季節のお洗濯(3/13)

自宅でできるニットのお手入れ方法とお洗濯と保管のポイント

Column
2020.10.16

肌寒い季節が近づき、ニットの出番がやってきました。
1枚で暖かく、おしゃれに着こなせるニットやセーターですが、自宅で洗濯していいの?縮んだしまったらどうしようなどと悩むことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ニットやセーターを自宅で洗濯する方法とその干し方、収納方法まで徹底解説していきます。

基本的なニットのお手入れ&扱い方

ニットはとてもデリケートな衣類です。お手入れ方法を間違うと毛玉や糸のほつれ、型崩れなどのトラブルが発生してしまうかも・・。ニットを長くきれいに着こなすために、以下のお手入れ方法をチェックしてみましょう。

1日以上休ませる

お気に入りのニットは毎日でも着たいと思うかもしれません。ですがニットは摩擦に弱く、連日着ることで毛玉が出来やすくなります。長く着続けるためには1日以上空けて着るようにしましょう。

脱いだらハンガーにかける

1日着ただけでは毎回洗濯しないという人も多いニット。ニットは厚みがあり、湿気を含みやすくなっています。脱いだらまず裏返し、厚みのあるハンガーで湿気を取りましょう。吊るしたままだと型崩れの原因になるので、数時間干したら畳んで収納してください。

ブラシをかけて毛玉を防止

洋服ブラシはニットの毛並みを整え、毛玉を出来にくくします。またホコリや汚れも取れるので、衣類のダメージを軽減出来ます。
ウールやカシミヤは、柔らかい毛を使った専用ブラシがおすすめ。モヘアは毛が抜けやすいので、タオルで優しくなでるようにブラッシングしてください。

汚れが溜まりやすい首回りや袖口は念入りに

皮脂や化粧汚れが付きやすい襟元などは、ブラッシングや固く絞ったタオルで優しく叩くようにして汚れを落としましょう。皮脂や汗などのたんぱく質汚れは虫食いの原因にもなります。インナーなどを着て、なるべく素肌に触れないようにすると◎

シミはすぐに拭き取る

汚れやシミを見つけたらすぐに拭き取りましょう。裏側にタオルを当て、絞ったタオルで叩くように汚れを落とします。ゴシゴシこすると生地のダメージや毛玉の原因にもなるので要注意。

糸がほつれたら絶対に切らない

ニットは糸が全て繋がっているので、切ってしまうとどんどん穴が広がってしまいます。また糸を引っ張るのもNG。引きつれや穴あきが起こっている場合は、専門店での補修がおすすめです。また、ダーニングなどで可愛くリペアするのも◎

糸ほつれの応急処置

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①ニットを裏返しほつれた糸を引き込む
②周辺の編み目に縫い込む
小さなほつれであれば自分で補修することが出来ますよ。

お家でできる正しいニットの洗い方

最近は自宅で洗濯できるニットやセーターが増えています。ですが間違った洗濯方法でニットが縮んだ、型崩れしたなどのトラブルになることも。
正しい洗い方でニットをきれいに着こなしましょう。

洗濯表示を確認

大切なニットを長く着続けるために、洗濯表示を確認することは必須です。
春夏衣類によく使われる綿や麻、レーヨンで作られたサマーニット。秋冬衣類に使われるウールやカシミヤで作られたニットでは使用できる洗剤や洗濯方法が異なります。特にウールやカシミヤはお湯で縮みやすく、アルカリ性の洗剤はおすすめしません。
またニットは全般的に縮みやすく、異なる素材で編まれている場合は型崩れに繋がることもあります。
中には水洗い不可のものもあるので、その場合はクリーニング店へ出すと良いでしょう。

型崩れに注意

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ニットは型崩れしやすいので、基本的には手洗いがおすすめ。洗濯機を使う場合は、ニットを裏返し畳んで、サイズに合ったネットに入れましょう。手洗いコース・おしゃれ着コース・ドライコース・おうちクリーニングなど、弱水流のコースで洗濯すると◎

ニットの洗い方 | 【動画で解説】手洗い編

ニットの洗い方point1|部分汚れは先に落とす

食べ物のシミや化粧品などの汚れ、襟元や袖口など、目立つ汚れがある場合はあらかじめ落としましょう。
シミの種類ごとのシミ抜き方法をご紹介した記事も参考にしてみてくださいね。

2018.10.04
頑固なシミ汚れに!シミの種類と シミ抜き方法 |お洗濯の基本を学ぶVol.6

ニットの洗い方point2|型崩れ、ダメージを最小限にする

カーディガンなどボタンのあるものはボタンを締めてから洗うことで型崩れを防止出来ます。装飾品は外して生地へのダメージを軽減させましょう。

ニットの洗い方 | 手順

1

洗面器やバケツを準備して、おしゃれ着洗剤などの中性洗剤を水(30℃以下)に溶かします。

2

作った洗浄液に裏返したニットやセーターを畳んで入れ、優しく押し洗いしましょう。ここでもみ洗いしてしまうと、生地を傷めたり伸びたり、型崩れに繋がるのでNG。汚れが気になる場合は10分ほどつけ置きしてください。

3

洗い終わったらきれいな水に変え、軽く押しながらすすいでください。押しすぎたり絞ったりせず、2~3回繰り返しましょう。

4

すすぎの最後で、柔軟剤を溶かし入れた水にくぐらせます。柔軟剤はリンスの効果があり、静電気や着用時の繊維の摩擦を防ぎ、生地の傷みを軽減することが出来ます。

5

すすぎ終わったら脱水します。大きめのバスタオルにニットを置き、巻き寿司のようにクルクル巻いて水気を取りましょう。

ニットの洗い方 | 洗濯機編

手洗い同様、部分汚れは先に落としましょう。またボタンを締め、装飾品を外してから洗濯してください。

ニットの洗い方 | 手順

1

ニットやセーターを裏返し、洗濯ネットへ入れます。洗濯中の摩擦を防ぐため、畳んだニットより小さめのネットを選んでください。またデリケートな素材を傷めにくい、目の細かいものがおすすめ。

2

おしゃれ着コースやドライコースなどの弱水流のコースで洗濯しましょう。

3

脱水は傷みやすいので1分以内がおすすめ。それ以上かかる場合は取り出し、バスタオルに挟んでグルグル巻き、水分を取りましょう。

ニットの干し方

洗濯したニットやセーターは水を含むと重くなり、袖や肩が伸びて型崩れしに繋がるので、ハンガーではなく平干し用のネットを使用しましょう。ネットがない場合はお風呂のふたに置いて干すことも可能です。ハンガーで干したい場合は、袖を肩にクロスするように掛け、裾を別のハンガーにかけて干すと型崩れしにくく風通しも良くなります。
また直射日光は避けて陰干しで変色を防ぐように干しましょう。

ニットやセーターに乾燥機はNG!

ニットは熱によって縮む可能性があります。60~80℃の熱風を当てて衣類を乾燥させる乾燥機の使用は、ニット衣類にはおすすめしません。また生地の目が粗いものも、熱風で隙間が縮むこともあるので要注意です。

ニットの収納方法と注意点

ニットの収納point1

型崩れを防ぐため、ニットは畳んで収納するのがおすすめです。適当に畳むとかさばり、シワになりやすくなります。特に薄手のニットはシワがつきやすいので、畳む時はタオル等を挟むと折りシワがつきにくくなりますよ。

ニットの収納point2

収納場所は浅めの引き出しやケースに丸めて立てるように並べると◎。深い引き出しに重ねて収納すると、下のニットがシワになったりふんわり感がなくなったり、型崩れを起こすこともあるので注意しましょう。

ニットの収納point3

防虫剤は上に置くことで防虫効果が全体に広がります。乾燥剤は一番下に置くことで湿気を抑えることが出来ますよ。

ニットの収納point4

ハンガーにかけて収納する場合は、滑らない加工が施されたハンガーを使うことで、首もとの伸びを防ぐことが出来ます。また重みで伸びてしまう長袖は、袖を肩にかけるようにすると生地の伸びや型崩れが防げます。

ニットの収納point5

衣替えで長期間収納する場合は、皮脂汚れや食べかすなどの汚れを取って洗濯し、しっかり乾燥させてきれいに畳んでください。通気性の良い場所につめこみ過ぎずに収納しましょう。

お気に入りのニットは来年もキレイに着たいですよね。
きちんとお手入れをして衣替えしましょう!

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