しかし、そういったウイルス対策をしていたとしても、1日中着ていたお洋服に、ばい菌やウイルスは付着しています。
では、ウイルスがついている可能性がある衣類は、どのように洗濯すればいいのでしょうか。
今回は、そんなウイルス除去に有効なお洗濯の仕方を、4児のママであり、洗濯研究家の平島利恵がご紹介いたします。
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ウイルスを取り除く洗濯の仕方
せっかく手洗いやうがいなどをして、ウイルスやばい菌がお家に入るのを防いでも、衣類についたばい菌やウイルスはそのままの可能性があります。衣類についたウイルスは、洗濯をすることでほとんど物理的に流れていきますので、お洗濯はウイルス対策におすすめです! まずは洗濯するご自身の体内にウイルスが入らないように気を付けながら、衣類のウイルスを除去していきましょう。
衣類を扱う時の重要なアイテム
感染性のあるウイルスや吐瀉物がついた衣類を扱う時は、必ずゴム手袋をつけましょう。ばい菌やウイルスがついた衣類をそのまま素手で触ると、感染してしまう恐れがあるので、ゴム手袋をして 直接素手で触らない事がとても大切です。
また、マスクをつけることでも体内にウイルスが入ることを防ぐことができます。
簡単3ステップのつけ置き洗い
ウイルスを除去するためにはつけ置き洗いが有効です。
ウイルスの付着が気になる衣類は、あらかじめつけ置き洗いをしてから洗濯機にかけましょう。
※すべてのウイルスを除去するわけではありません 今回は、身体からでる汚れにフォーカスして作られたつけおき専用の洗濯洗剤Rinenna#1を使ってつけ置き洗いをしていきます。
Rinenna#1は、タンパク質汚れを溶かし出す高い洗浄力を持つアルカリ性の洗濯洗剤です。
そのため、ウールやシルク、カシミヤなど動物性繊維を使用した衣類にはご使用いただけません。
つけ置き洗いをする前に、衣類の素材を確認してからご使用ください。
40℃のお湯でつけ置き液を作る
お湯(約40℃)を入れたバケツにRinenna#1をスプーン1杯入れてよくかき混ぜます。
ウイルス対策には40℃以上のお湯が有効です。
熱ければ熱い方がウイルスには有効なのですが、衣類の縮みや傷みの原因になるので注意してください。
また、やけどなどにも十分ご注意ください。
衣類をしっかり沈める
ゴム手袋をはめて、つけ置き液に衣類をしっかり沈めます。
そのまま30分から1時間ほど放置します。
もみ洗いをする必要はありません。
洗濯機にかける
衣類には触らずに、そのままバケツのつけ置き液ごと洗濯機の中へ入れます。
通常通り、洗濯機にかけて洗ってください。
洗濯機によるすすぎは必ず2回以上行い、しっかりと洗い流してください。
汚れた衣類を触ったゴム手袋も、しっかり洗剤や石鹸できれいに洗ってください! 簡単つけ置き3ステップで、衣類に付着したウイルスもキレイさっぱり取り除けます。
つけ置き洗いは、もみ洗いと違いほとんどウイルスに触れることがないのも安心ですね。
ウイルス対策のつけ置き洗いのポイント
ウイルス対策のお洗濯のポイントは、直接素手で触らないことです。前述したとおり、ゴム手袋をつけることがとても大切です。
また、素手でのもみ洗いは絶対しないでください。
「簡単つけ置き3ステップ」で清潔にしましょう。
※大部分のウイルスについては通常の手順で洗濯を行えば、衣服についたウイルスが物理的に流れていきますが、コロナウイルスに関してはまだ証明されていません。
つけ置きにおすすめのアイテム
今回ご紹介した洗濯方法で使用しているバケツは「オムニウッティバケツ」といって、とてもオシャレで便利なバケツです。収納ケースとしても使えますし、中身がごちゃごちゃしていてもフタをすれば見た目はスッキリ! オムニウッティバケツのカラーは選べる12色。
フタ付きなのでニオイも気になりません。
つけ置き用のお洗濯グッズとして、あると便利なアイテムです。
目に見えないウイルスに心配や不安もありますが、無理のない範囲で、できることを生活に取り入れていきましょう。
安全なウイルス対策のお洗濯の仕方を覚えていただいて、少しでもお役に立てればと思います。