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ぬいぐるみを自宅でふんわり洗濯|洗濯機と手洗い両方の手順を解説!

ぬいぐるみを自宅でふんわり洗濯|洗濯機と手洗い両方の手順を解説!

こんにちは。Rinenna編集部です。今回はぬいぐるみの洗い方をお伝えします。YouTubeで見る▼ 赤ちゃんや子どもが大好きなぬいぐるみ。ぬいぐるみは、赤ちゃんやお子さんが抱きしめて、よだれがついてたり、お出かけのときも一緒に連れていったりすることもあったりする割には、 洗う頻度が少なく意外に汚れがたまっていると思います。おうちでぬいぐるみをお洗濯をして、清潔にしてあげたいですよね。 ぬいぐるみを正しく洗ってフワフワにする洗濯手順を、4児のママであり、お洗濯研究家の平島利恵がお伝えします! ぬいぐみをふわふわに清潔に戻すおうちでの洗い方 ぬいぐるみには洗えるぬいぐるみと洗えないぬいぐるみがあります。 ぬいぐるみの洗い方1|洗濯表示を確認しよう ぬいぐるみに洗濯表示のタグがあれば、その表記内容を確認してみましょう。桶(オケ)のマークに注目してみていきます。もし桶に×がついている場合は、水洗いはできません。 また水洗いOKの場合も、お洗濯時に気をつけなければいけない特徴をもつぬいぐるみもあります。 おうちで洗えるぬいぐるみで気をつけないといけないこと OKだけど気を付けないといけないこと ・色落ち(目立たない箇所ですこしRinennaを溶かした布をポンポンとつけてみて布に色がうつっていないかどうか確認しましょう) ・装飾品(目やボタンなど洗ったら取れそうなものは予め外して、洗濯後に付け直しましょう) ・服(着せ替えできるものはあらかじめ脱がせておきましょう) 洗濯表示がないぬいぐるみの確認ポイント 洗濯表示のタグがない場合の確認ポイントをご紹介します。下記の特徴があるぬいぐるみは、水洗いはできません。 NG|家で洗えないぬいぐるみ ・アンティークのもの ・機械が入っているもの ・縫っているのではなく接着剤を使用しているもの ・ぬいぐるみの中に紙や段ボールが入っているもの ・革製のぬいぐるみ 大切なぬいぐるみの日頃のお手入れ方法 洗えないけれど大切にしたい。ぬいぐるみの、日頃から簡単にできるお手入れをご紹介します。 ブラッシング 洋服用のブラシで、ぬいぐるみの埃を優しく落としましょう。洗えないぬいぐるみも、日頃からこまめにブラッシングしてキレイを保ちましょう。 天日干し 天気が良い日は、天日干しも◯。ただし直射日光は変色の原因となるため、気になる場合は日陰に干して風をとおしましょう。 掃除機 大きなぬいぐるみの場合は、掃除機をかけて埃を吸い取る方法も。ノズルを小さなものへ付け替えると、吸い取りやすいですよ。...

ぬいぐるみを自宅でふんわり洗濯|洗濯機と手洗い両方の手順を解説!

こんにちは。Rinenna編集部です。今回はぬいぐるみの洗い方をお伝えします。YouTubeで見る▼ 赤ちゃんや子どもが大好きなぬいぐるみ。ぬいぐるみは、赤ちゃんやお子さんが抱きしめて、よだれがついてたり、お出かけのときも一緒に連れていったりすることもあったりする割には、 洗う頻度が少なく意外に汚れがたまっていると思います。おうちでぬいぐるみをお洗濯をして、清潔にしてあげたいですよね。 ぬいぐるみを正しく洗ってフワフワにする洗濯手順を、4児のママであり、お洗濯研究家の平島利恵がお伝えします! ぬいぐみをふわふわに清潔に戻すおうちでの洗い方 ぬいぐるみには洗えるぬいぐるみと洗えないぬいぐるみがあります。 ぬいぐるみの洗い方1|洗濯表示を確認しよう ぬいぐるみに洗濯表示のタグがあれば、その表記内容を確認してみましょう。桶(オケ)のマークに注目してみていきます。もし桶に×がついている場合は、水洗いはできません。 また水洗いOKの場合も、お洗濯時に気をつけなければいけない特徴をもつぬいぐるみもあります。 おうちで洗えるぬいぐるみで気をつけないといけないこと OKだけど気を付けないといけないこと ・色落ち(目立たない箇所ですこしRinennaを溶かした布をポンポンとつけてみて布に色がうつっていないかどうか確認しましょう) ・装飾品(目やボタンなど洗ったら取れそうなものは予め外して、洗濯後に付け直しましょう) ・服(着せ替えできるものはあらかじめ脱がせておきましょう) 洗濯表示がないぬいぐるみの確認ポイント 洗濯表示のタグがない場合の確認ポイントをご紹介します。下記の特徴があるぬいぐるみは、水洗いはできません。 NG|家で洗えないぬいぐるみ ・アンティークのもの ・機械が入っているもの ・縫っているのではなく接着剤を使用しているもの ・ぬいぐるみの中に紙や段ボールが入っているもの ・革製のぬいぐるみ 大切なぬいぐるみの日頃のお手入れ方法 洗えないけれど大切にしたい。ぬいぐるみの、日頃から簡単にできるお手入れをご紹介します。 ブラッシング 洋服用のブラシで、ぬいぐるみの埃を優しく落としましょう。洗えないぬいぐるみも、日頃からこまめにブラッシングしてキレイを保ちましょう。 天日干し 天気が良い日は、天日干しも◯。ただし直射日光は変色の原因となるため、気になる場合は日陰に干して風をとおしましょう。 掃除機 大きなぬいぐるみの場合は、掃除機をかけて埃を吸い取る方法も。ノズルを小さなものへ付け替えると、吸い取りやすいですよ。...

服が傷まない洗濯方法とは?ダメージの原因や保管方法まで解説

服が傷まない洗濯方法とは?ダメージの原因や保管方法まで解説

服のダメージの原因とは? お気に入りの衣類は、なるべく買った時のような綺麗な状態で、長く着たいですよね。 残念ながら洋服は、着用と洗濯を重ねることで、必ず経年劣化していきます。 綺麗な状態を保つため、「お気に入りの服はめったに着ない」という方もいらっしゃると思いますが、せっかくのお気に入りならば、ご自身が着たいときにいつでも着られる方がいいですよね。 衣類がダメージを受ける大きな要因は、洗濯です。衣類に負担をかけず、衣類の汚れをしっかり落とすための洗濯のコツを解説します。 服を傷めないために洗濯で気を付けること 洗濯が衣類に与えるダメージは、「摩擦」と「水(水圧)」の2つがあります。おしゃれ着を綺麗に持つためには、衣類に合った洗濯が欠かせません。そのため、普段着とおしゃれ着は必ず分けて洗濯しましょう。 服を傷めないために洗濯で気を付けること①おしゃれ着コースを選ぶ 洗濯機のおしゃれ着コースは、弱水流で優しく洗うため、「摩擦」と「水圧」の影響を最小限に抑え、衣類ダメージを防ぐことができます。 服を傷めないために洗濯で気を付けること②洗濯ネットを活用する 「摩擦」と「水圧」の影響を抑えるためには、洗濯ネットに入れるのも効果的です。他の衣類との絡み合いを防ぐことができます。 服を傷めないために洗濯で気を付けること③シミがついたらすぐに落とす 食べこぼしやメイクの汚れなど、目に見えるシミが付着した時は、すぐに落としましょう。シミは時間が経つほど落としにくくなり、衣類に負荷をかけなくては落ちなない頑固な汚れに変質していきます。 おしゃれ着のシミを落とすときには、中性洗剤を使用します。汚れに中性洗剤を塗布し、繊維の奥に洗剤の成分が染み込むよう、歯ブラシなどで優しくトントン叩いてから洗います。この際、ゴシゴシ擦り洗いをすると、繊維を傷めてしまいます。 ■RINENNA Pro #ZEROなら擦り洗いなしでスルスル落ちる! 紫外線からも衣服はダメージを受けます ベランダに置いておいた洗濯ばさみがボロボロになったり、窓辺に置いておいた本が日焼けするように、衣類も紫外線の影響を受け、劣化したり色褪せしたりします。 特に濃色は色褪せしやすいため、風通しの良い日陰で陰干しするのがおすすめです。外干しする場合は、長時間干しっぱなしにすることは避け、乾いたらすぐに取り込みましょう。 服が傷まない干し方・乾燥方法:洗濯表示の確認 洗濯表示には、干し方の表示もあります。乾燥機が使えるか、つり干し・平干しなど、衣類に合った干し方を確認しましょう。 乾燥機に関する洗濯表示 服が傷まない干し方の洗濯表示 ぬれ干しは、脱水をせずに干します。厚手のものや水が垂れてくるときは、タオルに包んで優しく水分を移しとってから干しましょう。 服を傷ませないために着回しして衣類を休ませる 衣類は着用するだけでも、衣類同士や鞄との摩擦、外からの刺激・汚れなど、ダメージを受け、劣化していきます。 一度着たら2日ほど休ませるなどし、同じ衣類を連日着続けるのは控えましょう。ニットは着用後に毎回洗濯をしなくても問題ありません。洗濯をしない場合は、干し、ブラシをかけてから畳んでしまいます。 服が傷まない!洗濯機を使ってのおしゃれ着洗いのやり方 服が傷まない洗濯機での洗い方①自宅で洗えるのかを洗濯表記を見て確認...

服が傷まない洗濯方法とは?ダメージの原因や保管方法まで解説

服のダメージの原因とは? お気に入りの衣類は、なるべく買った時のような綺麗な状態で、長く着たいですよね。 残念ながら洋服は、着用と洗濯を重ねることで、必ず経年劣化していきます。 綺麗な状態を保つため、「お気に入りの服はめったに着ない」という方もいらっしゃると思いますが、せっかくのお気に入りならば、ご自身が着たいときにいつでも着られる方がいいですよね。 衣類がダメージを受ける大きな要因は、洗濯です。衣類に負担をかけず、衣類の汚れをしっかり落とすための洗濯のコツを解説します。 服を傷めないために洗濯で気を付けること 洗濯が衣類に与えるダメージは、「摩擦」と「水(水圧)」の2つがあります。おしゃれ着を綺麗に持つためには、衣類に合った洗濯が欠かせません。そのため、普段着とおしゃれ着は必ず分けて洗濯しましょう。 服を傷めないために洗濯で気を付けること①おしゃれ着コースを選ぶ 洗濯機のおしゃれ着コースは、弱水流で優しく洗うため、「摩擦」と「水圧」の影響を最小限に抑え、衣類ダメージを防ぐことができます。 服を傷めないために洗濯で気を付けること②洗濯ネットを活用する 「摩擦」と「水圧」の影響を抑えるためには、洗濯ネットに入れるのも効果的です。他の衣類との絡み合いを防ぐことができます。 服を傷めないために洗濯で気を付けること③シミがついたらすぐに落とす 食べこぼしやメイクの汚れなど、目に見えるシミが付着した時は、すぐに落としましょう。シミは時間が経つほど落としにくくなり、衣類に負荷をかけなくては落ちなない頑固な汚れに変質していきます。 おしゃれ着のシミを落とすときには、中性洗剤を使用します。汚れに中性洗剤を塗布し、繊維の奥に洗剤の成分が染み込むよう、歯ブラシなどで優しくトントン叩いてから洗います。この際、ゴシゴシ擦り洗いをすると、繊維を傷めてしまいます。 ■RINENNA Pro #ZEROなら擦り洗いなしでスルスル落ちる! 紫外線からも衣服はダメージを受けます ベランダに置いておいた洗濯ばさみがボロボロになったり、窓辺に置いておいた本が日焼けするように、衣類も紫外線の影響を受け、劣化したり色褪せしたりします。 特に濃色は色褪せしやすいため、風通しの良い日陰で陰干しするのがおすすめです。外干しする場合は、長時間干しっぱなしにすることは避け、乾いたらすぐに取り込みましょう。 服が傷まない干し方・乾燥方法:洗濯表示の確認 洗濯表示には、干し方の表示もあります。乾燥機が使えるか、つり干し・平干しなど、衣類に合った干し方を確認しましょう。 乾燥機に関する洗濯表示 服が傷まない干し方の洗濯表示 ぬれ干しは、脱水をせずに干します。厚手のものや水が垂れてくるときは、タオルに包んで優しく水分を移しとってから干しましょう。 服を傷ませないために着回しして衣類を休ませる 衣類は着用するだけでも、衣類同士や鞄との摩擦、外からの刺激・汚れなど、ダメージを受け、劣化していきます。 一度着たら2日ほど休ませるなどし、同じ衣類を連日着続けるのは控えましょう。ニットは着用後に毎回洗濯をしなくても問題ありません。洗濯をしない場合は、干し、ブラシをかけてから畳んでしまいます。 服が傷まない!洗濯機を使ってのおしゃれ着洗いのやり方 服が傷まない洗濯機での洗い方①自宅で洗えるのかを洗濯表記を見て確認...

本来の白さを取り戻す!白スニーカーの汚れの洗い方

本来の白さを取り戻す!白スニーカーの汚れの洗い方

汚れたスニーカーを洗ってきれいにしようとしても、逆にスニーカーを傷つけてしまったり、風合いが損なわれてしまったことはありませんか? また、合皮素材などの特殊な素材のスニーカーは、お手入れの方法が分からないという方もいるでしょう。 そこで今回は、スニーカーをきれいに長く履き続けるお手入れ方法をご紹介します。 いろいろな素材の白スニーカーを洗ってみよう! スニーカーには、キャンバス生地をはじめとした様々な素材があり、素材によってはこすり洗いをしてはいけないスニーカーもあります。 ここでは、素材別に洗い方や手順を詳しく説明していきます。 キャンバス地白スニーカーの洗い方|中性洗剤・重曹編 まずは、1番スタンダードなキャンバス地のスニーカーの洗濯方法についてです。 この素材のスニーカーは洗ったことがあるという方もたくさんいるのではないでしょうか?今一度、正しい洗い方をおさらいしてみてくださいね。 準備するもの ・ブラシ ・バケツ ・タオル ・スニーカー用洗濯ネット ・中性洗剤 ・重曹 手順 バケツに中性洗剤を溶かしてスニーカーを入れ、ブラシで汚れを落とす お湯1Lに対し5gの重曹を溶かしたバケツの中にスニーカーを入れ、つけおき(重曹で消臭効果も) しっかりすすぎ、スニーカー用洗濯ネットに入れて洗濯機で3分ほど脱水(靴の中にタオルを丸めて入れると型崩れ防止) 天日干しして、しっかり乾かす キャンバス地白スニーカーの洗い方|【動画で解説】Rinenna洗剤編 キャンバス地のスニーカーは、洗濯洗剤Rinennaを使ってつけおき洗いをしてもきれいに汚れがとれます。 Rinennaは臭いの元になる皮脂や汗などタンパク質汚れをごっそり落とすため、つけおきだけで汚れも落ちて臭いもとれるのです。特に臭いが気になる場合は、 臭いに特化したRinenna#2もおすすめですのでぜひ試してみてくださいね。 合皮素材白スニーカーの洗い方 合皮素材のスニーカーは水洗いできますが、キャンバス地のスニーカーと比べるとデリケートなため、こすり洗いはNG。 おしゃれ着用の中性洗剤を水に溶かし、スニーカーをつけおき洗いするのがおすすめです。 準備するもの ・柔らかいブラシ...

本来の白さを取り戻す!白スニーカーの汚れの洗い方

汚れたスニーカーを洗ってきれいにしようとしても、逆にスニーカーを傷つけてしまったり、風合いが損なわれてしまったことはありませんか? また、合皮素材などの特殊な素材のスニーカーは、お手入れの方法が分からないという方もいるでしょう。 そこで今回は、スニーカーをきれいに長く履き続けるお手入れ方法をご紹介します。 いろいろな素材の白スニーカーを洗ってみよう! スニーカーには、キャンバス生地をはじめとした様々な素材があり、素材によってはこすり洗いをしてはいけないスニーカーもあります。 ここでは、素材別に洗い方や手順を詳しく説明していきます。 キャンバス地白スニーカーの洗い方|中性洗剤・重曹編 まずは、1番スタンダードなキャンバス地のスニーカーの洗濯方法についてです。 この素材のスニーカーは洗ったことがあるという方もたくさんいるのではないでしょうか?今一度、正しい洗い方をおさらいしてみてくださいね。 準備するもの ・ブラシ ・バケツ ・タオル ・スニーカー用洗濯ネット ・中性洗剤 ・重曹 手順 バケツに中性洗剤を溶かしてスニーカーを入れ、ブラシで汚れを落とす お湯1Lに対し5gの重曹を溶かしたバケツの中にスニーカーを入れ、つけおき(重曹で消臭効果も) しっかりすすぎ、スニーカー用洗濯ネットに入れて洗濯機で3分ほど脱水(靴の中にタオルを丸めて入れると型崩れ防止) 天日干しして、しっかり乾かす キャンバス地白スニーカーの洗い方|【動画で解説】Rinenna洗剤編 キャンバス地のスニーカーは、洗濯洗剤Rinennaを使ってつけおき洗いをしてもきれいに汚れがとれます。 Rinennaは臭いの元になる皮脂や汗などタンパク質汚れをごっそり落とすため、つけおきだけで汚れも落ちて臭いもとれるのです。特に臭いが気になる場合は、 臭いに特化したRinenna#2もおすすめですのでぜひ試してみてくださいね。 合皮素材白スニーカーの洗い方 合皮素材のスニーカーは水洗いできますが、キャンバス地のスニーカーと比べるとデリケートなため、こすり洗いはNG。 おしゃれ着用の中性洗剤を水に溶かし、スニーカーをつけおき洗いするのがおすすめです。 準備するもの ・柔らかいブラシ...

ニット 洗濯

ニット・セーターの洗濯【完全版】自宅洗濯機、手洗いでの洗い方・干し方とは?

秋冬の定番アイテムであるニット。最近はご自宅で洗える素材のものも増えていますが、洗濯で毛羽立ち・毛玉が気になったり、伸び・縮みで着られなくなってしまったことはありませんか? ニットはデリケートな素材なので、普段着とは分けて洗います。正しいホームケアで買った時のようなキレイな状態をキープし、お気に入りを長く着ましょう!この記事では、お手入れ方法や洗濯方法、保管の注意点などをご紹介します。 ニット・セーターはお家で洗える?洗濯機?手洗い? まずは洗濯表⽰をチェック まずは必ず、洗濯絵表示を確認しましょう。 家庭では洗えないもの このマークがあるものは水洗いできないため、家庭での洗濯はできません。クリーニング店に相談しましょう。 家庭で洗えるが注意が必要なもの このマークがあるものは手洗い推奨です。洗濯機の機能向上により、「デリケートコース」など、手洗い表示のものを洗えるコースもあります。ご家庭の洗濯機の説明書を確認しましょう。 桶の中の数字は水温の上限を、桶の下の線は洗濯機の水流の強さを表しています。線が多いものほどデリケートな素材になるので、2本線があるものはデリケートコースで洗濯するか、手洗いをする方が安心です。 ニットはお湯を使うと縮みやすいので、基本的に30℃ほどの水で洗濯します。 ニットやセーターは素材の特徴も理解しておくとベター ニットには様々な素材が使われています。素材によって伸びやすいもの、縮みやすいものなどがあるため、それぞれに合ったケアを行います。 複数の素材を混ぜているものも多く、「アクリル」×「綿」や「ポリエステル」×「毛(ウール)」などの混紡糸を使ったニットは、毛玉ができやすいため、ホームケアで注意が必要です。 動物由来の素材~ウール、カシミヤ、モヘア、アルパカ、アンゴラ 毛(ウール)やカシミヤなどの動物繊維は、比較的高価ですが、高級感や保温性もあり、毛玉も出来にくい特徴があります。 洗濯の際は必ず中性洗剤を使用し、優しく洗います。(アルカリ性洗剤を使用すると、衣類の繊維を傷め、風合いが悪くなります。)  POINT 縮む原因は洗い方 動物由来の素材は、人間の髪の毛と同様に、水に濡れると膨潤し、繊維の表面のスケール(キューティクルのようなもの)が開きます。その時にもみ洗いや、強い水流の洗濯機にかけると、繊維同士が絡まり合い、フェルト化し、縮んでしまいます。フェルト化した繊維は元に戻せません。 汗をかいて濡れた時も縮むリスクがあるため、脇の下など汗をかきやすい場所は、肌着を着用し、汗がニットに染み込まないよう注意します。 植物由来の素材~シルク、コットン シルクはデリケートな素材です。洗濯機の使用は避け、中性洗剤で30度未満の冷水を使って手洗いします。アルカリ性洗剤を使用すると、衣類の繊維を傷め、風合いが悪くなります。 コットンは洗濯機洗いもできますが、洗濯の際は縮みに注意し、洗濯ネットを使用します。 いずれも、漂白剤の使用はできません。 化学繊維~アクリル、ポリエステル、レーヨン 合成繊維のニットは低価格でありながら、縮んだり型崩れしにくく、洗濯機で洗えるものが多いため、扱いやすい素材です。虫食いのリスクがないものの、毛玉になりやすいという特徴もあります。  POINT 伸びる原因は干し方 アクリルは強く引っ張ると伸びやすいため、干す際は平干しが安心です。熱にも弱いため、お湯を使った手洗い・乾燥機・アイロンがけも控えます。 ウォッシャブルニット 最近は洗える「ウォッシャブルニット」もよく目にしますよね。これは、水に濡れても縮まないよう防縮加工されています。繊維をコーティングしたり、繊維の表面にあるウロコ状の端を切り落とすことで、繊維の絡み合いを防ぎ、縮みを予防します。...

ニット・セーターの洗濯【完全版】自宅洗濯機、手洗いでの洗い方・干し方とは?

秋冬の定番アイテムであるニット。最近はご自宅で洗える素材のものも増えていますが、洗濯で毛羽立ち・毛玉が気になったり、伸び・縮みで着られなくなってしまったことはありませんか? ニットはデリケートな素材なので、普段着とは分けて洗います。正しいホームケアで買った時のようなキレイな状態をキープし、お気に入りを長く着ましょう!この記事では、お手入れ方法や洗濯方法、保管の注意点などをご紹介します。 ニット・セーターはお家で洗える?洗濯機?手洗い? まずは洗濯表⽰をチェック まずは必ず、洗濯絵表示を確認しましょう。 家庭では洗えないもの このマークがあるものは水洗いできないため、家庭での洗濯はできません。クリーニング店に相談しましょう。 家庭で洗えるが注意が必要なもの このマークがあるものは手洗い推奨です。洗濯機の機能向上により、「デリケートコース」など、手洗い表示のものを洗えるコースもあります。ご家庭の洗濯機の説明書を確認しましょう。 桶の中の数字は水温の上限を、桶の下の線は洗濯機の水流の強さを表しています。線が多いものほどデリケートな素材になるので、2本線があるものはデリケートコースで洗濯するか、手洗いをする方が安心です。 ニットはお湯を使うと縮みやすいので、基本的に30℃ほどの水で洗濯します。 ニットやセーターは素材の特徴も理解しておくとベター ニットには様々な素材が使われています。素材によって伸びやすいもの、縮みやすいものなどがあるため、それぞれに合ったケアを行います。 複数の素材を混ぜているものも多く、「アクリル」×「綿」や「ポリエステル」×「毛(ウール)」などの混紡糸を使ったニットは、毛玉ができやすいため、ホームケアで注意が必要です。 動物由来の素材~ウール、カシミヤ、モヘア、アルパカ、アンゴラ 毛(ウール)やカシミヤなどの動物繊維は、比較的高価ですが、高級感や保温性もあり、毛玉も出来にくい特徴があります。 洗濯の際は必ず中性洗剤を使用し、優しく洗います。(アルカリ性洗剤を使用すると、衣類の繊維を傷め、風合いが悪くなります。)  POINT 縮む原因は洗い方 動物由来の素材は、人間の髪の毛と同様に、水に濡れると膨潤し、繊維の表面のスケール(キューティクルのようなもの)が開きます。その時にもみ洗いや、強い水流の洗濯機にかけると、繊維同士が絡まり合い、フェルト化し、縮んでしまいます。フェルト化した繊維は元に戻せません。 汗をかいて濡れた時も縮むリスクがあるため、脇の下など汗をかきやすい場所は、肌着を着用し、汗がニットに染み込まないよう注意します。 植物由来の素材~シルク、コットン シルクはデリケートな素材です。洗濯機の使用は避け、中性洗剤で30度未満の冷水を使って手洗いします。アルカリ性洗剤を使用すると、衣類の繊維を傷め、風合いが悪くなります。 コットンは洗濯機洗いもできますが、洗濯の際は縮みに注意し、洗濯ネットを使用します。 いずれも、漂白剤の使用はできません。 化学繊維~アクリル、ポリエステル、レーヨン 合成繊維のニットは低価格でありながら、縮んだり型崩れしにくく、洗濯機で洗えるものが多いため、扱いやすい素材です。虫食いのリスクがないものの、毛玉になりやすいという特徴もあります。  POINT 伸びる原因は干し方 アクリルは強く引っ張ると伸びやすいため、干す際は平干しが安心です。熱にも弱いため、お湯を使った手洗い・乾燥機・アイロンがけも控えます。 ウォッシャブルニット 最近は洗える「ウォッシャブルニット」もよく目にしますよね。これは、水に濡れても縮まないよう防縮加工されています。繊維をコーティングしたり、繊維の表面にあるウロコ状の端を切り落とすことで、繊維の絡み合いを防ぎ、縮みを予防します。...

布ナプキンの正しい洗い方!つけ置き洗いで簡単に汚れを落とす

布ナプキンの正しい洗い方!つけ置き洗いで簡単に汚れを落とす

生理痛の緩和や温活にもオススメな布ナプキン。 布ナプキンのメリットでもご紹介した通り、洗って繰り返し使える布ナプキンは、サスティナブルで環境にはもちろんカラダにもお財布にも優しいのが魅力。 布ナプキンを始めたいけど洗濯が大変そうと思っている方に、キレイに汚れを落とす洗濯方法やポイントを洗濯研究家の平島利恵監修のもとご紹介します。 「布ナプキンの洗い方」を動画でみる方はこちら▼ 簡単!布ナプキンの洗い方 「布ナプキンの洗濯って大変そう」 「きちんと汚れは落ちるのかな?」 布ナプキンを使い始める前に洗濯について不安に思う方も多くいらっしゃるかと思います。しかし洗い方は慣れてしまえばとても簡単!       布ナプキンの洗い方を3stepで徹底解説 布ナプキンの洗い方1:準備するもの 重曹またはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ) つけ置きバケツ(今回の記事ではオムニウッティバケツを使用しています) オムニウッティバケツなら、蓋付きのためニオイや家族の目も気にならないのでオススメです。   ※つけ置き用のバケツは、アルミニウム素材は使わないようにしましょう。リネンナの洗濯洗剤は弱アルカリ性なので、アルカリに弱いアルミニウム素材とは相性が良くありません。   布ナプキンの洗い方2:予洗いをする つけ置き洗いをする前に、ぬるま湯または水で汚れを押し出すように経血を落とします。感染症予防のためゴム手袋をつけましょう。     布ナプキンの洗い方3:つけ置き洗いをする バケツの中に40℃のお湯1.5ℓに対し、重曹またはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)大さじ1杯いれてよく混ぜる。 布ナプキンの汚れた面を下にしてバケツにしっかりしずめて、一晩つけ置きします。バケツの壁に沿って滑り込むように入れると空気が入らずしっかりと洗浄液に沈みます。 バケツの蓋を閉めてニオイもシャットダウン! 洗濯機に布ナプキンを入れてひとまわし  つけ置きした布ナプキンを洗濯機に入れて洗いましょう。スナップボタンの破損が気になるようでしたら、洗濯ネットに入れましょう。 柔軟剤を使うと、布ナプキンの吸水力が低くなってしまう可能性があります。しかし布ナプキンの風合いが損なわれるのが気になる方は、少量の柔軟剤を入れて洗濯しましょう。...

布ナプキンの正しい洗い方!つけ置き洗いで簡単に汚れを落とす

生理痛の緩和や温活にもオススメな布ナプキン。 布ナプキンのメリットでもご紹介した通り、洗って繰り返し使える布ナプキンは、サスティナブルで環境にはもちろんカラダにもお財布にも優しいのが魅力。 布ナプキンを始めたいけど洗濯が大変そうと思っている方に、キレイに汚れを落とす洗濯方法やポイントを洗濯研究家の平島利恵監修のもとご紹介します。 「布ナプキンの洗い方」を動画でみる方はこちら▼ 簡単!布ナプキンの洗い方 「布ナプキンの洗濯って大変そう」 「きちんと汚れは落ちるのかな?」 布ナプキンを使い始める前に洗濯について不安に思う方も多くいらっしゃるかと思います。しかし洗い方は慣れてしまえばとても簡単!       布ナプキンの洗い方を3stepで徹底解説 布ナプキンの洗い方1:準備するもの 重曹またはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ) つけ置きバケツ(今回の記事ではオムニウッティバケツを使用しています) オムニウッティバケツなら、蓋付きのためニオイや家族の目も気にならないのでオススメです。   ※つけ置き用のバケツは、アルミニウム素材は使わないようにしましょう。リネンナの洗濯洗剤は弱アルカリ性なので、アルカリに弱いアルミニウム素材とは相性が良くありません。   布ナプキンの洗い方2:予洗いをする つけ置き洗いをする前に、ぬるま湯または水で汚れを押し出すように経血を落とします。感染症予防のためゴム手袋をつけましょう。     布ナプキンの洗い方3:つけ置き洗いをする バケツの中に40℃のお湯1.5ℓに対し、重曹またはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)大さじ1杯いれてよく混ぜる。 布ナプキンの汚れた面を下にしてバケツにしっかりしずめて、一晩つけ置きします。バケツの壁に沿って滑り込むように入れると空気が入らずしっかりと洗浄液に沈みます。 バケツの蓋を閉めてニオイもシャットダウン! 洗濯機に布ナプキンを入れてひとまわし  つけ置きした布ナプキンを洗濯機に入れて洗いましょう。スナップボタンの破損が気になるようでしたら、洗濯ネットに入れましょう。 柔軟剤を使うと、布ナプキンの吸水力が低くなってしまう可能性があります。しかし布ナプキンの風合いが損なわれるのが気になる方は、少量の柔軟剤を入れて洗濯しましょう。...

ファーの洗濯方法とは?お家でできる洗い方のコツやお手入れ法を解説!

ファーの洗濯方法とは?お家でできる洗い方のコツやお手入れ法を解説!

ファーを使った衣類や小物は、秋・冬のおしゃれには欠かせないアイテムですよね。ファーはデリケートな素材なので、クリーニングでしかお手入れできないと思われがちですが、実は素材によってはご自宅で洗うことができます。 今回は、ご自宅で洗えるファーの見分け方と、風合いを損ねないお洗濯方法をご紹介します。お気に入りのファーアイテムをホームクリーニングして、キレイに長く身につけましょう! ファーの種類 リアルファー ファーは、動物の毛皮を指します。高品質な毛皮はファッションやアクセサリーの素材として使用され、その美しさや保温性から様々なアイテムに加工されてきました。ところが近年は、動物福祉や環境への配慮から、毛皮の販売が禁止される国もあり、ハイブランドも毛皮の使用を中止する傾向にあります。 特長 弾力性と耐水性に優れている 保温性に優れている 柔らかな触感と美しい光沢 短所 個体により毛の長さ・色合いが異なる 摩擦に弱く、毛が抜けてくる 害虫・カビが繁殖しやすい 紫外線により、劣化・退色する ニオイを吸収しやすい 特殊なクリーニングが必要となり、コストと時間がかかる フェイクファー(エコファー) フェイクファーは、動物の毛皮に似せた合成素材を使用して作られた人工素材のファーです。最近は、フェイク(偽物)ではなくエコ(環境保護・動物保護)ファーとも呼ばれています。フェイクファーは一般的に動物に優しい選択肢とされ、動物を傷つけることなくファーの質感を再現した素材です。繊維やプラスチックなどの合成材料から作られ、リアルファーと比較してコストが低く、倫理的な観点からもファッションではフェイクファー(エコファー)使用するのが一般的になっています。 特長 価格が安い 耐久性がある 手入れが簡単 天然毛皮にはない色・柄を作れる 天然毛皮と見分けがつかない質のものが増えている 短所 熱・湿気に弱い ファーはおうちで洗濯できる?   リアルファーの場合 リアルファーは、非常にデリケートな素材です。水洗いができないためご自宅では洗濯ができません。お手入れは、必ずクリーニング店に相談します。...

ファーの洗濯方法とは?お家でできる洗い方のコツやお手入れ法を解説!

ファーを使った衣類や小物は、秋・冬のおしゃれには欠かせないアイテムですよね。ファーはデリケートな素材なので、クリーニングでしかお手入れできないと思われがちですが、実は素材によってはご自宅で洗うことができます。 今回は、ご自宅で洗えるファーの見分け方と、風合いを損ねないお洗濯方法をご紹介します。お気に入りのファーアイテムをホームクリーニングして、キレイに長く身につけましょう! ファーの種類 リアルファー ファーは、動物の毛皮を指します。高品質な毛皮はファッションやアクセサリーの素材として使用され、その美しさや保温性から様々なアイテムに加工されてきました。ところが近年は、動物福祉や環境への配慮から、毛皮の販売が禁止される国もあり、ハイブランドも毛皮の使用を中止する傾向にあります。 特長 弾力性と耐水性に優れている 保温性に優れている 柔らかな触感と美しい光沢 短所 個体により毛の長さ・色合いが異なる 摩擦に弱く、毛が抜けてくる 害虫・カビが繁殖しやすい 紫外線により、劣化・退色する ニオイを吸収しやすい 特殊なクリーニングが必要となり、コストと時間がかかる フェイクファー(エコファー) フェイクファーは、動物の毛皮に似せた合成素材を使用して作られた人工素材のファーです。最近は、フェイク(偽物)ではなくエコ(環境保護・動物保護)ファーとも呼ばれています。フェイクファーは一般的に動物に優しい選択肢とされ、動物を傷つけることなくファーの質感を再現した素材です。繊維やプラスチックなどの合成材料から作られ、リアルファーと比較してコストが低く、倫理的な観点からもファッションではフェイクファー(エコファー)使用するのが一般的になっています。 特長 価格が安い 耐久性がある 手入れが簡単 天然毛皮にはない色・柄を作れる 天然毛皮と見分けがつかない質のものが増えている 短所 熱・湿気に弱い ファーはおうちで洗濯できる?   リアルファーの場合 リアルファーは、非常にデリケートな素材です。水洗いができないためご自宅では洗濯ができません。お手入れは、必ずクリーニング店に相談します。...

洗濯物が色移り・色落ちの原因・対処法・防止法を洗濯研究家が解説!

洗濯物が色移り・色落ちの原因・対処法・防止法を洗濯研究家が解説!

お気に入りの洋服が、洗濯によって色落ちしたり色移りしてしまったことはありませんか?特に、濃色の洋服は色落ちや色褪せが起こりやすいため、洗濯を重ねるうちに着られなくなってしまった、というご経験もあるかもしれません。衣類は、着用することで生地が摩耗したり、引っ張られたり、汗などの汚れが付くことで、劣化していきます。 もちろん洗濯も、生地の劣化を招く大きな要因の一つです。洗濯では「摩擦」と「水流」だけでなく、外干しの際の「紫外線」によっても繊維が傷み、劣化します。この劣化が、衣類の風合いの変化や、変色・褪色の要因の一つになります。衣類の経年劣化は避けることができません。生地によっては「色落ちが起こりやすい生地」もありますが、ジーンズのように色落ちを楽しむ衣類もあります。今回は、お気に入りのお洋服を、いつでも着たいときにキレイに着られるよう、洗濯で色移り・色落ちする原因と、それを防ぐ洗濯術について詳しく解説します。 洗濯物が色移り・色落ちする4つの原因 衣類の色落ちは主に洗濯の過程で発生します。なぜ洗濯をすると色落ちしてしまうのでしょうか。 ポイントは、衣類の堅牢度(染色された生地の色落ち・色移り等に対する強さ)と衣類に残った汚れです。 洗濯物が色移り・色落ちする原因1:水に溶けた染料が一緒に洗った衣類に移る 濃色の衣類やジーンズなどを洗濯すると、水の中に染料が溶け出すことがあります。これが白物衣類に付着し、色移りが発生します。 水に浸かることで染料が溶け出すため、特に購入したばかりの衣類を選択する際は注意が必要です。また、もともと堅牢度の低い衣類もあるため、以下の衣類を洗濯する際は、白物衣類と分けて洗濯をする方が安心です。 洗濯物が色移り・色落ちする原因2:脱水中に水に溶け出た染料が飛び散り、一緒に洗った衣類に移る 洗濯の洗いの工程以外に、脱水の工程でも色移りが発生するリスクがあります。脱水中の遠心力で水分と一緒に染料が飛び散り、他の衣類に色が移ることがあります。 洗濯物が色移り・色落ちする原因3:濡れて接触した衣類の色にうつる 染料は水にぬれることで溶け出すため、洗濯後、濡れた衣類をそのままにしていると、他の衣類に色移りしてしまうことがあります。 これは、洗濯前にも注意が必要です。洗濯カゴの中に濡れた衣類を一緒にいれておくと、色移りのリスクだけでなく、雑菌繁殖の温床になる可能性もあるため、濡れたものは洗濯するまで乾かしながら保管しましょう。 洗濯物が色移り・色落ちする原因4:蓄積汚れ 衣替えの際、長期間保管していた衣類を洗濯をしたところ色落ちをしてしまうことがあります。これは、衣替え前に落とし切れなかった汚れが、時間の経過とともに衣類の繊維を劣化・変質させることにより起こります。 特に襟袖など、皮脂の汚れが蓄積しやすい場所に発生しやすく、洗濯をすることで弱った繊維が剥がれ落ち、色落ちしたように見えることがあります。 これを防ぐためには、衣替え前にしっかり汚れを落とす「しまい洗い」がとても大切です。 紫外線の影響による色褪せにも要注意 外干しをすると、衣類は太陽の紫外線にさらされます。ベランダに置きっぱなしの洗濯ばさみがボロボロになるように、紫外線は衣類の繊維も劣化させ、変色・色褪せの原因となります。色の濃い服は特に褪色しやすいため、特に夏の紫外線が強い時期は注意が必要です。 変色しやすい生地や濃色の衣類は陰干しし、乾いたららすぐに取り込むようにしましょう。   洗濯物の色移りは基本的には家庭で元に戻すのは難しい 洗濯中に色移りしまった衣類は、繊維が染料で染まってしまった状態です。色落ちに気付き、濡れた状態ですぐに漂白剤を使用すれば、元に戻せる可能性もありますが、乾いてしまったり時間が経ったものをご家庭で戻すのは、とても難しいです。 ご家庭で漂白剤を使って洗い流す過程で、更に色落ちして、状態を悪化させてしまうこともあります。白物衣類であれば、強力な漂白力をもつ塩素系漂白剤を使うことで染色を脱色することはできますが、繊維への負担が大きいため、色は戻っても繊維自体が傷んでしまう恐れがあります。 また、色柄物は塩素系漂白剤を使用すると色柄の色まで落としてしまうので生地の劣化を防ぐためにも、クリーニング店で相談するほうが安心です。 POINT 漂白剤が汚れを落とすメカニズム 漂白剤は、化学反応でシミや汚れの色素・汚れ自体を分解することで、汚れを落とします。その過程で、汚れがついた箇所や周りの繊維まで一緒に破壊してしまうことがあるため、繊維が傷み、衣類が薄くなったり破れたりすることがあります。そのため、漂白剤を使用する前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。 漂白剤に要注意!正しい知識と使い方ー塩素系?酸素系?色落ちの原因?   色移り・色落ち...

洗濯物が色移り・色落ちの原因・対処法・防止法を洗濯研究家が解説!

お気に入りの洋服が、洗濯によって色落ちしたり色移りしてしまったことはありませんか?特に、濃色の洋服は色落ちや色褪せが起こりやすいため、洗濯を重ねるうちに着られなくなってしまった、というご経験もあるかもしれません。衣類は、着用することで生地が摩耗したり、引っ張られたり、汗などの汚れが付くことで、劣化していきます。 もちろん洗濯も、生地の劣化を招く大きな要因の一つです。洗濯では「摩擦」と「水流」だけでなく、外干しの際の「紫外線」によっても繊維が傷み、劣化します。この劣化が、衣類の風合いの変化や、変色・褪色の要因の一つになります。衣類の経年劣化は避けることができません。生地によっては「色落ちが起こりやすい生地」もありますが、ジーンズのように色落ちを楽しむ衣類もあります。今回は、お気に入りのお洋服を、いつでも着たいときにキレイに着られるよう、洗濯で色移り・色落ちする原因と、それを防ぐ洗濯術について詳しく解説します。 洗濯物が色移り・色落ちする4つの原因 衣類の色落ちは主に洗濯の過程で発生します。なぜ洗濯をすると色落ちしてしまうのでしょうか。 ポイントは、衣類の堅牢度(染色された生地の色落ち・色移り等に対する強さ)と衣類に残った汚れです。 洗濯物が色移り・色落ちする原因1:水に溶けた染料が一緒に洗った衣類に移る 濃色の衣類やジーンズなどを洗濯すると、水の中に染料が溶け出すことがあります。これが白物衣類に付着し、色移りが発生します。 水に浸かることで染料が溶け出すため、特に購入したばかりの衣類を選択する際は注意が必要です。また、もともと堅牢度の低い衣類もあるため、以下の衣類を洗濯する際は、白物衣類と分けて洗濯をする方が安心です。 洗濯物が色移り・色落ちする原因2:脱水中に水に溶け出た染料が飛び散り、一緒に洗った衣類に移る 洗濯の洗いの工程以外に、脱水の工程でも色移りが発生するリスクがあります。脱水中の遠心力で水分と一緒に染料が飛び散り、他の衣類に色が移ることがあります。 洗濯物が色移り・色落ちする原因3:濡れて接触した衣類の色にうつる 染料は水にぬれることで溶け出すため、洗濯後、濡れた衣類をそのままにしていると、他の衣類に色移りしてしまうことがあります。 これは、洗濯前にも注意が必要です。洗濯カゴの中に濡れた衣類を一緒にいれておくと、色移りのリスクだけでなく、雑菌繁殖の温床になる可能性もあるため、濡れたものは洗濯するまで乾かしながら保管しましょう。 洗濯物が色移り・色落ちする原因4:蓄積汚れ 衣替えの際、長期間保管していた衣類を洗濯をしたところ色落ちをしてしまうことがあります。これは、衣替え前に落とし切れなかった汚れが、時間の経過とともに衣類の繊維を劣化・変質させることにより起こります。 特に襟袖など、皮脂の汚れが蓄積しやすい場所に発生しやすく、洗濯をすることで弱った繊維が剥がれ落ち、色落ちしたように見えることがあります。 これを防ぐためには、衣替え前にしっかり汚れを落とす「しまい洗い」がとても大切です。 紫外線の影響による色褪せにも要注意 外干しをすると、衣類は太陽の紫外線にさらされます。ベランダに置きっぱなしの洗濯ばさみがボロボロになるように、紫外線は衣類の繊維も劣化させ、変色・色褪せの原因となります。色の濃い服は特に褪色しやすいため、特に夏の紫外線が強い時期は注意が必要です。 変色しやすい生地や濃色の衣類は陰干しし、乾いたららすぐに取り込むようにしましょう。   洗濯物の色移りは基本的には家庭で元に戻すのは難しい 洗濯中に色移りしまった衣類は、繊維が染料で染まってしまった状態です。色落ちに気付き、濡れた状態ですぐに漂白剤を使用すれば、元に戻せる可能性もありますが、乾いてしまったり時間が経ったものをご家庭で戻すのは、とても難しいです。 ご家庭で漂白剤を使って洗い流す過程で、更に色落ちして、状態を悪化させてしまうこともあります。白物衣類であれば、強力な漂白力をもつ塩素系漂白剤を使うことで染色を脱色することはできますが、繊維への負担が大きいため、色は戻っても繊維自体が傷んでしまう恐れがあります。 また、色柄物は塩素系漂白剤を使用すると色柄の色まで落としてしまうので生地の劣化を防ぐためにも、クリーニング店で相談するほうが安心です。 POINT 漂白剤が汚れを落とすメカニズム 漂白剤は、化学反応でシミや汚れの色素・汚れ自体を分解することで、汚れを落とします。その過程で、汚れがついた箇所や周りの繊維まで一緒に破壊してしまうことがあるため、繊維が傷み、衣類が薄くなったり破れたりすることがあります。そのため、漂白剤を使用する前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。 漂白剤に要注意!正しい知識と使い方ー塩素系?酸素系?色落ちの原因?   色移り・色落ち...

漂白剤に要注意!正しい知識と使い方ー塩素系?酸素系?色落ちの原因?

漂白剤に要注意!正しい知識と使い方ー塩素系?酸素系?色落ちの原因?

そもそも漂白剤とは みなさんは、洗濯の際に漂白剤を使用していますか?ワイドハイターやオキシクリーンなども漂白剤ですが、意外と知らずに使っている方もいらっしゃるかもしれません。 「漂白剤」と聞くと、何でもかんでも白くしてしまうイメージがありますが、そうではありません。漂白剤を正しく使うと、 シミや汚れを取り除くことができる 衣類全体のくすみをとることができる 衣類に残った雑菌を殺菌・消毒することができる 生乾き臭や汗臭などの嫌なニオイを取り除くこともできる といったメリットも沢山あります。 ただし、漂白剤は使い方を間違えると、衣類を傷めたり、風合いを損ねたり、脱色したりする原因となってしまいます。 また、「洗濯の際に必ず漂白剤を一緒に入れている」という方も、注意が必要です。知らず知らずのうちに、衣類の繊維に負担がかかり、衣類の繊維が薄くなったり破けてしまったり、衣類ダメージの原因となっている可能性もあります。 大切な衣類の風合いを損ねることなく、キレイに長く着続けるためには、衣類に合わせたお洗濯が欠かせません。今回は、漂白剤の正しい使い方や、洗剤と漂白剤の違いについて解説します。 洗濯洗剤と漂白剤の違いとは 衣類の黄ばみ・黒ずみを落とし、白くしたいときには漂白剤を使う、という方も多いと思います。漂白剤と洗剤はどちらも衣類の汚れを落とす作用がありますが、汚れを落とすメカニズムが異なります。 洗剤の汚れの落とし方 洗剤は、界面活性剤が汚れに吸着し、衣類の繊維から汚れを引きはがすことで、汚れを落とします。 漂白剤の汚れの落とし方 漂白剤は、化学反応でシミや汚れの色素・汚れ自体を分解することで、汚れを落とします。 大まかにいうと、洗剤は汚れを浮かせて落とすのに対し、漂白剤は化学変化で汚れ自体を分解します。漂白剤の方が汚れを落とす効果は高いものの、汚れを分解する過程で衣類の繊維への負担も大きくなります。どちらが良いということではなく、汚れの質・種類や、衣類の繊維に合わせ、使い分けをすることが大切です。 塩素系?酸素系?漂白剤のタイプの違いとは? 漂白剤には、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。同じ漂白剤ではありますが、使用できる衣類が全く異なります。誤って使用すると、脱色で衣類をダメにしてしまうので、使用前に、酸素系か塩素系のどちらの漂白剤か、必ず確認しましょう。 漂白剤を使用する前は、衣類の洗濯表示も必ず確認します。 水洗いが出来ない衣類には、漂白剤は使用できません。 塩素系漂白剤とは 主成分は次亜塩素酸ナトリウム 漂白・殺菌力が強く染料まで脱色するため、白物にのみ使用可 強いアルカリ性のため、綿・麻・ポリエステル・アクリル以外の繊維には使用不可 刺激臭があり、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する 酸素系漂白剤とは 成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウム 染料を脱色しないため、色柄物にも使用可...

漂白剤に要注意!正しい知識と使い方ー塩素系?酸素系?色落ちの原因?

そもそも漂白剤とは みなさんは、洗濯の際に漂白剤を使用していますか?ワイドハイターやオキシクリーンなども漂白剤ですが、意外と知らずに使っている方もいらっしゃるかもしれません。 「漂白剤」と聞くと、何でもかんでも白くしてしまうイメージがありますが、そうではありません。漂白剤を正しく使うと、 シミや汚れを取り除くことができる 衣類全体のくすみをとることができる 衣類に残った雑菌を殺菌・消毒することができる 生乾き臭や汗臭などの嫌なニオイを取り除くこともできる といったメリットも沢山あります。 ただし、漂白剤は使い方を間違えると、衣類を傷めたり、風合いを損ねたり、脱色したりする原因となってしまいます。 また、「洗濯の際に必ず漂白剤を一緒に入れている」という方も、注意が必要です。知らず知らずのうちに、衣類の繊維に負担がかかり、衣類の繊維が薄くなったり破けてしまったり、衣類ダメージの原因となっている可能性もあります。 大切な衣類の風合いを損ねることなく、キレイに長く着続けるためには、衣類に合わせたお洗濯が欠かせません。今回は、漂白剤の正しい使い方や、洗剤と漂白剤の違いについて解説します。 洗濯洗剤と漂白剤の違いとは 衣類の黄ばみ・黒ずみを落とし、白くしたいときには漂白剤を使う、という方も多いと思います。漂白剤と洗剤はどちらも衣類の汚れを落とす作用がありますが、汚れを落とすメカニズムが異なります。 洗剤の汚れの落とし方 洗剤は、界面活性剤が汚れに吸着し、衣類の繊維から汚れを引きはがすことで、汚れを落とします。 漂白剤の汚れの落とし方 漂白剤は、化学反応でシミや汚れの色素・汚れ自体を分解することで、汚れを落とします。 大まかにいうと、洗剤は汚れを浮かせて落とすのに対し、漂白剤は化学変化で汚れ自体を分解します。漂白剤の方が汚れを落とす効果は高いものの、汚れを分解する過程で衣類の繊維への負担も大きくなります。どちらが良いということではなく、汚れの質・種類や、衣類の繊維に合わせ、使い分けをすることが大切です。 塩素系?酸素系?漂白剤のタイプの違いとは? 漂白剤には、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。同じ漂白剤ではありますが、使用できる衣類が全く異なります。誤って使用すると、脱色で衣類をダメにしてしまうので、使用前に、酸素系か塩素系のどちらの漂白剤か、必ず確認しましょう。 漂白剤を使用する前は、衣類の洗濯表示も必ず確認します。 水洗いが出来ない衣類には、漂白剤は使用できません。 塩素系漂白剤とは 主成分は次亜塩素酸ナトリウム 漂白・殺菌力が強く染料まで脱色するため、白物にのみ使用可 強いアルカリ性のため、綿・麻・ポリエステル・アクリル以外の繊維には使用不可 刺激臭があり、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する 酸素系漂白剤とは 成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウム 染料を脱色しないため、色柄物にも使用可...