【洗濯の基本⑤】洗濯の仕上がりは“設定”で変わる!平島利恵が教える「洗濯機の正しい使い方」基本ガイド

【洗濯の基本⑤】洗濯の仕上がりは“設定”で変わる!平島利恵が教える「洗濯機の正しい使い方」基本ガイド

洗濯研究家の平島利恵です。

毎日使う洗濯機。
「オート」や「おまかせ」だけで回していませんか?

洗ったはずなのに、タオルが臭う。
汚れが残っている気がする。
シャツのシワが強く残る。
部屋干しをすると、乾くまでに時間がかかる。

そんなお悩みは、洗剤や洗濯機の性能だけでなく、洗濯機の設定が原因になっていることがあります。

洗濯機はとても便利ですが、「おまかせ」だけでは、衣類の量や汚れ具合に合わないこともあります。

特に見直したいのは、水量・すすぎ・脱水の3つです。

この3つを整えるだけで、汚れ落ち・ニオイ・シワ・乾きやすさが変わります。

今回は、忙しい方でも今日から取り入れやすい、洗濯機設定の基本を3つのポイントでお伝えします。

① 水量は「少なすぎない」が基本

洗濯機の水量設定

最近の洗濯機は、節水を意識した設計のものが多く、オート設定では水量が少なめになることがあります。

もちろん節水は大切です。
でも、汚れを落とすためには、衣類がしっかり動くための水が必要です。

水が少なすぎると、衣類同士の摩擦が強くなり、汚れが落ちにくくなるだけでなく、タオルのゴワつきや生地傷みにつながることがあります。

💧 水量設定の基本

・タオルが多い日は水量を多めにする
・汚れが気になる日は高水位を選ぶ
・洗濯物がしっかり水に浸かる量にする
・詰め込みすぎず、衣類が動く余白をつくる

特にタオルやパーカーなど、かさばるものを洗う日は、水量を手動で増やすのがおすすめです。

水がしっかりあることで、洗剤が行き渡りやすくなり、汚れもすすぎやすくなります。

② すすぎは2回以上にする

洗濯後の衣類

洗濯で大切なのは、洗剤で汚れを浮かせることだけではありません。

浮いた汚れや洗剤成分を、最後に衣類の外へ流すこと。
これが「すすぎ」の役割です。

すすぎが足りないと、汚れを含んだ洗浄水や洗剤成分が繊維に残り、ニオイ・黒ずみ・ゴワつきの原因になることがあります。

🧺 すすぎ設定の基本

・すすぎは2回以上を基本にする
・汗や皮脂汚れが多い日は注水すすぎもおすすめ
・タオル、肌着、寝具はすすぎ不足に注意
・柔軟剤を使う場合も、すすぎは2回以上がおすすめ

節水のためにすすぎを減らしたくなることもありますが、汚れが残って洗い直しになると、かえって手間も水も増えてしまいます。

清潔に洗い上げるために、すすぎはしっかり行いましょう。

③ 脱水時間は素材に合わせて変える

洗濯機の脱水設定

脱水は、長ければ良いわけではありません。

脱水時間が長すぎると、衣類に強いシワが残ったり、生地が傷みやすくなったりすることがあります。

反対に、短すぎると水分が多く残り、乾くまでに時間がかかります。
部屋干しでは、生乾き臭の原因になることもあります。

大切なのは、素材や干し方に合わせて脱水時間を選ぶことです。

衣類・目的 脱水の目安
デリケート素材 短め脱水。素材によっては15秒〜1分程度
ワイシャツ・シーツ 軽め脱水にして、干す時にシワを伸ばす
部屋干し やや長めにして、乾くまでの時間を短くする

シワを減らしたい衣類は短めに。
早く乾かしたい衣類は少し長めに。

脱水を調整するだけで、干した後の仕上がりやアイロンの手間が変わります。

⚠ ご注意

防水素材や撥水素材は、洗濯機で脱水すると洗濯機の異常振動や故障につながることがあります。
必ず洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を確認してください。

余裕がある日に見直したい設定

水温|皮脂・黄ばみ・ニオイには40℃前後

40℃のお湯

皮脂汚れや黄ばみ、ニオイが気になる衣類は、水よりもお湯の方が洗浄力を発揮しやすくなります。

40℃前後のお湯を使うと、洗剤の働きが高まりやすく、皮脂汚れが落ちやすくなります。

温水洗い機能のある洗濯機なら、普段着やタオル類に取り入れてみるのもおすすめです。

⚠ ご注意

お湯を使う場合は、必ず衣類の洗濯表示を確認してください。
ニット・ウール・レーヨンなど、熱に弱い素材は縮みや風合い変化が起こることがあります。

コース選び|素材に合ったコースを選ぶ

洗濯機のコース選び

洗濯機には、標準コース以外にもさまざまなコースがあります。

素材や汚れに合ったコースを選ぶことで、汚れ落ちや衣類の傷みにくさが変わります。

コース 特徴
おしゃれ着コース 弱い水流・短め脱水で、衣類への負担を抑えます
大物・毛布コース 高水位でゆっくり洗い、大物に水を行き渡らせます
泥汚れ・念入りコース 強めの水流や長めの洗いで、汚れを落としやすくします

「いつも標準コース」でも洗濯はできますが、衣類や汚れに合わせてコースを選ぶと、仕上がりは変わります。

まずはタオル・おしゃれ着・大物だけでも、コースを使い分けてみましょう。

まず見直すなら、この3つ

🧼 洗濯機設定の基本

水量:少なすぎないように、必要に応じて高水位へ
すすぎ:2回以上を基本にする
脱水:素材や干し方に合わせて調整する

洗濯機の設定は、難しく考えなくても大丈夫です。

まずはこの3つを見直すだけで、汚れ落ち・ニオイ・シワの残り方が変わります。

洗濯研究家・平島利恵からのアドバイス

平島利恵

洗濯機はとても便利ですが、「おまかせ」だけでは、衣類や汚れに合わないことがあります。

洗濯の目的は、衣類を清潔に洗い上げること。

そのためには、洗濯機に任せきりにするのではなく、目的に合わせて設定を選ぶことが大切です。

今日から取り入れたいポイントはこの3つです。

  • 水量は少なすぎないようにする
  • すすぎは2回以上を基本にする
  • 脱水時間は素材に合わせて変える

全部を完璧に変えなくても大丈夫です。

まずはタオルの日だけ水量を増やす。
ニオイが気になる日はすすぎを2回にする。
シャツの日は脱水を短めにする。

小さな設定の見直しで、毎日の洗濯はもっとラクに、もっと気持ちよくなります。



洗濯研究家 平島利恵

洗濯のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。
「こんなこと聞いていいのかな?」ということでも大丈夫です。
お気軽にどうぞ。

洗濯研究家 / Rinenna 代表 平島利恵

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