洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。
「Rinennaで洗ったら、色が落ちてしまった」——ときどき、そうしたご相談がカスタマーサポートに届きます。
くわしくうかがっていくと、原因は洗剤そのものではないことがほとんどです。
その衣類の洗濯表示に、はじめから「できません」と書かれていた。実は、このケースがとても多いのです。
とはいえ、洗濯表示はたくさんあって、ぜんぶ覚えるのは大変ですよね‥。
そこで今回は、Rinenna洗剤を使う前に見てほしい洗濯表示を、絵表示つきで分かりやすく解説します。
つけ置きできないのは、この3つの表示だけです
洗濯表示は、衣類の内側のタグにあります。脇の縫い目、襟の後ろ、腰まわりの内側を探してみてください。
おけのマークに「×」。Rinennaに限らず、家庭ではどの洗剤でも洗えません。クリーニング店へ。
三角のマークに「×」。#1・#2は使えません。中性の#ZERO・No.8をお使いください。
記号ではなく文字で、おけの下やタグの端に書かれています。#1・#2は使えません。中性の#ZERO・No.8をお使いください。
逆に言えば、この3つがなければ、Rinenna#1・#2でつけ置きしていただけます。
つけ置きはできるけれど、温度に注意が必要な表示
使える水温の上限です。40・50・60なら40℃でつけ置きOK。「30」はお湯でのつけ置き不可。水ならできます。
上限40℃なので、つけ置きできます。ただし下に線があるものは30℃まで。この場合は水で。
記号そのものを一通り知りたい方は、洗濯表示マークの意味一覧|線・点・×の見方と洗い方をご覧ください。
「漂白禁止」「中性洗剤使用」の衣類には、#ZERO・No.8を
#1・#2は、酸素系漂白剤を配合したアルカリ性の洗剤です。黄ばみやニオイに強いのはこの設計によるものですが、「漂白禁止」の衣類に使うとプリントや色に変化が出る恐れがあり、「中性洗剤使用」と指定された衣類には洗浄力が強すぎます。
かわりにお使いいただけるのが、漂白剤を含まない中性の#ZERO・No.8です。
おけの下の「線」は、温度ではなく洗濯機のコースの話です
おけのマークの下には、線が1本ついていたり、2本ついていたり、何もなかったりします。並べてみると、こんな違いです。
通常の洗い方でよい、という意味です。洗濯機の通常コースで洗えます。
非常に弱い洗い方で、という意味です。洗濯機の「手洗い」「ドライ」コースで洗ってください。
線が1本のものは、その中間です。洗濯機の「弱」コースをお使いください。
どちらも数字は「30」です。つけ置きできる温度を決めるのは、線ではなく数字だけ。線があってもなくても、「30」ならお湯でのつけ置きはできません。
なお、2024年8月の改正で、手洗いマークの下に線を引いた記号(液温30℃まで)が新しく加わりました。この記号がある衣類も、お湯を使ったつけ置きはできません。
つけ置きのあとは、洗濯機で洗ってください
40℃のお湯に溶かして30分〜2時間。汚れを繊維から浮かせる工程です。
デリケートな衣類は「手洗い」「ドライ」「弱」コースで。浮かせた汚れは、洗濯機の力で落とします。
手洗いだけで仕上げるより、洗濯機に任せていただくほうが、洗剤も汚れも衣類に残りません。落ち具合は、つけ置き直後ではなく洗濯後の状態でご判断ください。
洗剤別・早見表
同じRinennaでも、洗濯表示との相性はこれだけ違います。
| 洗濯表示 | Rinenna #1・#2 (アルカリ性・酸素系漂白剤配合) |
RINENNA Pro #ZERO (中性・染み抜き) |
Rinenna No.8 (中性・おしゃれ着洗剤) |
|---|---|---|---|
| 家庭洗濯禁止(おけに×) | 使えません | 使えません | 使えません |
| 漂白禁止(三角に×) | 使えません | お使いいただけます | お使いいただけます |
| 中性洗剤使用 | 使えません | お使いいただけます | お使いいただけます |
| おけの中が「30」 | お湯のつけ置き不可 (水ならつけ置きできます) |
表示の水温を守ってください | 表示の水温を守ってください |
| 手洗いマーク(上限40℃) | つけ置き後、手洗い・ドライコースへ | 部分洗い後、手洗い・ドライコースへ | 手洗い・ドライコースで |
※おけの中の数字は衣類側の上限です。どの洗剤をお使いになる場合も守ってください。
※#ZEROは濃縮タイプの染み抜き剤です。すすぎは必ず3回以上おこなってください。
洗濯表示に出てこない、気をつけたいもの
「×」がついていなくても、Rinenna#1・#2ではお使いいただけないものがあります。表示だけでは判断できないので、あわせて覚えておいていただけると安心です。
- 素材:シルク/ウール・カシミヤ/レーヨン・キュプラ/革・スエード
- 装飾・パーツ:シルバー・金銀プリント/ラメ・箔/スパンコール/ラバープリント/金属ボタン・ファスナー/刺繍・ワッペン
縮み・風合いの変化・はがれ・変色の恐れがあります。デリケートな素材の衣類は、中性のNo.8をご検討ください。
色柄もの・濃色の衣類は使える?
Rinenna#1・#2は、色柄ものにもお使いいただけます。ただし、濃色やデニムなど色の定着が弱い衣類は、色落ちの恐れがあります。
洗濯表示に「単独洗い」「色移りの恐れがあります」「濃色製品は他のものと分けて洗う」などの記載がある衣類は、とくにご注意ください。目立たない部分に洗剤液を5分つけて、変化がないかご確認ください。
#2は蛍光剤を配合しています。生成り・ベージュ・パステルなどの淡色衣類は、色合いが変わって見える場合があります。このような衣類には、蛍光剤無配合の#1をおすすめします。
まとめ
洗う前に見るのは、この順番です。
- つけ置きできないのは、水洗い不可・漂白禁止・「中性洗剤使用」の3つだけ
- 漂白禁止・「中性洗剤使用」の衣類は、中性の#ZERO・No.8へ
- おけの中の数字が「30」/手洗いマークの下に線 → お湯ではなく、水でつけ置き
- 素材・装飾に、気をつけたいものはないか
これだけです。慣れてしまえば、タグを見るのは数秒で終わります。
判断に迷ったときは、いつでもご相談ください。洗濯表示のお写真を添えてお問い合わせいただけますと、より正確にご案内できます。









