皮膚が弱い方やお子さんをお持ちの方は特に気になる、寝具類のダニ。 アトピー性皮膚炎の原因になるとも言われています。
ダニは気温20℃~30℃、湿度60%~80%で繁殖し、気温や湿度が高くなる6・7・8月に最も繁殖します。 人は、寝ている間にコップ1杯分もの汗をかくと言われていますが、布団や毛布・枕は湿度が高く、皮脂汚れやフケなどエサが豊富で、ダニが繁殖しやすい環境となります。 毎日長時間肌に触れる寝具だからこそ、しっかり手入れをして、清潔に保ちたいですよね。
目に見えないダニを効果的に退治する!寝具のお手入れ方法
水洗いと天日干しが効果的
シーツや枕カバーはこまめに洗濯
一見汚れていないように見えても、シーツの表面には皮脂やフケなど、ダニのエサとなる汚れが残っています。 こまめにお洗濯をし、清潔な状態を保つことで、ダニの繁殖を抑制することができます。 枕カバーは1~2日に1回、シーツは最低でも週に1~2回の頻度で、定期的にお洗濯をするようにしましょう。(枕カバーは予備を用意するのもおすすめです!) 水洗いできない布団や枕は、定期的に日に当てて干し、湿気を取り除きましょう。毛布・布団カバーも定期的なお洗濯を
アクリルや綿など洗える素材の毛布や布団カバーも、定期的にお洗濯しましょう。 汚れが気になる時はしばらくつけ置き洗いを。 洗った後は日当たりのいい場所で自然乾燥するか乾燥機にかけてよく乾かしましょう。干すときは黒い袋で効果UP
水洗いや天日干しで、ダニの繁殖を抑える効果はありますが、死滅させるには50℃以上の温度でを20~30分程度の熱をかける必要があります。 夏の暑い時期は布団や枕は黒い袋に入れて干すと、内部が高温になり、ダニを退治する効果が見込めます。 また、ダニは明るい場所を嫌い、干すだけでは布団の奥に隠れてしまうため、両面を干すようにしましょう。 天日干しで布団の中の湿度を下げ、ダニの苦手な環境にすることで、繁殖を抑制する効果もあります。
布団乾燥機も効果的
ダニは50℃以上の熱で死滅するため、高温(60℃の温度)で30分ほどかけるのが効果的です。 布団乾燥機がない場合は、コインランドリーの大型の乾燥機などの使用もおすすめです。