洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。
「Rinennaは洗浄力が高いと聞くけど、色柄物に使って色落ちしない?」というご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、Rinenna #1・#2は色柄物にもお使いいただけます。ただし、衣類によっては注意が必要なケースもあります。この記事で、色柄物の洗い方と注意点をわかりやすく解説します。
なぜ色柄物に使えるの?

「洗浄力が高い=色も落ちてしまう」と思われがちですが、これは別の話です。
洗剤は基本的に汚れに働きかけるもので、衣類の染料そのものに作用するわけではありません。Rinennaが落とすのは、皮脂・汗・タンパク質などの「身体から出る汚れ」。きちんと繊維に定着した染料は、洗浄によって落ちることはありません。
そのため、染色がしっかり繊維に染み込んだ一般的な色柄物であれば、#1・#2で問題なくお洗濯いただけます。
注意が必要な3つのケース
次のような衣類は、色落ちする恐れがあります。お使いになる前にご確認ください。
| ケース | なぜ注意が必要か |
|---|---|
| 堅牢度の 低い衣類 |
染色が繊維自体にきちんと染み込んでいないものは、色落ちする恐れがあります。濃色・買ったばかりの衣類は特に注意。 |
| 漂白剤を 使った衣類 |
これまでに漂白剤で洗濯された衣類をつけ置きすると、傷んだ繊維から染料がはがれ、色落ちすることがあります。 |
| デニム・ 濃色衣類 |
染料が定着しきっていないことが多く、色落ち・色移りしやすい傾向があります。中性のNo.8がおすすめ。 |
実は、水だけでも色落ちします

買ったばかりの濃色の服は、水に浸けるだけでも染料が溶け出します。全体的にまんべんなく色落ちするので洗い上がりは意外と気づかないものですが、白い服と一緒に洗っていた場合、色移りが起きてしまいます。
濃い色の衣類、特に新しい服は単体で洗うことが大切です。※洗剤をプラスすると、さらに染料が溶け出しやすくなります。
ブランド品を洗濯する際の注意点

ブランド服や高価な服の場合、発色の美しさを優先していたり、そもそも洗濯を想定していない服もあります。特に濃色・鮮色の衣類は注意しましょう。Tシャツなどであっても、中性洗剤(Rinenna No.8)を使い、洗濯ネットに入れ、単体でデリケートコースでの洗濯がおすすめです。
使い方での注意点
「まだらに色落ちした」というご相談をいただくことがありますが、これは実は使い方によるものであることがほとんどです。色落ちのしくみと、防ぐための使い方を知っておきましょう。
まだらに色落ちするのはなぜ?

色落ちは通常、全体にまんべんなく起こるため、洗い上がると気づかないことがほとんどです。一方、一部分だけ濃く色が抜ける「まだら色落ち」は、洗剤の溶け残りが衣類に触れたり、長時間放置するなど、使い方が原因で起こります。
「まだらに色落ち」したときに考えられる5つの原因
まれにいただくご相談です。原因として考えられるのは主に5つです。
- 洗濯表示に沿っていない:「中性洗剤使用」「漂白剤不可」の表示を見落としている場合。
- 洗剤の溶け残りが衣類に直接触れた:これが最も多い原因です。ゴム手袋をつけて、スクラブを潰すように洗剤をしっかり溶かしてください。
- 洗剤を衣類の上から振りかけた:粉末が直接かかった部分は濃度が高くなり、まだらに色落ちする原因になります。洗剤は必ず先にお湯に溶かしてから、衣類を入れてください。
- つけ置き容器が小さく、衣類を詰め込みすぎている:少し余裕のある大きめの容器を使うのがおすすめです。
- 高温のお湯を使用した:染料が溶け出しやすくなります。
「中性洗剤使用」「漂白剤不可」の衣類に#1・#2を使うことは推奨できませんが、必ずしもすぐに色落ちするわけではありません。ただし、その場合は自己責任でのご使用となります。ご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
もし色落ちしてしまったら
つけ置き中に色落ちに気づいた場合は、慌てずに衣類を取り出してください。洗剤成分を残さないようしっかりすすぎ、脱水して完了させます。つけ置き開始直後であれば全体的にまんべんなく色落ちするため、洗い上がると色の変化を感じない場合がほとんどです。
⚠ 色落ちに気づかず長時間放置したり、洗剤の溶け残りが衣類に触れたままになっていると、まだらに色落ちすることがあります。
色落ちが心配なときのチェック方法

色落ちが心配な衣類は、必ず目立たない箇所で試してからご使用ください。簡単なチェック方法をご紹介します。
ご使用前には必ず、取扱説明書および衣類の洗濯表示もあわせてご確認ください。
生成り・淡色・パステルカラーには #1 がおすすめ

Rinenna #1・#2はどちらも色柄物に使えますが、淡色・生成りには#1がおすすめです。理由は蛍光剤の有無にあります。
#2は蛍光増白剤を配合しており、白い衣類をより白く見せます。
一方で、淡い色や生成りの衣類に使うと色合いが変わったように見えることがあります。生成り・淡色・パステルカラーには、蛍光剤を配合していない#1をお選びください。
デニム・色落ちが心配な衣類は中性のNo.8
デニムや、染料の定着が弱く色落ちが心配な衣類、ウール・シルクなどのデリケート素材には、中性のおしゃれ着洗剤No.8がおすすめです。中性洗剤は衣類の色合いを守りながら、やさしく洗えます。
よくあるご質問
Q. Rinenna #1・#2は、どんな素材に使えますか?
用途は綿・合成繊維です。水洗いができない衣類、シルクやレーヨンなどのデリケート素材、ウール・カシミヤ・革・羽毛などの動物性繊維にはご使用をお控えください。(RINENNA Pro #ZERO・Rinenna No.9は、水洗いできる衣類であればお使いいただけます。)
Q. 色移りが心配です。どうすればいい?
濃色や買ったばかりの衣類は、染料が定着しきっていないことがあります。白物衣類とは分けて洗うと安心です。また、洗濯後に濡れた衣類を放置すると色移りしやすいので、洗い終わったら早めに干してください。
Q. デニムはどの洗剤がいい?
デニムは染料の定着が弱く色落ちしやすいため、中性のNo.8がおすすめです。色落ちを抑えたい場合は、裏返して洗う・単独で洗うなどの工夫もあわせてお試しください。
まとめ
- Rinenna #1・#2は色柄物に使えます(洗剤は染料そのものには作用しない)
- 色柄物・淡色・生成りには、蛍光剤なしの#1がおすすめ
- 堅牢度の低い衣類・漂白剤使用済みの衣類・デニムは色落ちに注意
- 心配な衣類は、目立たない箇所で試してから使う
- デニム・デリケート素材は、中性のNo.8が安心