洗濯研究家の平島利恵です。
「ワイシャツの襟や袖が、だんだん黄ばんでくる」
「ブラウスを洗うたびに、形が崩れてしまう」
洗濯をサボっているわけでも、やり方が雑なわけでもありません。多くの方がやっているのが、シャツもブラウスも"同じ洗い方"で洗ってしまうこと。ここに、トラブルの原因があります。
シャツとブラウスは「洗い分け」が必要
ワイシャツ
汚れをしっかり落とす皮脂・汗が蓄積しやすい。アルカリ性洗剤でしっかり洗うことが優先。
ブラウス
形・風合いを守るデリケートな素材が多い。摩擦と脱水ダメージを減らすことが優先。
この違いを知らずに洗い続けると、黄ばみ・ニオイ・型崩れが少しずつ積み重なっていきます。
ワイシャツの洗い方|「落とす」が基本
なぜ襟・袖は黒ずみやすいのか?
襟や袖口は生地が固く、首や手首と常に擦れ合う部分です。汚れが繊維の奥に入り込みやすく、普通に洗濯機で洗うだけでは落ちにくい。「洗濯前の前処理」をするかどうかで、仕上がりが大きく変わります。
洗う前の準備|前処理がカギ
- 1 襟・袖口に前処理剤を直接塗る#ZEROを塗布し、歯ブラシで軽くトントン叩き込む(こすらない)。
- 2 ボタンを留め、たたんでネットに入れるシャツがぴったり入るサイズのネットを選ぶ。
- 3 弱アルカリ性洗剤・標準コースで洗うすすぎ2回以上。おしゃれ着コースだと皮脂が落ちきらない。
- 4 脱水後すぐ取り出して干す濡れた状態で軽くアイロンをかけると、シワが簡単に伸びます。
「おしゃれ着コース」はワイシャツにはNG
水流が弱すぎて皮脂汚れが残ります。黄ばみやニオイの原因になるため、標準コースで洗いましょう。
RINENNA Pro #ZERO
油汚れにフォーカスした濃縮洗剤。
襟・袖口の皮脂汚れに直接塗布して前処理することで、洗浄力が大幅にアップ。黒ずみの予防にも使えます(10倍希釈して塗るだけ)。
#ZEROを見る・購入する
ブラウスの洗い方|「守る」が基本
ブラウスは摩擦と脱水のダメージをいかに減らすかがポイントです。
- 1 ボタンをすべて留め、たたんでネットへ刺繍やビーズがある場合は裏返す。
- 2 中性洗剤・おしゃれ着コースで洗う「汚れが気になるから標準コース」は型崩れを招きやすい。水流が優しいコースを選ぶ。
- 3 脱水は1分以内タオルドライも有効。
- 4 形を整えて陰干し麻混・濃色は裏返して干す。直射日光は色あせの原因に。
Rinenna No.8
デリケート素材をやさしく洗う中性洗剤。
ブラウス・シフォン・リネンなど、おしゃれ着の日常洗いに。無香料・蛍光増白剤不使用で素材の風合いを守ります。
No.8を見る・購入するガンコな黄ばみ・黒ずみへの対処法
「普通に洗っても落ちない」——そんなときはつけ置き洗いでリセットしましょう。繊維の奥に蓄積した皮脂汚れを、温度と時間でじっくり浮かせて落とします。
- 1 40℃のお湯にRinenna #1・#2を溶かす
- 2 30分〜1時間つけ置き黒ずみがひどい場合は一晩でもOK。
- 3 洗浄液ごと洗濯機へすすぎ2回以上。
動画で見る|シャツの洗い方
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今日から使える3つのポイント
- ワイシャツ:洗う前に襟・袖口に#ZEROで前処理
- ワイシャツ:弱アルカリ性洗剤・標準コース・すすぎ2回
- ブラウス:中性洗剤・おしゃれ着コース・脱水1分以内
シャツやブラウスは、正しく洗えば頻繁に買い替えなくてもきれいを保てる衣類です。
正しい洗濯で、服も、あなたの時間も、大切にしていきましょう。
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平島利恵
洗濯研究家 / 株式会社Heulie代表 / クリーニング師
東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げる。2013〜2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。
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