4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。
くしゃみや咳をした時、笑った時、走ったりジャンプなどの運動をした時、ご自身の意志とは関係なく尿漏れしてしまうことはありませんか?
尿漏れは、40歳を過ぎた女性に多く見られますが、産前・産後の女性も年齢に関わらずどなたにでも発症しやすい尿のトラブルです。
なかなか人に相談しづらい悩みですが、実は多くの女性が尿漏れに悩んでいます。
今回は、尿漏れが起こる原因と予防策、さらに布ナプキンを使った簡単で優しい尿漏れ対処法を紹介します。
産後の尿漏れトラブルが多いのはなぜ?
尿漏れは大きく2種類に分かれており、突然の尿意をコントロールできず、尿が漏れてしまうものは「切迫性尿失禁」と呼ばれます。
妊娠中、出産後の尿もれは珍しくない
妊娠中、後期になると多くの方が尿漏れを経験します。
妊娠後期は、子宮が大きくなり、周りの臓器を圧迫します。膀胱は特に子宮の下にあるため影響を受けやすく、尿漏れが起こります。
産後の尿漏れは、分娩時に骨盤底筋に大きな負担がかかったことが主な要因です。
分娩時は、子宮や膀胱を支えている骨盤底筋に大きな負担がかかるため、骨盤底筋が圧迫されたり、傷ついてしまうことがあります。
傷んだり緩んだ骨盤底筋では尿道を締める事ができず、尿漏れが起こります。
若い方やもともと筋肉量が多い方であっても、産後の尿漏れトラブルはつきものなのです。
POINT 骨盤底筋とは? 骨盤底筋(こつばんていきん)は、骨盤底部に位置する複数の筋肉群の総称です。主に恥骨と仙骨の間に位置し、骨盤内臓の支持や尿道・膀胱・直腸の機能をサポートする役割を果たしています。これらの筋肉は、骨盤底の深部に位置しており、体幹の安定性や下半身の動きを制御する重要な役割を果たしています。 |
産後も尿漏れが続く…原因は?
産後2ヶ月以上経っても尿漏れが続くのは、産骨盤底筋のゆるみが原因です。
産後の尿漏れは、骨盤底筋の回復により1~2ヶ月ほどで自然に治るケースも多くあります。
一方で、骨盤底筋のゆるみにより、加齢と共に尿漏れが再発してしまうケースも多くあります。
産後の尿漏れトラブルを改善するには?
産後の尿漏れトラブルを改善するためには、骨盤底筋トレーニングで骨盤底筋を鍛えましょう!
骨盤底筋トレーニングで効果を感じるようになるまでには、2~3ヶ月ほど続けることが大切です。
骨盤底筋トレーニングを習慣化すると、尿漏れの改善だけでなく、骨盤内の臓器(子宮、膀胱、直腸など)が通常の位置から脱出してしまう「骨盤臓器脱」の予防する効果も見込めます。
骨盤底筋トレーニングで効果を感じられず、尿漏れにお悩みの方は、専門医に相談すると安心です。
産後の尿漏れトラブルを改善するためのセルフケア
産後の尿漏れを改善するためには、骨盤底筋を回復させることが大切です。
骨盤底筋トレーニングは、会陰の痛みがおさまってから、無理なくはじめましょう。
産後の尿漏れトラブルを予防するための過ごし方
産後すぐの産褥期は無理をせず、横になるなどして安静にし、よく睡眠をとりましょう。
出産後の身体が、重い荷物を持てるまでに回復するには、6~8週間ほどかかります。この時期は、ご自身の身体の回復に努めましょう。
1ヶ月検診が終わり、会陰の傷みがやわらぎ、身体を動かせるようになった後、少しずつ骨盤底筋トレーニングを始めます。
産後の尿漏れ、すぐにガードルを履いた方が良いの??
最近は、産後すぐにガードルをつけると、骨盤底筋や靭帯に負担がかかると言われています。産後すぐは、きついガードルは使用せず、身体を休ませ、回復することに専念しましょう。
産後の尿漏れトラブル改善に!骨盤底筋トレーニング
産後の骨盤底筋トレーニングは、会陰の痛みが治まるころからスタートします。
このトレーニングは、産前・産後の方だけでなく、腹圧性尿失禁にお悩みの方にもおすすめです。
くしゃみや笑った時、運動時に、ご自身の意志とは関係なく尿漏れしてしまう方や、お風呂上がりの湯漏れが気になる方もトレーニングを始めましょう!
2~3ヶ月ほど続けることで効果を感じられるようになります。
「トレーニング」といっても、朝起きた時のベッドの上やTVを見ながらでも、簡単にできる運動なので、まずは隙間時間に始めてみましょう!
基本的なトレーニング
- 仰向けに寝て、足を肩幅に開き、両膝を軽く曲げて立て、からだをリラックスさせます。
- その姿勢のまま10秒、膣から水を吸い上げるイメージで締めます。
(このとき、お尻の穴を締めるイメージではなく、あくまで膣からというイメージをしてください。お尻の穴だけを締めると腰痛の原因になります。) - その後、からだをリラックスさせます。
- この動きを5回行ってください。
これを、毎日5セット行います。
※身体の力を抜き、リラックスしながら行いましょう。
座りながら行う方法
- 背筋を伸ばし、浅めに椅子に座ります。
- 脚を地面につけ、肩幅に開き、肩の力を抜きます。
- 「基本的なトレーニング」と同様に、締める→緩めるを5回ほど繰り返します。
※お腹に力が入らないよう、意識しましょう。
産後の尿漏れ、日々を快適に過ごしたいなら
尿漏れで下着が汚れてしまうと、外出先では特に不快感やニオイが気になりますよね。
尿漏れ対策として、紙ナプキンや尿漏れケアパッドを使われる方も多いと思いますが、私たちがおすすめしたいのは、肌に優しいRinennaの布ナプキンです。
Rinennaの布ナプキンは産後の尿漏れパッドにも使える
Rinennaの布ナプキンは、生理用としてだけでなく、産前・産後の尿漏れ対策や、40代以降の尿漏れパッドとしてもお使い頂けます。
Rinennaの布ナプキンの一番の特長は、つけ心地の良さです。
肌に触れる部分は赤ちゃんの布おむつにも使っている、ドビー織のコットンを使用し、デリケートゾーンをやさしく包みます。
布ナプキン内部には、消臭制菌加工されたバイオガード素材と透湿防水布を使用しているので、ムレを防ぎ、ショーツ中を快適な環境に保ちます。
布ナプキンには、温活の効果もあります。
寒い時に肌着を着るように、ショーツに布ナプキンをプラスすることで、身体を温めることができます。
熟練の職人が1枚1枚縫製する、こだわりの日本製布ナプキン
薄いのに漏れない「つけ心地の良さ」と「機能性」を追求するため、徳島県吉野川市にある縫製工場で熟練の職人により1枚1枚手縫いで縫製した、日本製布ナプキンです。
POINT 使うのが楽しみになるRinennaの布ナプキン
布ナプキンにしては珍しくスタイリッシュなデザインで、その日の気分や予定に合わせて、選ぶ楽しさがあります。 軽い日用・普通の日用・夜用それぞれのサイズをご用意しています。 |
つけごこちのいい布ナプキン トライアル |
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【同一サイズ おまとめ3枚セット】 |
産後の悪露の時にも使えるRinennaの布ナプキン
Rinennaの布ナプキンは、産褥用パットとして、産褥期の悪露にもお使い頂けます。
内部には、透湿防水布を使用し、何層もの生地を重ねることで経血をしっかりキャッチして漏らしません。
「産褥期に布ナプキン?」「洗濯が大変そう」という方は、Rinenna#1をお試しください。
Rinenna#1は、贅沢に配合したタンパク質分解酵素の働きで、赤ちゃんのウンチ・おしっこ汚れ、ミルク染み、吐き戻しだけでなく、ママの悪露の血液汚れまで、つけ置き洗いで落とすことができる洗剤です。
バケツに汚れた衣類や布ナプキンを入れ、つけ置きして洗濯機にかけるだけ。
もみ洗いの手間がかからないので、身体を休めたい産後のお洗濯にピッタリです。
POINT 赤ちゃんとママに優しいRinenna#1
Rinennaはもともと、布おむつ屋さんから始まりました。 贅沢に配合したタンパク質分解酵素の働きで、血液・尿・うんち・汗などの身体から出るタンパク質汚れ・ニオイをつけ置き洗いだけでごっそり落とします。 尿漏れのニオイや汚れが気になる下着や衣類も、スッキリ洗うことができるので、介護用として使われる方も多くいらっしゃいます。 もみ洗いの手間をなくせるRinennaは、忙しい方にこそ試していただきたいお助け洗剤です。出産祝いや内祝いとしても大変人気です。 |
Rinenna#1 |
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Rinenna#1トライアルパック |
まとめ
今回は、産後の女性に多い、尿漏れの原因と対処法を紹介しました。
尿漏れは、多くの女性が悩まされるトラブルです。
産後の尿漏れは、分娩時に骨盤底筋に負担がかかることが大きな要因です。
産後1~2ヶ月で自然と治まることもありますが、40代以降になり、加齢とともに再発することもあります。
尿漏れの改善には、骨盤底筋トレーニングが効果的です。
トレーニングといっても、コツをつかむと、寝起きの布団の中やTVを見ながら、ちょっとした隙間時間にできる運動なので、難しく考えずに習慣化してみましょう!
症状がひどい場合は、専門医に相談すると安心です。
産後や40代以降の尿漏れ対策には、肌に優しいRinennaの布ナプキンをぜひお試しください。