おうちでの制服の洗い方を徹底解説!ブレザー・ズボン・スカートもおうちクリーニング

おうちでの制服の洗い方を徹底解説!ブレザー・ズボン・スカートもおうちクリーニング

学生の制服は自宅で洗える?

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。
お子様の制服のお手入れはどうしていますか?

汚れが気になるけれど、型崩れが怖くて年に数回クリーニングをしているだけ、という方も多いのではないでしょうか。

実は、ブレザーや詰襟、セーラー服、スカート、ズボンなどの制服は自宅で簡単に洗濯することができるように作られています。

いつも清潔な制服を身につけさせてあげるためにも、月に一度は制服をお洗濯しましょう!

洗濯表示を確認しましょう

ご自宅で制服を洗う前に、まずは洗濯表示ラベルを確認します。
洗濯表示を見れば「洗濯機洗いが可能か」「手洗いが必要か」「クリーニング店に出さなくてはいけないか」が分かります。

 

ご自宅では洗えないもの

「桶の中に×があるもの」は、水洗い出来ないため、家庭で洗濯はできません
このマークがあるものは、クリーニング店で相談しましょう。

洗濯機で洗えるもの

桶の中に数字が書いてあるものは、洗濯機洗いが可能です。
桶の中の数字は、水温の上限を表します。これが30になっているものは、お湯の使用が不可です。

桶のマークの下の線が多いほど、デリケートな素材となるので、洗濯ネットに入れ、おしゃれ着コースで洗いましょう。

手洗いで洗えるもの

桶の中に手のマークがあるものは、手洗いが可能です。
最近の洗濯機には、この手洗いマークであっても洗濯できるコースがあります。ご自宅の洗濯機の説明書を確認してみましょう。

制服の洗濯方法

ご自宅で洗える制服の場合、月に一度を目安に洗濯しましょう!
Yシャツやブラウスは、着用のたびに洗濯をします。

洗濯しすぎると衣類が傷むと心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、汚れが蓄積してしまうと衣類に負担をかけなくては落とすことが出来なくなってしまいます。
制服の汚れは、軽い汚れの内に定期的にケアすることが大切です。汚れをしっかり落とし、制服をキレイに保ちましょう!

制服を洗濯する前の準備

制服を洗う前に、チェックと確認を忘れずに行いましょう。

  • ポケットの中身
    モノだけでなくゴミやホコリも払います。
  • シミや襟袖汚れの有無

    洗濯前に、シミ・汚れに中性洗剤を汚れに塗布し、優しく揉みます。
    (強くこすり過ぎると生地を傷めてしまいます)
    ※Yシャツ・ブラウスの襟袖の黄ばみ・黒ずみやニオイが気になる場合は、後で紹介するRinenna#1・#2でのつけ置き洗いがおすすめです

  • ほつれ、ボタンのゆるみ
    洗濯前に直します。

制服を洗うときの洗剤の選び方

衣類用の洗剤には大きく分けて、2つの液性があります。
上着(ブレザー・詰襟など)・スラックス・スカートは中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を、シャツ・ブラウスの黒ずみをしっかり落とすなら弱アルカリ性洗剤の使用がおすすめです。

※洗濯表示に、「中性洗剤を使用」と書かれている場合は、中性洗剤を使用します。

  • 中性洗剤(おしゃれ着洗剤)
    洗浄力は低いものの、色合いや風合いを保ちながら洗濯ができます。
    ウールなどの動物性繊維にも使用できます。
  • 弱アルカリ性洗剤
    皮脂・汗などの汚れに対する洗浄力が高く、綿、ナイロン、ポリエステルなどふだん着の衣類を洗濯するときに使います。

制服を洗濯機で洗う方法

制服の洗い方【洗濯機洗い・事前準備】

制服の種類に合わせ、洗濯前の準備をします

  • 上着(ブレザー・詰襟など)
    詰襟の場合はボタン・カラーを外し、ファスナーを閉めます。
    ブレザーはボタンを全て閉めます。シワ予防のため、上半身を横半分に折り、大きく畳み、洗濯ネットに入れます。
  • スラックス・スカート
    ホック・チャックをしっかり閉めます。
    シワ予防のため、スカートは半分に、スラックスは3つに折り、大きく畳み、洗濯ネットに入れます。
  • シャツ・ブラウス
    ボタンを全て閉め、汚れている面が表面に来るように畳み、洗濯ネットに入れます。
    襟袖など内側の汚れが酷い場合は、裏返してから畳みましょう。

制服を洗濯ネットに入れる際のコツ

  • 洗濯ネット1枚に、衣類も1枚だけ入れます
  • 汚れた箇所が洗濯ネットの表面に来るように畳みます
  • ネットとピッタリ同じ大きさになるよう畳みます
  • 小さくたたむと、シワの原因になります

    制服の洗い方【洗濯機洗い】

    1. 制服を大き目の洗濯ネットと同じ大きさに、大きく畳みます
    2. 上下別々に、1枚ずつ洗濯ネットに入れます
    3. 中性洗剤を使用し、おしゃれ着コースで洗濯機にかけます
    4. 風通しの良い日陰で干します

    制服を手洗いする方法

    型崩れが心配な時は、手洗いすると安心です。
    手洗いの際は、上から優しく押し洗いをしましょう。
    繊維同士を、ゴシゴシ擦り洗いしたりもみ洗いしたりすると、縮みや傷みの原因となるので注意しましょう。

    制服の洗い方【手洗い・事前準備】

    • 上着(ブレザー・詰襟など)
      詰襟の場合はボタン・カラーを外し、ファスナーを閉めます。
      ブレザーはボタンを全て閉めます。
      上半身を横半分に折り、大きく畳みます。
    • スラックス・スカート
      ホック・チャックをしっかり閉めます。
      シワ予防のため、スカートは半分に、スラックスは3つに折り、大きく畳みます。
    • シャツ・ブラウス
      ボタンを全て閉め、汚れている面が表面に来るように畳みます。襟袖など内側の汚れが酷い場合は、裏返してから畳みましょう。

          制服の洗い方【手洗い】

          1. 制服を大きく畳みます
          2. 桶や洗面台に30℃ほどのぬるま湯を張り、中性洗剤をよく溶かします
          3. 手の平全体を使って優しく押し洗いします
          4. 袖や裾など、汚れている場所は、手の平で握ったり離したりを繰り返します
          5. きれいな水に何度か入れ替え、よくすすぎます(泡が出なくなるまで)
          6. 洗濯ネットに入れ、30秒ほど脱水します
          7. 風通しの良い日陰で干します

          洗った制服の乾かし方

          洗濯後は、風通しの良い日陰でよく干しましょう。
          直射日光に当てると、色褪せする恐れがあります。

          ※制服は基本的にタンブラー乾燥できません。

          上着(ブレザー・詰襟など)

          厚みのあるハンガーにかけ、形を整えてから陰干しましょう。
          ニトリの「衣類が乾きやすいハンガー」は風の通り道を作れるので、乾きにくい制服が早く乾きます。

          スラックス・スカート

          風の通り道を作るよう、筒干しします。

          シャツ・ブラウス

          シワが気になる時は、手の平で叩いて伸ばしてから干しましょう。

          いつまでもきれいな制服を 毎日のお手入れで蓄積汚れを撃退!

          制服の洗濯頻度は月に一度です。
          型崩れや傷みを気にして、学期ごとにしかお手入れをしない方もいらっしゃるかもしれませんが、それでは汚れが蓄積し、より落としにくくなってしまいます。

          Yシャツやブラウスは着用ごとに洗濯をします。
          その際、ただ洗濯機にかけるのではなく、「前処理」を行うことで、汚れ落ちが格段に変わり、蓄積汚れも予防することができます。

          蓄積汚れは落ちにくい!蓄積させない洗濯の仕方

          襟袖が黒ずんだり黄ばんだりしたことはありませんか?
          皮膚が直接触れる、首元・袖口には皮脂汚れが付着し、蓄積します。

          皮脂汚れは、ついた時点では目に見えない汚れですが、洗濯で洗いきれなかった汚れが時間の経過とともに酸化し、黄ばみ・黒ずみとなり目に見えるシミとして浮き出てきます。

          洗濯機にかける前に、洗剤を塗布することで、蓄積汚れを予防しましょう!

          シャツ・体操服・給食着・靴下…黒ずむ前の毎日のケアが大切

          同じように、皮脂や汗の汚れが蓄積しやすい、体操着・給食着・靴下・下着は、定期的につけ置き洗いで蓄積汚れをしっかりリセットしましょう!

          Rinenna#1・Rinenna#2を使い、お湯でつけ置き洗いすることで、洗濯で落とし切ることができなかった頑固な皮脂・汗汚れをごっそり落とします。

           

           身体から出る皮脂・汗の汚れにはRinennaの洗剤 
          Rinenna#1 人由来の汚れやシミをもみ洗い無しで、つけ置きだけでゴッソリ落とす。
          血液汚れ・食べこぼし・汗ジミ・黄ばみに。
           
          Rinenna#2 蛍光剤配合で白物をより白く!
          白物Yシャツ・ブラウス・体操服・ユニフォームの洗濯に。
          大人のニオイ悩みにもフォーカス

          襟や袖の黒ずみ防止にはRinenna #ZEROの10倍希釈がコスパ&タイパ良し

          RINENNA Pro #ZEROは10倍に希釈し、前処理剤としてもお使い頂けます。

          前処理剤の作り方は簡単!
          100均などにあるボトルに、10gのZEROを入れ、100gの水で希釈するだけ。

          作り置きもできるので、洗濯前に必ず10倍希釈のZEROを塗布する習慣をつけましょう!

          制服の洗濯注意すべきポイント

          タンブラー乾燥はNG

          制服は基本的に乾燥機の使用は不可です。
          どうしても乾燥機を使用したい場合は、洗濯表示を確認してからにしましょう。

           

          消臭スプレーでは汚れは落ちない

          制服の汚れ・ニオイ防止に、消臭スプレーを活用される方もいらっしゃると思います。
          消臭・除菌を謳うスプレーであっても、制服についた汚れそのものをキレイに落とすことはできません。

          むしろ、汚れやニオイが気になった時に洗濯しておけば落ちた汚れが、そのまま蓄積されているため、より汚い状態になってしまうことも。

          一時的な臭い消しとして活用することはできますが、消臭スプレー=洗濯代わりにはならないので、汚れ・ニオイが気になるときはしっかり洗濯しましょう。

          制服のシミ抜きはRINENNA Pro #ZERO が便利

          シミはついてから洗濯までの時間が勝負です!
          目に見えるシミがついてしまった時には、RINENNA Pro #ZEROですぐにお手入れしましょう。

          RINENNA Pro #ZEROは、100種類以上の界面活性剤を配合した、超濃縮設計の中性洗剤(おしゃれ着洗剤)です。
          ポイントのシミ抜きとしても、制服全体洗い用のおしゃれ着洗剤としてもお使いいただけます。

          メイク汚れ、日焼け止め汚れ、食べこぼしの汚れなど、汚れがついてしまった時に塗布して洗濯機にかけるだけ。厄介な油由来の汚れをしっかり落とせるので、いざという時のお守りとして、1家に1本、常備しておくと安心です。

           シミの種類別 応急処置方法

          醤油・ソース・ジュース・ケチャップなど ブラシを使い、中性洗剤で優しく叩き洗い
          血液 中性洗剤を塗布し、少しおいてから優しくもみ洗い
          乾かし、はたいてから中性洗剤を塗布し優しくもみ洗い
          日焼け止め 中性洗剤を塗布し、もみ洗い

           

          制服にアイロンをかける場合は

          制服は、アイロンのかけ方によって仕上がりに差がでます。衣類に合わせ、正しくアイロンがけをしましょう。

          スチーム

          服より5~10cmアイロンを離した状態でアイロンがけします。

          • ブレザー・スラックスのシワ伸ばし
          • ウール素材の制服のシワ伸ばし
          • スラックス等の折り目をつけ
          • スカートのプリーツの復活

          ドライ

          霧吹きやスムーサー等で洋服を湿らせ、高温の熱でハリのあるシャキッとした風合いに仕上げます。

          • Yシャツ・ブラウス

            洗濯表示をチェック

            アイロンがけする前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。

            上着(ブレザー・詰襟など)

            詰襟の襟上部「パイピング」部分には、アイロンが当たらないように注意します。
            ※パイピング縫込みタイプのカラーの場合
            必ず低温(80~120℃)に設定し、「あて布」をしてアイロンがけします。

            スラックス・スカート

            中温(140~160℃)に設定し、「あて布」をしてアイロンがけします。
            (かけすぎると、テカリの原因になります。)

            スカートのプリーツは、洗濯バサミや平ゴムでアイロン台に固定し、ヒダを押さえるようにしたあと、「あて布」をしてスチームアイロンをかけると、きれいに仕上がります。

            シャツ・ブラウス

             基本は、細かいところから広いところへ順番にかけていきます。
            えり→肩→袖口→袖→身ごろの順です。

            シワが寄らないように、布地をしっかり伸ばしながらアイロンがけしましょう。

             アイロン後のシワを減らす3つのコツ
            1. アイロンがけをした後は、熱や湿気を抑えるため、しばらく干したままにします。
              (すぐ畳むとシワの原因となります)
            2. 洗濯時、正しくネットに入れることでシワを予防できます。
              (1枚のネットに、衣類は1枚、ネットとピッタリ同じ大きさに畳む)
            3. 脱水後はすぐに干しましょう。

             

            月に一度の洗濯で制服をもっとキレイに

            今回は、ご自宅で簡単にできる、制服の洗い方を解説しました。
            「洗うと型崩れする」「クリーニングに出さなくてはいけない」と思われがちな制服も、意外と簡単に、洗濯機で洗うことができます。

            着用したまま活動する時間の長い制服には、汚れが蓄積しがちです。
            特にYシャツ・ブラウスの襟袖、ブレザーの袖、スラックスの裾などは汚れが付着しやすいため、汚れが気になった時には早めにケアする習慣をつけましょう。

                

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