体臭が気になる洗濯物、排泄物の汚れが付着した洗濯物は、24時間以内に洗濯するよう心がけましょう。
こまめに洗い、一度に洗う量を減らすことで、洗濯機の水流が働き、しっかりと汚れを落とすこともできます。
洗たく機にものを詰め込みすぎない
衣類を詰め込むと、洗濯機の中で衣類が回らず、水流の力でしっかり洗えないため、汚れが残ってしまいます。
介護の洗濯物は、臭いや汚れが強いものが多いため、衣類量を減らし、しっかり洗いましょう。
Rinennaならつけ置き後に洗濯機で洗うだけ
Rinennaは、家事の手間を減らすことを目指して開発した洗剤です。
つけ置き洗いの後は、洗浄液ごと洗濯機へ。汚れた衣類を触らなくてよいので衛生的で、精神的にも感染症対策としても効果的です。
Rinenna洗剤の使い方
Rinennaを使えば、もみ洗いなしで排泄物の汚れをスッキリと落とすことができます。時間や労力をかけずに、洗濯のストレスを減らしたい方におすすめです。
使い方はとても簡単!
- 40℃ほどのお湯に、Rinenna#1または#2をよく溶かします
- 衣類を入れ、1~2時間つけ置き洗いします(排泄物の場合は1晩)
- 洗浄液ごと洗濯機にいれ、洗濯をします(すすぎ2回以上)
- 天日干しします
排泄物汚れをつけ置きした洗浄水ごと洗濯槽に入れるのは不衛生?
洗濯機ですすぎを2回以上すると、物理的に汚水は下水に排水されます。衛生的に心配な場合は、衣類を取り出し、一度脱水してから洗濯をしましょう。
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Rinennaは、排泄物汚れだけでなく、経血や汗ジミなど身体から出る皮脂の汚れや、体臭・加齢臭・汗臭も落とすことができるので、ご家族の身体から出るあらゆる汚れに対応でき、家事を楽にする便利なアイテムです。
Rinennaを使った排泄物汚れのつけ置き洗いの注意点
ティッシュであらかじめ固形物を取り除く
固形汚れは、トイレットペーパーで、なるべく取り除きます。
素手では触らない
排泄物には細菌や病原体を含む可能性があるため、直接触れると感染のリスクがあります。ゴム手袋を使いましょう。
少なめの衣類量でしっかり洗う
排泄物汚れを洗濯機にかける際は、衣類の量を少なめにしましょう。
洗濯物の量が少ないほど、しっかり洗うことができ、汚れがよく落ちます。
高温のお湯は使わない
便はタンパク質汚れなので、50度以上のお湯を使うと固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます。40℃ほどのお湯を使用しましょう。
洗濯機にかける際はすすぎ2回以上
汚れ・臭いを落とすために、すすぎの工程は最も重要です。
介護で衣類を洗うときは、必ずすすぎ2回以上、お肌の弱い方の場合は3回以上に設定し、汚れが酷い時は注水すすぎを活用しましょう。
日光に当てて殺菌する
排泄物で黄ばんでしまった衣類は、外干しするのがおすすめです。
太陽光に含まれる紫外線は、細菌を殺菌し、汚れを分解するため、衣類をより白く清潔に保つことができます。
洗濯機が臭う!洗濯機についた排泄物の落とし方
介護の洗濯をした際に洗濯機が臭う
洗濯物に、排泄物の臭いが残ってしまった時は、洗濯槽クリーナーで洗浄します。殺菌までしっかり行いたい場合は、洗濯機メーカーが出している塩素系クリーナーを使用しましょう。
介護の汚れを頻繁に洗濯している洗濯機には汚れが蓄積しやすいため、月に一度は必ず、洗濯槽クリーナーで漕洗浄をしましょう。
洗濯機についた排泄物の落とし方
万一、洗濯機に排泄物が残ってしまった場合は、ゴム手袋をつけて固形物を取り除きます。その後、洗濯槽クリーナーで洗濯槽の洗浄をしましょう。
まとめ
介護における洗濯は、単なる家事ではなく、清潔で快適な生活を維持するための重要な作業です。適切な洗剤で、効果的に洗濯し、定期的な洗濯機のメンテナンスをすることで、介護の洗濯に関する多くの悩みを解消できます。
Rinennaは、もみ洗いなしで強力な汚れを落とすことができるため、介護者にとっても大変便利なアイテムです。介護にまつわる家事を少しでも楽にし、心を軽くするためのツールとして、ぜひご活用ください。
清潔な衣類は、介護を受ける方の尊厳を守るうえでも大切なことです。この記事で紹介した方法を参考に、より快適な介護生活の実現に向けて、一歩ずつ改善していきませんか?