ワイシャツなど服が黄ばむ原因とは
衣替え前に、洗濯をしてしまっておいた衣類。
翌年出してみると、首元や袖、わきの下が黄ばんでしまっていた経験はありませんか?
また、ワイシャツについてしまった黄ばみも、お洗濯をしてもなかなか取れず困っていませんか?
頑固な黄ばみの原因は、身体から出る汗や皮脂の汚れです。
ワイシャツなどの衣類についている、汗や皮脂の汚れは目に見えないため、洗濯をすると綺麗に落ちたように感じます。
でも、汗に含まれるタンパク質汚れは水に溶けにくい性質のため、洗濯機にかけるだけでは落とし切ることができません。
落とし切れなかった皮脂汚れが蓄積し、時間の経過とともに酸化することで、黄ばみとして現れます。
更にホコリなどが付着すると黄ばみは黒ずみに変化してしまいます。
ワイシャツは生地が固くしっかりしているため、汗や皮膚との摩擦が起きやすく、それにより生地に皮脂汚れが付着し、時間の経過により酸化することで、黄ばみとなります。
毎回洗濯をしているはずなのに、黄ばみや黒ずみが発生するのは、洗濯の際にこの皮脂汚れ、特にタンパク質汚れをしっかりと落としきれていないことが原因です。
普段のお洗濯の中で皮脂汚れは落とすことができても、タンパク質汚れは分解しにくく、衣類に残留しがちです。
特にワイシャツなど白物衣類は、色柄モノよりこの蓄積汚れが目につきやすくなります。
この記事では、ワイシャツなどの洋服の黄ばみの落とし方と、黄ばみの予防法を解説します。
お気に入りの洋服をしっかりお手入れすることで、長くキレイに着続けけることができます。
ワイシャツなどの服についた黄ばみの落とし方5つ
すでに黄ばみとして目に見える汚れになってしまったワイシャツなどの服は、蓄積した皮脂の汚れを落とすスペシャルケアを行います。
Rinennaならもみ洗い不要で汚れを落とすことができますが、代替の洗剤を使いもみ洗いをする際は、衣類の繊維を傷めないよう、力加減に注意しましょう。
ブラシなどでゴシゴシこすると、繊維を傷めてします可能性があります。
しみ抜きの前には必ず洗濯表示を確認!
衣類表示に合わない洗濯をすると、色落ちや縮み、劣化の原因となるので注意が必要です。
桶にバツが書いてあるものは「家庭での洗濯不可」です。
クリーニング店で相談しましょう。
桶の中に手が入っているのは、「手洗い」の表示。
「デリケートコース」など、洗濯機洗い出来る機種もあるので、取扱説明書を確認します。
熱を加える前には、「桶マーク」の中の数字を確認します。
「30」の衣類には、お湯が使えません。
桶の下の線が多いほど、デリケートな衣類になります。
線が2本あるものは、もみ洗いは避け、手洗いをするのがベターです。
漂白剤が使えない衣類もあります。
レベル①軽い黄ばみには食器用洗剤
ご家庭にあるものの中で、油汚れに強い洗剤と言えば、台所用洗剤です。
軽い汚れであれば、食器用洗剤を使ってもみ洗いをすることで落とすことも可能です。
汚れが気になる場所に塗布し、もみ洗いをします。
力加減に注意し、洗剤の成分が衣類に残らないよう、しっかりすすぎましょう。
レベル②部分的な黄ばみ・濃い黄ばみは酸素系漂白剤+スチーム
汚れが濃い場合は、台所用洗剤に酸素系漂白剤と40℃ほどのお湯を混ぜたペーストを作り、塗布します。
その後、アイロンのスチームを加えることで、衣類に染み込んだ皮脂汚れを溶かし出します。
油まみれのお皿を洗うときに、お湯を使う方が汚れが良く落ちるのと同じように、皮脂の汚れも熱を加えることで繊維の奥に溜まった皮脂が落ちやすくなります。
レベル③セスキ炭酸ソーダも効果的!
界面活性剤不使用で、皮脂や血液汚れに強いのが、セスキ炭酸ソーダです。
黄ばみが気になる分にスプレーし、軽くもみ洗いをしてから洗濯機にかけます。
全体的な黄ばみ・黒ずみが気になるときは、水に溶かし、つけ置きをしましょう。
レベル④全体的な黄ばみには酸素系漂白剤に浸け置き
簡単に汚れを落とすなら、漂白剤でのつけ置きも効果があります。
40℃ほどのお湯に、酸素系漂白剤を溶かし、30分ほどつけ置き洗いした後、洗濯機にかけます。
部分的にひどい汚れがある場合は、液体洗剤を塗布し、もみあ洗いしてからつけお気をするのがが効果的です。
POINT 漂白剤と洗剤の違い 衣類の汚れを落とすイメージがある、漂白剤と洗剤では、メカニズムが異なります。 ■漂白剤 漂白剤のほうが汚れを落とす効果は高いものの、繊維への負担も大きくなります。 |
レベル⑤白い綿素材の服は重曹を使い煮洗い
よりマイルドに黄ばみを落としたい場合は、重曹を使った煮洗いも効果的です。
使わなくなった鍋に、重曹と衣類を入れ、煮洗いします。
煮洗いすることで、繊維の奥に染み込んだ皮脂が溶け出し、蓄積された嫌なニオイも解消します。
煮洗いの際は、洗濯表示を必ず確認し、やけどに注意ください。
リネンナを使えばワイシャツなどの服の黄ばみ落としは簡単
Rinennaは、身体から出る頑固な汚れにフォーカスし、お洗濯だけでは落としきれない汚れを、つけ置き洗いで「誰でも」「簡単に」落とせるよう、とことんこだわって開発した洗剤です。
たんぱく質分解酵素をふんだんに配合しており、汚れを衣類から浮かせて落とします。
そのため、漂白剤と比べ、衣類への負担が少ないのもメリットです。
時間や手間をかけずに、簡単に洗濯をしたい方は、是非お試しください。
もみ洗いや煮洗いなどの面倒な工程なしで、衣類の黄ばみ・ニオイを元からごっそり落とすことができます。
下記画像はユーザー様がお洗濯してくださった黄ばみ・黒ずみの気になるワイシャツです。きれいにワイシャツの黄ばみが落ちていますよね。
リネンナ#1を使ったワイシャツなどの黄ばみが気になるアイテムの洗い方は3Step!とても簡単です。
- 40~45℃ほどのお湯に、Rinenna#1をよく溶かします
- 黄ばみが気になる衣類を入れ、1~2時間つけ置き洗いします
- 洗浄液ごと洗濯機にいれ、洗濯をします(すすぎ2回以上)
ワイシャツの黄ばみの皮脂汚れはお湯でお洗濯
皮脂は40℃ほどで溶け出すため、皮脂汚れのお洗濯にはお湯をお使いいただくことをおすすめします。
(事前に洗濯表示をご覧ください。)初めての方にお試しいただきやすい、送料無料のトライアルパックもご用意しています。
Rinenna#1 トライアルパック | 600円 | ![]() |
Rinenna洗剤の洗浄力がUPするコツ
- 40~45℃のお湯を使い、洗浄力UP&皮脂を溶かし出す
- 汚れている面をしっかり洗浄液につける
- 汚れがひどい場合は、長時間のつけ置きが◎
更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。→ 正しく使って洗浄力UP!Rinenna洗剤の使い方
ワイシャツの黄ばみに加えてニオイも気になる場合はRinenna(リネンナ)#2
汚れの落とし方は分かっても、毎日ワイシャツをゴシゴシこすり洗いするのは大変ですよね。
そこでリネンナは、一般的な洗剤では落としにくいタンパク質汚れと、気になるニオイに働きかける洗剤を開発しました。
それが、Rinenna#2です。
皮脂汚れに強い、弱アルカリ性洗剤でタンパク質分解酵素を配合し、普通の洗濯洗剤では落としきれないタンパク質汚れにまで作用します。
漂白剤のように、汚れを壊すのではなく、「浮かせて」落とし、ゴシゴシこすり洗いをしないため、生地を傷めにくいも特徴です。
さらに、体臭・加齢臭などの嫌なニオイをごっそりと落とすよう、成分を配合しています。
ワイシャツの黄ばみ・ニオイにおススメ!Rinenna(リネンナ)#2の使い方
使い方は簡単!
[1]40~45℃のお湯にRinenna#2を溶かし、よく混ぜます。
[2]ワイシャツを洗浄液にしっかりとつけ、つけ置き洗いします。
[3]つけ置いた洗浄液ごと洗濯機にかけます。
頑固なワイシャツの黄ばみには、45℃ほどの熱いお湯をお使いいただくと酵素の働きが高まります。
また、つけ置きの時間が長いほど、汚れを落とす力が高まりますので、12時間以下で長時間のつけ置きがおすすめです。
全体の蓄積汚れにも作用し、蛍光漂白剤を配合しているので、洗濯後にはワントーン明るくなったように感じられるはずです。
Rinenna#2でお家で簡単に、クリーニングレベルのシミ抜きをしませんか?
ワイシャツの黄ばみ、つけ置き+温水洗いで皮脂汚れをごっそり落とす!
つけ置き洗いをした後、洗濯機で温水洗いをすることで、皮脂汚れをより効果的に落とすことができます。
温水洗い機能がない洗濯機でも、お湯取りホースを使うと、簡単に温水洗いができます。
黄ばみが出ている衣類だけでなく、汗をかいた後の予防にも温水洗いは有効です。
ワイシャツなどの服の黄ばみに漂白剤は効くのか
簡単に汚れを落としたいときには、漂白剤を使うのも有効です。
ただし、汚れを繊維から浮かせて落とす洗剤とは異なり、漂白剤は化学的に色素・汚れごと分解するため、汚れを落とす過程で繊維を傷めてしまうことがあります。
繊維の素材や汚れの程度に合わせ、使い分けが大切です。
※塩素系漂白剤は非常に強力な漂白力ですが、白物にしか使えません。
POINT 日焼け止めのシミに漂白剤は要注意! 日焼け止めがついた衣類も、時間の経過とともに変色をすることがあります。 |
手間なくワイシャツなどの服の黄ばみを落とす方法まとめ
ここまで、衣類の黄ばみを落とす6つの方法をご紹介しました。
|
ぜひ、参考にしてみてくださいね。衣類の素材や種類、汚れの程度に合わせてしみ抜きを行いましょう。
繊維の奥に蓄積した皮脂の汚れは、熱を加えることで、溶け出しやすくなります。
お湯を使うと洗剤の洗浄力もUPするため、しつこい皮脂汚れの洗濯には、お湯を使いましょう。
ワイシャツなどの服の黄ばみを予防する方法
3か月に1度、衣替えのタイミングで黄ばみがないかチェック
衣類の黄ばみは、皮脂汚れの洗い残しが原因で発生します。
黄ばみを予防するためには、洗濯の際に、皮脂汚れを残さず、しっかり洗うことが大切です。
特に、衣替えの前には、一度しっかり洗濯をし、衣類に汚れを残さないお手入れが欠かせません。
お気に入りの服を来年も綺麗に着るために、しっかりケアしましょう。
衣替え前のつけ置き洗い&温水洗い
白や淡い色の衣類や、お気に入りの衣類は、衣替え前につけ置き洗いをするのがおすすめです。
漂白剤を使ったつけ置き洗いは、衣類への負担も大きいため、目に見えるシミがない時は、アルカリ性洗剤やRinennaを使ったつけ置き洗いがおすすめです。
とはいっても、家族全員分の衣類をすべてつけ置き洗いするのは、大変な労力ですよね。
そんな時は、洗濯機で温水洗いをしましょう。
温水洗いすることで、皮脂の汚れが溶け出し、ニオイも汚れもスッキリ洗い上がります。
(簡単な温水洗いの方法は上でご紹介しています。)
洗濯前に部分洗いする
汗をかいた衣類はなるべく早く洗いましょう。
黄ばみやすい襟袖は、洗濯前に部分洗いしたり、液体洗剤を塗布してから洗濯機にかけるのもおすすめです。
ワイシャツなどの服の黄ばみは予防することもできる!
普段の洗濯方法を見直す
ワイシャツなどの服の黄ばみは皮脂汚れの蓄積が原因になるため、普段のお洗濯でなるべく皮脂を蓄積させない工夫が必要です。
ワイシャツなどの服の黄ばみ予防にはアルカリ性洗剤
夏の時期は特に、皮脂汚れに強いアルカリ性洗剤がおすすめです。
液体洗剤と比べ、粉洗剤の方が洗浄力が高くなります。
ただし、アルカリ性洗剤はウールなどの動物性繊維には使えません。
※中性洗剤は動物性繊維にも使えますが、その分汚れ落ちもマイルドになります。
衣類の詰め込みすぎに注意
洗濯機投入する衣類の量は、8割程にしましょう。
衣類を詰め込みすぎると、洗濯槽の中で衣類が回らず、しっかり洗うことができません。
洗濯物の量が多い時には、「高水位」に設定しましょう。
特に、少量の水で叩き洗いをするドラム式洗濯機の場合、汚れが気になる衣類をしっかり洗うには5割程の洗濯量がおすすめです。
すすぎ2回以上でしっかり汚れを落とす
衣類の汚れ・ニオイをしっかり落とすにあたり、すすぎは最も重要な工程と言っても過言ではありません。
洗濯槽の中で衣類は、汚れが溶け出した汚染水の中に浸かっています。
これを、しっかりすすぐことで、衣類に雑菌・皮脂・汚れを残さず、清潔に洗い上げることができます。
最近は、すすぎ0・1回でOKという洗剤もありますが、それを使っている場合でもすすぎは必ず2回以上しましょう。
衣類のニオイ・黒ずみに悩まれている方は、すすぎの回数を増やすだけで激的に改善することもあるんです!
湿気の多い保管場所に注意!
湿気の多い場所に衣類を保管すると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。
衣類を保管する際は、吸湿性の高い木製のチェストや気密性の高いプラスチックケースがおすすめです。
こまめに汗を拭く 汗をかいていたら着替える
当たり前のことですが、汗をかいたらなるべく早く着替えましょう。
また、衣類の汗染みを防ぐためには、肌着を着るのも大切です。
身体から出た汗を肌着が吸い取ることで、衣類への汗染みを防ぎます。
暑い時は、洋服に肌が直接触れないよう、しっかり肌着を身につけましょう。
汗をかいた衣類は、すぐに洗濯したほうが良いですが、すぐに洗えない時は、そのまま洗濯カゴに入れるのではなく、なるべく乾かすように干しましょう。
筆者紹介
洗濯研究家 平島 利恵
大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。