おうちでお洗濯(11/17)

自宅で出来るダウンジャケットの洗い方|プロが教える洗濯の基本Vol.33

Column
2019.02.25

冬に大活躍のダウンジャケット。寒い日には手放せませんよね。

暖かいあまりに毎日のように頻繁に着ていると袖口や身頃の汚れが目立ったり、汗のニオイが染み付いたり・・・知らないうちに汚れが蓄積されています。

特に子どものダウンジャケットは公園での泥汚れや食べ物や飲み物のシミがついてしまいます。

実はダウンジャケットって、お家で洗えるんです!でも、「洗い方が分からないなぁ〜」という方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。

お洗濯のプロ、クリーニング屋さん直伝のホームクリーニング方法を4児のママであり、洗濯研究家の平島利恵がご紹介いたします。

衣替えの時期に、また冬のシーズンが来た時に気持ちよく着るために、しっかりケアしておきましょう。

ダウンジャケットの自宅でのお洗濯方法

ダウンジャケットを自宅で洗濯できる?プロに任せる?

洗濯表示を確認する

ダウンジャケットはデリケートなので、必ず洗濯表示を確認し、「洗濯機マークや手洗いできるマーク」があれば自宅で洗濯可能ですが、「手洗い不可マーク」がついていれば、自宅でのお洗濯は諦めクリーニング屋さんに出しましょう。

生地を確認する

表地がナイロン・ポリエステルであれば、ホームクリーニング可能ですが、ウール、レザーダウンジャケットは家庭で洗うのは諦めてクリーニングに潔く、出しましょう。

ダウン 洗濯

ダウンジャケットの洗濯方法<準備>

ダウンジャケットを自宅で洗濯する前に

ダウン専用の洗剤(中性)を用意する

ダウンジャケットはデリケートなので、ダウン専用の中性洗剤を用意しましょう。

フードを外す

フードは外して別で洗いましょう。

形を整える

ファスナーやフックなどの留め具は、こすれて衣服を傷めないように、必ず留めて置き、型崩れを防ぐために形を整えます。

 

ダウンジャケットの洗濯方法<洗い〜すすぎ>

優しく押し洗い

ダウンジャケットの中に入っている羽毛は、水につけても浮いてしまうので、洗濯機では洗えません。
洗濯層やお風呂、キレイにしたタンクにぬるま湯を張り、洗剤を溶かしてください。

そこにダウンジャケットを何度も沈めて浸し、優しく押し洗いをしていきます。
羽毛はなかなか水を吸わないので手で抑え洗剤液を吸わせる必要があります。優しく押し洗いを繰り返していきましょう。

 

襟や袖などの部分洗い

特に女性は、襟部分の頬が当たるところは、どうしてもファンデーションなどの汚れが付いてしまいます。

汚れがひどい襟や袖は部分洗いしましょう。

200ミリリットルのお湯にRinenna#1をスプーン1杯(20グラム)を入れ、よくかき混ぜて溶かします。

ここで登場するのが「歯ブラシ」

汚れ部分をゴシゴシ洗っていきます。ニットと違ってダウンジャケットの場合はゴシゴシ洗っても大丈夫な場合も多いので、しっかり洗って汚れを落とします。

しかし、汚れがひどいからと激しく揉み荒いするのは禁物で、表生地の汚れを落とすよう心がけましょう。優しく丁寧に扱ってくださいね。
ここで汚れを落としておくことで、洗濯後の仕上がりが変わります。

そして、再度押し洗いを繰り返し、部分洗いした汚れを洗濯液に溶かし出していきます。

すすぎ洗い

すすぎ洗いも優しく押し洗いをし、水を入れ替えて2回ほどすすぎましょう。しっかり何度も何度も押しながら、汚れを出していくことが大事です。

2回目には柔軟仕上げ剤を入れるのもオススメです。
お風呂場で洗う場合は、シャワーを使ってすすいでも◎。
押し洗い・すすぎ洗いは手早くすませ、ダウンのふんわり感をキープしましょう。

 

ダウンジャケットの干し方

脱水はバスタオルで水分を取る

洗っていた風呂桶や洗面台、洗濯桶のお湯を抜いたら、軽く押しながらジャケットやコートの水気を絞っていきます
下に下にとダウンが含んでいる水滴を下に落とし、水分を落としていきます。

脱水は大きなバスタオルを2枚重ねて、その上にダウンジャケットを置き、バスタオルごと端からくるくる巻いて優しく水分を吸い取りましょう。

風通しのいい日陰干しで干す

羽毛に空気を入れるように形を整えてから干しましょう。
ハンガーに掛けてファスナーを外し、中の羽毛が偏ったり固まってしまっている箇所は丁寧にほぐしていきます。

羽毛が湿ったままの状態が長く続くとニオイの元となるので、晴れた日の風通しのいい日陰で干すのがオススメです。
また、ファスナーを閉じてハンガーに掛け、下からサーキュレーターで風を入れるのも効果的です。

乾いたら防水スプレーで汚れ防止

乾いたら防水スプレーをして汚れ防止対策をしておきましょう。

ダウン 洗濯

Rinenna公式YouTubeチャンネルで確認する

『自宅でできる!汚れがごっそり落ちるダウンジャケットの洗い方』を詳しくご紹介しています。
ぜひ動画もお洗濯の参考になさってくださいね。
使用しているお洗濯道具などもチェックしていただけるのでオススメです♪

ダウンジャケットをふわふわに仕上げるコツ

コインランドリーの乾燥機を利用します。

乾燥機にかける前に、必ずファスナーを留めておいてください。

大きめの乾燥機にかけることによって、干すだけの時よりも、よりふんわり仕上がるのでオススメです。

ご自宅に乾燥機をお持ちの方は、もちろんご自宅でもできますが、コインランドリーにあるような大きめの乾燥機の方がさらに仕上がりがふんわりします。
乾燥時間は乾燥機の機種やダウンジャケットの大きさによって異なりますので様子を見ながらお試しください。

どうしてもダウンジャケットを洗濯機で洗いたい場合

子どものダウンなどすぐ汚れてしまうので、いちいち手洗いなんてできない!ってママもいますよね。
洗濯表示で洗濯機可の表示があればラッキー!
子どものダウンジャケットは洗濯機のドライorおしゃれ着洗いのコース(水流が一番弱いコース)で洗うことができます。
汚れがひどい箇所は手洗い同様、部分洗いをしてください。特に、襟・袖口・ポケットまわりは汚れがつきやすいので、部分洗いが有効です。

そのあと形を整えて洗濯ネットへ入れるのですが、
ダウンジャケットは空気をたくさん含んでいるため、水に浮いてしまいます。
そんな時はバスタオルも一緒にネットに入れましょう。バスタオルを入れることで水に沈みます。

ご家庭でのダウンのお洗濯は自己責任

なるべく丁寧に優しく洗うことがポイント。気になるニオイなどスッキリ落ちますが、
ダウンジャケットのお洗濯はとても難しいので、自信がない場合は迷わずクリーニング屋さんにお願いしましょう。

 

【Rinennaシリーズ】

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つけおきメインの洗濯用洗剤
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3,980(税込)
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記事監修
平島 利恵
洗濯研究家
平島 利恵

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。

洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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