介護の洗濯は、洗うだけでは終わりません。
何度洗っても残るアンモニア臭。乾くとまた戻ってくるニオイ。ゴシゴシと手でもみ洗いしていると、手は荒れ、気持ちまで消耗していく——。
そして、ご本人の前では何も言えず、ひとりで抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、介護の洗濯のニオイや汚れが落ちにくい本当の理由と、もみ洗いなしで清潔に保つための方法を、洗濯研究家・平島利恵が解説します。
- 洗っても、乾くとまたアンモニア臭が戻ってくる
- ゴシゴシもみ洗いで、手が荒れていく
- ご本人の気持ちを思うと、強く言えない
- 「私が頑張らなきゃ」と、ひとりで抱え込んでしまう
そのつらさは、当然のことです。そして、手間をかけないことは、手抜きではありません。
洗っても落ちない・ニオイが戻る理由
「洗い方が悪いのではないか」と自分を責める方もいますが、それは違います。落ちにくいのには、汚れの性質に理由があります。
① たんぱく質が繊維に固着している
尿や便に含まれるたんぱく質は、水に溶けにくく、繊維の奥に張りついてしまいます。特に下着やシーツなど吸収性の高い素材は汚れが内部まで入り込みやすく、普通の洗剤では太刀打ちできないことがほとんどです。
② 乾くとニオイが繊維の奥に定着する
尿素は時間が経つと細菌によって分解され、強烈なアンモニア臭を発生させます。乾燥するとたんぱく質が繊維の奥で固まり、ニオイも一緒に定着してしまいます。「洗っても乾くとまたニオイが戻る」のは、繊維の奥に汚れが残っているからなのです。
③ だから「つけ置き洗い」が有効
表面をこするだけでは届かない場所に、洗浄液をゆっくり浸透させる。それがつけ置き洗いです。
介護の洗濯に適した洗剤の選び方

介護の洗濯には、たんぱく質汚れを分解する「酵素」と、アルカリ性の洗浄力を持つ洗剤が適しています。市販洗剤の多くは香りでニオイを覆うだけですが、汚れ自体を分解して落とす洗剤を選ぶことが大切です。
洗浄力が高い洗剤は肌への負担が心配?
正しくすすぎを行えば成分は衣類に残りません。マイルドな洗剤で汚れを蓄積させるより、しっかり落とした清潔な衣類を着ていただく方が大切です。
もみ洗い不要。Rinennaならつけ置きだけ。
Rinennaはもともと、赤ちゃんの布おむつのうんち汚れを、もみ洗いなしで落とすために開発した洗剤です。たんぱく質汚れを分解する酵素を高濃度で配合。お湯につけ置きするだけで、繊維の奥の汚れとニオイを落とします。
スタッフの父の枕カバー。つけ置きだけで、この違い。
つけ置き後の水。繊維の奥から汚れがこんなにも溶け出しています。
もみ洗い不要なので手荒れの心配もなく、精神的な負担も減ります。つけ置き後は洗浄液ごと洗濯機へ入れるだけ。衣類に触れなくていいので衛生的です。
使い方は3ステップ
- 1 約40℃のお湯にRinennaを溶かすよく混ぜてから衣類を入れる。溶け残りがあると効果が落ちます。
- 2 衣類をつけ置き排泄物の汚れは一晩(6〜12時間)がおすすめ。夜つけて朝洗濯機へ。
- 3 洗浄液ごと洗濯機へすすぎ2回以上(お肌が弱い方は3回以上)。天日干しで殺菌効果も。
つけ置き時の注意点
- 固形汚れはトイレットペーパーであらかじめ取り除く
- 素手では触らず、ゴム手袋を使用する
- 50℃以上のお湯は使わない(たんぱく質が固まり落ちにくくなる)
- 洗濯機にかける際は衣類量を少なめに(縦型7割・ドラム5割以下)
介護でお使いの方の声
Rinennaには、介護の洗濯に関するお問い合わせやご感想が多く届きます。
乾いた後もニオイがしなくなりました
父の介護衣類用に購入しました。酵素系漂白剤につけ置きしてもなかなか臭いが取れず、消えたと思っても乾くとまた臭いが……妹がおすすめで購入してくれたこちらを使ってみたら、乾いた後も臭いがしなくなりました。正直少しお値段はしますが定期購入も検討中です。
手荒れしなくなりました
介護で使用しようと思って購入しました。洗い上がりのさっぱりした感じと、香りが残らないところが気に入りました。今までもみ洗いをして手荒れをしていたので、つけ置きでいいのは本当に助かります。
気持ちが少し楽になる
介護で使用しています。爽やかな香りで、大変な洗濯作業も、少し気持ちが楽になるような気がしています。
もみ洗いなしで落とせて楽になりました
知人にお裾分けで教えて頂いて、高齢の両親の洗濯用に購入しました。つけ置きしているだけで揉み洗いしなくて済むので、洗濯が楽になりました。
汚れの種類別|洗剤の選び方
排泄物・尿臭・加齢臭 → Rinenna #1・#2
白い肌着中心で脱臭・蛍光仕上げ重視なら#2、蛍光剤不使用にしたいなら#1。詳しくは下の商品カードを。
食べこぼし・油汚れ → RINENNA Pro #ZERO
汚れに直接塗布して洗濯機へ。色柄物にも使えます。カレー・ケチャップなど色素の強い汚れは、#ZEROを塗布後に#1・#2でつけ置きのW使いが効果的です。
介護の洗濯には、この洗剤を。
介護の洗濯を楽にするコツ
- 24時間以内に洗う:時間が経つほど汚れが染み込みます
- 色柄物と白物は分ける:白い肌着には塩素系漂白剤も有効(色柄物にはNG)
- 洗濯機に詰め込まない:縦型7割・ドラム式5割以下が目安
- 月1回は洗濯槽をお掃除:介護汚れは槽にも蓄積しやすい
まとめ
落ちないのは洗い方のせいではありません。汚れの性質に理由があります。繊維の奥に届く洗剤と、つけ置きという方法があれば、手間をかけず清潔を保てます。
洗濯の負担を減らすことは、介護する方自身の心を守ることでもあります。
この記事を書いた人

平島 利恵(ひらしま りえ)
洗濯研究家 / 株式会社Heulie代表 / 4児の母
自身の育児経験から「もみ洗いなしで落とせる洗剤」を開発。Yahoo!ニュースエキスパート、Panasonic・LIXIL公式メディアの記事監修も担当。KADOKAWA「洗濯を見直すだけで人生が変わる!新・お洗濯メソッド」著者。
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