やっぱりタオルはふっかふかの方が気持ちがいいですよね。
でも洗濯をしているうちに、ゴワゴワしてしまいませんか? 今回は、ゴ ワゴワの原因と、ふわふわに戻すお洗濯方法をお伝えします。
ポイントはパイル立たせることです。
ふわふわ復活! タオルの洗い方と乾かし方
一般的にタオルに使われるパイル生地は、糸がループ状になっていています。このパイルが立っている状態だと、タオルがふわふわした肌ざわりになります。
タオルがごわごわになる原因
■洗濯物の詰め込みすぎ・水量不足
水量が足りないと、他の衣類やタオルとの摩擦が起き、パイルを傷つけてしまいます。そのためタオルは、十分な水量で洗濯をするのが理想的です。
■洗剤の残り
すすぎが不十分だと、洗濯をするたびに洗剤のすすぎ残しがパイルの隙間に蓄積し、パイルが立つのを邪魔してしまいます。■天日干しのしすぎ
長時間天日干しをすると、タオルが乾燥しすぎて生地が硬くなり、紫外線の影響でタオルの生地が傷んでしまいます。ニオイ予防のためには、短時間で乾かせる天日 干しは有効ですが、乾いたら早めに取り込むことが大切です。
どうしても長時間干さなくてはいけない時は、陰干しがおすすめです。
ふわふわが復活するお洗濯術 1:十分な水量でよく洗い、よくすすぐ
たっぷりの水で洗うことで、ふわふわ感を出すパイルがしっかりと洗われ、良い状態となります。
洗濯をする際は、洗濯機の8分目を目安に、詰め込みすぎに 注意しましょう。
洗濯物の量が多い時には、高水位でお洗濯するのもおすすめです。
また、汚れと洗剤をしっかりすすぐため、「すすぎ1回でOK」とい う洗剤をお使いの場合でも、必ず すすぎは2回以上行ってください。
柔軟剤の使用は控える
柔軟剤を使うと、タオルの生 地がコーティングされてしまい、それにより吸水力が失われてしまいます。拭いても吸水せず、何度も拭くことでタオルが摩耗し、生地の痛みにも繋がります。
どうしても柔軟剤でふわふわにしたい場合は、少なめの量を使用されることをおすすめします。
料理で使わなくなった古い鍋に水を張り、洗濯用洗剤を溶かして水にかけます。
沸騰したら弱火に変え、タオルを入れて煮洗いします。
これで繊維 が柔らかくなります。
(※ヤケドにご注意ください。
) 煮洗いが終わったらお湯を捨て、洗濯機ですすぎ・脱水をします。
ふわふわにする干し方
まずは、洗濯が終わったらすぐに洗濯機から出し、干すようにしましょう。脱水したまま放置すると、脱水でパイルが圧縮されたまま表面だけが乾いてしまい、元 に戾りにくくなってしまいます。
洗濯後のタオルは、パイルがつぶれているため、そのまま干してもパイルが立ち上がらず、ゴワゴワしてしまいます。
濡れた状態 でタオルを逆目に撫でてパイルを立たせておくと、乾いたときにふわふわになります。
(※撫でて抵抗がある方が逆目です) 枚数が多い時には、タオ ルの両端を持ち、勢いよく上下に振るのもおすすめです。
普段は4~5回、ゴワゴワが気になるときには、10回ほど振り、パイルを起こすようにしまし ょう。
また、乾燥機の使用もおすすめです。
乾燥させながら、空気をタオルの繊維に含ませることで簡単にふわふわにすることができます。
ガサガサになってしまったタオルを復活させ、ふっかふっかのふわふわタオルに仕上げてくださいね。