【洗濯の基本④】洗濯の仕上がりは「干し方」で決まる!生乾き臭・シワ・型崩れを防ぐ平島利恵流・正しい干し方

【洗濯の基本④】洗濯の仕上がりは「干し方」で決まる!生乾き臭・シワ・型崩れを防ぐ平島利恵流・正しい干し方

洗濯研究家の平島利恵です。

「ちゃんと洗ったのに、なんとなく臭う…」
「シャツのシワがアイロンをしても直らない」
「部屋干しが乾かない」

そんな経験、ありませんか?

実は、洗濯の仕上がりを決めているのは
「干す」ステップです。
ここを見直すと、生乾き臭・シワ・乾きムラはぐっと減らせます。

多くの人がつまずく、干し方の"3つの落とし穴"

1. 「あとで干そう」が生乾き臭を呼ぶ

洗濯物の放置

洗濯後の衣類であっても、雑菌をゼロにすることはできません。
残った雑菌は「水分」をエサに増えていきます。
だからこそ、早く乾かすことが、生乾き臭を防ぐいちばんのポイントです。

2. 乾きにくい場所を選んでしまっている

乾きにくい場所

洗濯物が乾くためには、
風・湿度・温度のバランスが大切です。

湿度が高い場所では、空気が水分を逃がせず、乾きにくくなります。
だからこそ、「どこに干すか」が仕上がりを左右します。

3. なんでも同じ干し方にしてしまう

干し方の違い

ニット・ズボン・パーカーなどは、
それぞれ向いている干し方が違います。
全部同じ干し方にすると、型崩れや乾きムラの原因に。

衣類に合わせて干し方を変えることが、キレイに仕上げるコツです。

正しい干し方・実践ステップ

ステップ1|洗濯機から出した"その瞬間"が最重要

① 洗濯機から出したらすぐ干す

すぐ干す

濡れた状態が長いほど菌が増えます。
とくに夏場は1時間以上の放置はニオイの原因に。

② 洗濯槽の蓋を開けて乾かす

洗濯槽の蓋

湿気のこもったまま閉めると、黒カビの原因に。
「洗濯後はフタを開けておく」が基本です。

③ 洗濯機から取り出したときに"軽く畳む"

軽く畳む

洗濯機から出す時に、
衣類を畳みシワを伸ばした後、干します。このひと手間で乾いた後がうんと楽になります。

④ シワが気になるものは、干す前にアイロン

アイロン

濡れた状態でアイロンをかけると、
乾いた時よりも短時間でシワが伸びやすくなります。細かいシワもキレイに伸びますよ。

ステップ2|部屋干しは"干す場所"が命

① 湿気の多い場所はNG

湿気の多い場所

窓際・壁際・カーテンレールは湿気がたまりやすく乾きにくい場所です。
部屋の中央や風が通る場所がベスト。

② 衣類の間隔は"こぶし1つ分"

こぶし1つ分

洗濯物を密集させて干すと、乾くまでに時間がかかってしまいます。
こぶし1個分あけて、空気を通してあげるだけで、乾きがグッと早くなります。

③ エアコン使用時は"空気をかき混ぜる"

サーキュレーター

部屋全体の空気を循環させることがポイントです。
サーキュレーターや扇風機と併用すると、早く乾き、生乾き臭が予防できます。

ステップ3|アイテム別の干し方

・ニット

濡れると伸びやすい素材です。
平干しネットの上で干すのが基本です。

ニットの平干し

なければ、物干しラックの上にバスタオルを敷いて、その上に平干しをします。
形を整えると仕上がりがきれいです。

バスタオルで平干し

・ズボン

厚手で乾きにくいアイテムです。
筒干し用ハンガー・ピンチハンガーが便利。
内側にも風が通りやすく乾きが早くなります。
型崩れを防ぐためにも、ウエストを上にして干します。

ズボンの干し方

・パーカー

厚手のものが多く、フード部分が乾きにくいです。
パーカー専用ハンガーを使うと、
型崩れ・乾きにくさが一気に解消しますのでおすすめです。

パーカーの干し方

・スニーカー

内側が乾きにくいアイテムです。
内側に風が当たるように専用ハンガーに吊るして乾かします。

スニーカーの干し方

・帽子

汗を吸っているものは変色しやすいので、陰干しが無難です。
日陰干しで乾かすのがベスト。

帽子の干し方

洗濯研究家・平島利恵からのアドバイス

干す工程を少し変えるだけで、

  • 生乾き臭がしにくくなる
  • シワが自然に伸びる
  • 型崩れを防げる
  • 衣類が長持ちする

毎日の洗濯が「手間」ではなく、
仕上がりが楽しみになる時間に変わります。

忙しい日でも、できることからで大丈夫。
明日の洗濯から、ぜひ一つ取り入れてみてくださいね。

「洗濯の基本」シリーズ

【洗濯の基本①】仕分け|衣類を守る洗濯のコツ

【洗濯の基本②】洗い|忙しくても確実に汚れを落とすコツ

【洗濯の基本③】すすぎ|汚れもニオイも残さない方法

【洗濯の基本⑤】洗濯機の設定|仕上がりを変える使い方

【洗濯の基本⑥】柔軟剤|正しい使い方と注意点

【洗濯の基本⑦】洗濯ネット|衣類を長持ちさせる使い方

【洗濯の基本⑧】洗濯槽洗浄|洗い上がりを変える習慣

 

この記事を書いた人

平島利恵

平島利恵

洗濯研究家 / 株式会社Heulie代表 / クリーニング師

東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げる。2013〜2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

プロフィールを見る ›