【洗濯の基本①】まず見直すべきは“仕分け”。忙しくても続けられる、衣類を守る洗濯のコツ(洗濯研究家が解説)

【洗濯の基本①】まず見直すべきは“仕分け”。忙しくても続けられる、衣類を守る洗濯のコツ(洗濯研究家が解説)

洗濯研究家の平島利恵です。

Rinenna公式SHOPの「洗濯の基本」へようこそ。
このシリーズでは、毎日の洗濯をもっとラクに、気持ちよく続けられるよう、
今日からできるコツをやさしくお伝えしていきます。

最初のテーマは「仕分け」。

「タオルが臭う…」
「お気に入りの服がすぐ傷む…」
「黒ずみが落ちない…」

そんなお悩みの多くは、
実は洗う前の"仕分け"で防げることがとても多いんです。

洗濯は、洗剤を入れてボタンを押すところからではなく、
脱いだその瞬間から始まっています。


洗濯の仕分けが重要な理由

1. ニオイ残りを防ぐため

濡れたタオル

濡れたタオルや汗を吸ったTシャツを洗濯槽に入れっぱなしにすると、
数時間で菌が増え、他の衣類にも広がります。

つまり、洗う前にすでに汚れが増えてしまうのです。
仕分けをすることで、洗濯前の菌の繁殖を抑えることができます。

2. 衣類の劣化を防ぐため

衣類のケア

衣類ごとに適した洗い方は異なります。
正しく仕分けることで、

  • 縮み
  • 色移り
  • 毛玉
  • 生地の摩耗

を防ぎ、お気に入りを長く大切に使えます。

今日から試せる「最初の3つの仕分け」

難しく考えなくても大丈夫。
忙しい人でも、この3つだけ意識すれば十分です。

1. 脱いだ服を洗濯槽に入れっぱなしにしない

洗濯カゴ

洗濯槽は湿気がこもりやすく、菌が増えやすい場所。
濡れた衣類を入れっぱなしにすると、ニオイ残りの原因になります。

  • 通気性の良いカゴへ入れる
  • 湿った衣類は、干しながら保管
  • 洗うまでの間、密閉しない

これだけで、生乾き臭は大きく減らせます。

2. おしゃれ着は"脱いだ瞬間"に洗濯ネットへ

洗濯ネット

おしゃれ着は摩擦や絡まりに弱いものが多いため、
脱いだタイミングでネットに入れておくと安心です。

  • 洗濯ネット1枚につき衣類1枚
  • サイズに合ったネットを選ぶ
  • 汚れた面を外側に畳む

洗う直前に慌てて仕分ける必要もなく、家事がぐっとラクになります。

3. 洗濯カゴは「通気性」で選ぶ

メッシュカゴ

湿ったタオルや運動着を密閉したカゴに入れると、
菌が増えやすくなります。

  • メッシュタイプ
  • ワイヤータイプ
  • 風が通る素材

を選ぶのがおすすめ。

"洗う前に菌を増やさない"ことが、仕分けの最大の目的です。

さらに仕上がりを良くする仕分けのコツ

ここは余裕がある日に少しずつ意識してみてください。

色で分ける(白・淡色/濃色/新品)

色分け

  • 白・淡色は単独で
  • 黒・紺・赤など濃い色同士はまとめすぎない
  • 新品の濃色は必ず別洗い

特に、色移りは元に戻すのが難しいので注意しましょう。

柔軟剤を使う衣類と使わない衣類を分ける

柔軟剤

柔軟剤は繊維をコーティングするため、
使うと機能が落ちる衣類があります。

避けたいアイテムは、

  • タオル
  • 吸汗速乾ウェア
  • 防水・撥水アイテム

柔軟剤が適さない衣類は、仕分けて洗うのが安心です。

洗濯表示を見る習慣をつける

洗濯表示

仕分けに慣れてきたら、
洗濯表示をサッと確認する習慣をつけると、
衣類をより長く・きれいに保てるようになります。

洗濯表示には、

  • 洗剤の"液性"が合っているか
  • 柔軟剤や漂白剤を使って良いか
  • 色落ちしやすい素材かどうか
  • 水洗いできるか

など、衣類を守るための大切な情報が書かれています。

「洗えるかどうか迷う服」ほど、
洗濯表示を見てあげることで失敗が防げるようになります。

洗濯研究家・平島利恵からのアドバイス

清潔な洗濯は、まず「仕分け」から始まります。
服を脱いだ後、なんとなく洗濯カゴに入れがちですが、
少し「仕分け」を意識するだけで、
衣類の傷みやニオイ、汚れ残りをしっかり防ぐことができます。

仕分けは、毎日の洗い上がりをやさしく整えてくれる小さなひと手間。
ご自身だけで頑張りすぎず、ぜひご家族とも協力しながら、
無理なく続けられる"わが家の洗濯スタイル"を作ってみてください。

今日の洗濯からできるところだけ取り入れてみることで、
毎日の洗濯がもっとラクに、もっと気持ちよい時間になりますように。

洗濯の基本を動画で見る

「洗濯の基本」シリーズ

【洗濯の基本②】洗い|忙しくても確実に汚れを落とすコツ

【洗濯の基本③】すすぎ|汚れもニオイも残さない方法

【洗濯の基本④】干し方|生乾き臭・シワ・型崩れを防ぐ

【洗濯の基本⑤】洗濯機の設定|仕上がりを変える使い方

【洗濯の基本⑥】柔軟剤|正しい使い方と注意点

【洗濯の基本⑦】洗濯ネット|衣類を長持ちさせる使い方

【洗濯の基本⑧】洗濯槽洗浄|洗い上がりを変える習慣

 

この記事を書いた人

平島利恵

平島利恵

洗濯研究家 / 株式会社Heulie代表 / クリーニング師

東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げる。2013〜2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

プロフィールを見る ›